こんなん観ました

DVDで観賞。

レザーフェイスの誕生秘話、そしてこのいかれたファミリーがどうやって殺人一家になったのかを見せるストーリーはいろんな『原点』に触れていて、この作品のファンにとっては興味深いものに仕上がっていると思う。

拷問シーンや殺戮シーンなども、食肉を捌くやり方を基本としているその方法は言うなれば実に『シンプル』『地味』なのに、大げさな仕掛けや派手なエフェクトのある凝ったホラー映画の何十倍も怖い。
言葉は通じるのに理解できない、理性はあるのに狂っている、そんな相手には声を限りにいくら泣き叫んで慈悲を乞うても無駄。
捕らえられただの『肉』や『皮』として処理されていくことの恐怖！！！

不運にも獲物にされる４人の若い男女、彼らに感情移入して観ることで、殺人一家の不気味さと異常さがより浮き彫りにされている。
これが狂った歴史の始まりという設定である以上、どう頑張ってもこの４人が生きて無事に脱出できるシナリオはないわけで……
待ち受けているのは悲惨な最期だけだと知りつつ、それでも「逃げて！　生きて！」と応援してしまう。

犠牲者の兄キャラが男前でけっこう萌えだった。
あと、バイカー脇役で『OZ』のビーチャーが出ていて思わず笑った。
勇ましく乗り込んだはいいけど、案の定食われちゃってるし……ｗ



マイ評価：★★★☆☆