こんなん観ました

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The Reaping

2008.07.20 Sunday | 映画作品 > ホラー

reaping(2007年)
家族を惨殺された自身の辛い過去の経験から、奇跡を一切信じず神への信仰心も失った大学教授キャサリン。超常現象や奇跡といわれる様々のケースを、科学的に解明してきた。
そんなある日、とある小さな田舎町で不可解な出来事が起きているという話が彼女の元へ。パートナーと共に早速調査に赴いたキャサリンは、そこで異様な現象を体験し、一人の謎めいた少女に出会った。
ヒラリー・スワンクがえらい若々しくて綺麗で驚いた。

旧約聖書の『十の災い』が次々に町とその人々を襲う。
私自身が聖書やキリスト教にほとんど馴染みがないせいか、そうした現象が不気味なもの・怖いものという認識はあまりないし、いろいろ起きる異変も「ふーん」程度で、どうにもストーリーに入り込みづらかった。
CGのイナゴがわさわさ沸いて飛びまくってるのはキモかったけど!
(でも佃煮にするとうまいんだよなぁイナゴ……)

信仰を否定しつつも、そんな自分が一番信仰にとらわれ翻弄されている、『娘を信仰に殺された母』としてのキャサリンの苦しみと葛藤。
そこに娘を思い出させるような少女が絡んできて……という展開は、なんというか読めてしまって盛り上がりに欠けた。ラストも嫌な後味と恐怖を残そうとしているんだろうけど、ありがちといえばありがちな終わり方でつまらない。
題材としては面白いのかもしれないけど、最初から最後まで物足りない印象。
不思議な雰囲気を醸し出す少女ローレン役の子がよかったくらいで、他に特筆すべき点のない残念な映画だった。



マイ評価:★☆☆☆☆
author : 四葉 | - | -