こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
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The Happening

2009.02.12 Thursday | 映画作品 > スリラー/ミステリー

happening(2008年)
それまで普通だった人々が、何かのきっかけで突然おかしくなり暴力的な異常行動に走るという部分は、スティーヴン・キング著の『Cell』を彷彿させた。キング作品の場合は暴力のベクトルが他者に向かっていたけど、この映画のようにそれが自己に向き次々自殺する人々というのも、うすら寒い感じと異常性をより強調していて新しい怖さがある。
M・ナイト・シャマランの手がけた作品だと他に『The Sixth Sense』や『Signs』、『Lady in the Water』なんかが有名で、どれも語り口や雰囲気に独特な味があると思う。この『The Happening』も系統的には似ていて、おもしろいことはおもしろいんだけどなんかこう微妙にがっかりで惜しい……という点もそれらと同じ。目の付け所やテーマは興味深いしストーリーの盛り上がりも途中まではいい感じ、なのに後半あたりから奇妙に失速、ラストを観終えたときに「……で?」みたいな物足りなさに近い後味が残る。
決してつまらなくはないのになんでだろう? そこが残念。


マイ評価:★★☆☆☆
author : 四葉 | - | -