Lars and the Real Girl
2009.11.11 Wednesday | 映画作品 > ドラマ
(2007年)
気立てはいいが物静かで引っ込み思案、人付き合い(特に女性とのスキンシップ)が大の苦手な青年ラース。年頃なのに浮いた話のひとつもなかったそんな彼がある晩、兄夫婦のもとへ「彼女を紹介したい」と満面の笑みで現れ…………
そして連れてきたのはなんと 空 気 嫁wwwww
いや、シリコン嫁かこの場合? まぁとにかく、『ラブドール』と呼ばれるその類の人形。ビアンカと名前までつけて親しげに語りかけるラースに、兄夫婦はもちろん揃って( ゚д゚)゚д゚)ポカーン
おおぉぉお弟がついに狂っちゃったよ!と、兄ちゃんパニくりながら涙目。
そらそうだろう、いきなりなんという展開www
現実ならここで、精神病院なり何なりに入れて終了というコースなんだろうけど。お人形相手の恋人ごっこでも、「ラースにとってはこれが現実」と、医者や兄夫婦のみならず、町ぐるみでそれに付き合っちゃうのがスゴイ。
ラブドールのビアンカを、皆が一人の普通の女性として(けっこう真剣に)扱う様子は滑稽だったりもするけれど、町の人たちのラースへの優しさ、ほっとかずに皆で何とかしてあげよう、という思いが温かくていい。不思議なことに人形のビアンカも、なんだかホンモノの人間っぽく見えてくる。
そうして周囲の人々の力を借りて見守られながら、ラースが自分にとって必要だったプロセスを乗り越えたラストでは、葬式シーンながらほのぼの・じんわりした。
マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -