こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
ネタバレも普通にあったりするのでご注意。
コメント・トラバは閉じてますので、管理人へのツッコミやご連絡などは
プロフィール欄のメールフォームからお願いします。
<< 28 Weeks Later | TOP | Bury My Heart at Wounded Knee >>

Invincible

2007.05.29 Tuesday | 映画作品 > ドラマ

Invincible
(2006年)
不況が続く1976年アメリカ、フィラデルフィア。
臨時教師のヴィンス・パパーリは、仲間と共にストリートでアメリカン・フットボールに興じるのが楽しみだった。
そんな彼も不況の余波を受け、臨時教師の職を失い、バイトを増やしながら日々の生活を繋いでいた。やがて妻が彼のもとを去り行き詰まる。
そんな時、NFLのイーグルスの公開オーディションが開かれ……
DVDで観賞。

実話に基づいた話。
苦境にあえぐ主人公がイッパツ逆転的に人生を変える、こういうサクセス・ストーリーってみんな好きだよね……なんて言いたくなるけど、そんな私も例に漏れず好きですこういうのw

臨時教師の職を失い、仕事はしがないバーテン。
愛想をつかした妻にも「あなたは何者にもなれない」と置手紙を残して捨てられ、残ったのはボロボロの家と電話代も払えないほどのギリギリ生活。
仲間にすすめられるまま、まぁどうせ失うものはもう何もないし……と、半ばヤケ気味にオーディションを受けたらなんと選ばれちゃった!

バーテンから一気にNFLプレイヤーへの道へ。
フットボールのプレイ経験なんてハイスクールと、それに仲間たちと時々やるゲーム程度なのに、そんな自分がプロでなんて通用するのか……
合格しても浮かれ騒がず、現実の厳しさを覚悟して地道に黙々とトレーニングに励むヴィンス。ほとんどのプレイヤーに比べ、スタートも遅ければ経験も足りない、そんな彼をチーム入りまでもっていったのは地元の友人たちの暖かい支え、それから妻の置手紙を読み返すことでよみがえる「なにくそ」という意地。
地味ながらも、静かな中に闘志を秘めた感じをマーク・ウォルバーグが好演。この人ほんといい役者さんになったなー。

漫画『アイシールド21』の影響でアメフト自体にも興味が出ている最中なので、ゲームシーンも面白く観ることができた。
とはいえ、ルールをよく知らなくてもたぶん大丈夫。
試合シーンよりももしかすると、仲間うちでの草アメフトシーンのほうが多いかもしれないしw
実際、泥んこアメフトの印象が強かったせいか、クライマックスとなる試合のほうのインパクトが少しばかり薄れていたような感じがして、そこはちょっと残念だった。

ディズニー作品ということで、いろんな意味で安心して楽しめる映画。
個人的にはもっとダーティだったりスラングばしばしだったりするのが好みだけど。
本編はもちろん、ラストに出てくるパパーリ本人のプレイ映像がまたいい。
3シーズンプレイして引退したそうだけど、地元の人たちには今も語られ愛され続けているプレイヤーなんだろうなと思う。

そういやヴィンスの親友を『OZ』のミゲール・アルバレズ役の俳優が演じていて、ここではすっかり気のいいあんちゃんになっててちょっと笑えたw



マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -