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そういえば

 もうすぐクリスマスだっけ、と今日気付いた。
 獣の里におけるクリスマスは、人里とはちょっと違っていますが。
(その詳細に関しては、「風物詩」の「収穫祭(クリスマス)」の項目をご覧下さい)

 でもイグ的には、人里のクリスマスはちょっと憧れです。
 だって人里のサンタクロースは赤い人だそうじゃありませんか。
 しかもその赤い人が無限にプレゼントを配るんだよ!すごいよ!

 うっとり。
 同じ赤いものとして、イグアナもそういう存在になりたいものです。


(中の人・注‥‥獣の認識は、色んな点でちょっと人間とはズレがあります)

ぎっくり

 ギックリ腰がギックリしています。やや痛い。
 とか言ったら「イグアナの腰ってどこ?」とか訊かれそうですが。

 そういえば中の人もよく猫を撫でながら「どこだ、どこまでが背骨でどこからがしっぽなのだ」とか訊く遊びをしていた。
(猫に「ここだよ!」とか答えられても困るだろうけど)
 多分生物学的には、首の骨が何個で、その先から何個までが背骨で、その先が尾骨で、的な区別があるんだろうなあ。

 でも何というか、どこまでが腹でどこから脇腹なのか、区切ろうとしてもその感覚は人それぞれの曖昧なものであるし。
 背中と腰と尻の境目はどこだ、とか考え始めるときりがないので、とりあえずここは腰だろうと(あるいは背中と腰の境目だろう、と)思われる辺りが痛いのです。うう。


御礼‥‥パチパチとコメント、ありがとうございます(^_^)/
 普通なんだ、練乳トーストΣ(◎O◎;)
 人里のまだ見ぬ風習に、獣達は騒然ですよ!
 イグは普段から砂糖ものはあんまり食べないのですが(※)、きっと甘党の獣は新たな文化を積極的に取り入れるに違いないです。心の叫びはしかと受け止めた!

(※あんこと並んで白砂糖が「苦手な甘いもの番付:イグアナ場所」の横綱なので‥‥だからメロンパンとか、砂糖がかかった系ドーナツも駄目。表面に白砂糖がじょりじょりしてるのが‥‥ううう‥‥<でも黒砂糖は割と好き。謎)

という訳で!

「ソリッドファイター完全版」の感想をば!
 多分うちに来る人で現物(文庫の打ち切り版含む)を読んでる人はいないだろうから、「読んでない人向け」にくどく書くですよ。

 舞台は多分、文庫版発行当時の1997年前後。
 具体的に言うと、バーチャ2とかのアーケード対戦格ゲーが盛り上がってた頃。
 あるいは、流石にリリースされて時間が経ってるのでマニアはそろそろ稼働バージョンを極め尽くし、バーチャ3どんなんだろうなー、と夢見てた辺り、のような雰囲気。

 作中のアーケード格ゲーはしかし、当時の現実の対戦システムからは大きく進化している。
 向かい合わせの対戦筐体でしか対人戦は出来ず、ゲーム単価が1コイン、ゲーム本体は基盤を筐体にセットして~というのは、作品世界での前バージョン「ソリッドファイター(バージョン8)」までの話。
 現在は新システム「ヴァルカン」対応になった「アルティメット・ソリッド」、通称U・Sが主流。
 USは、プログラムを焼いた基盤というものが存在しない。
 本社のチェッカーがリアルタイムでオンラインプレイヤーの状況をモニタし、バグが発見されたらその部分のデータを修正。
 凶悪即死コンボが発見されて不当に勝率を上げてきたら、バランスを調整してコンボが繋がらないようにする。
 あるいは、普通にやり込むに従って特定のキャラが有利になってきた時なども、それを均すべく調整する。
 そうして刻々とゲームは調整され、毎週ゲーセンのサーバに修正版プログラムがアップデート配信される、というシステム。

 課金もコイン単位ではなく、プリペイド/チャージ式のポイント制カードに。
 ログイン時の課金はコイン時代と同じだが、ゲームに勝てばボーナスポイントが貰えたりする。ので、同じ金額をチャージしても、ゲームが上手ければ少々長く遊べるようになっている。
 その上、US専用カード(ヴァルカンシステム汎用よりちょっと高い)を購入すれば、自宅のPCと市販の改造アプリ・データで使用キャラの外観や性能、技のアクションを好きなようにカスタム出来る。
 例えると、オンラインRPGのキャラをヤフーのアバターみたいに作り替えられる感じっぽい。<オンラインゲーをやらないので、この例えが適切かどうかは曖昧だが。

 で、主人公は、前バージョン時代からこのゲームに血道を上げる高校生・増田研二。通称スダケン。
(ネーミングの元は多分ストIIのケン・マスターズ。<でもキャラ描写は「メガネトカゲ」とか言われる爬虫類顔のややチビゲーオタ)
 他にも、学校の怪しい先生・岳神隆子/通称タケちゃん(名前は多分ストIIのリュウから)とか、オヤジ顔の空手家クラスメイト・溝口(多分ファイターズヒストリーの溝口)とか、US開発者の結城晶一とか鈴本部長とか、キャラは全員格ゲーキャラ&開発関係者のもじり。
 スダケンはヴァルカンとUSを開発した有名ゲーム会社「SEPCOM」(セガ+カプコンらしい)の地元・虹田市在住なので、縁あってUSのバグチェックのバイトなんかもしている、ある意味「会社の中の人」の末端でもある。

 それで、会社の人とのゲームを巡る大人の都合vsいちゲーマーとしてのあれこれとか、
 理由無き犬猿の仲だった溝口との揉め事や、
 年の離れた溝口妹(7歳)が迷子になってるのを助けた縁で何となく歩み寄ったり、
 ゲーセンで会うヤンキーヌルゲーマー・トオル君とのリアルファイトとか、
 怪しき体育会系女教師(でも国語の先生)タケちゃんが、実はすんごい武道の継承者らしかったりとか、
 タケちゃんのモーションをキャプチャしてUSに持ち込んだら、あまりに高性能でさあ大変!とか、
 学園の憧れのお嬢様・春日井麗子サマが、実は相当に気の強いガサツ女だったとか、
 なおかつ実は凄腕ゲーマーで、その筋では有名な「虹田兄貴」であったとか(有名プレイヤーは地名もしくはプレイスタイル+使用キャラ名で呼ばれたりする)、
 US完成と同時に亡くなった、天才プログラマー影山の残したとんでもない代物とは!
 とか―――

 ソリッドは、そんなこんなな要素を大丈夫かってほど詰め込んだ、学園青春ドタバタコメディ格ゲー小説、なのである。
 案の定、詰め込みすぎて第一巻が全くの導入部だったせいか、売り上げ不振で打ち切られてしまったのであるが。

 ともかくそんな感じなので、当時のアーケード格ゲーの知識がある人間が読むと、ネーミングの巧みさや、ゲーム関係の「すんごい解ってる」感じで「あーそうそう!そうだったなー!」な描写に終始笑いが止まらない。
(何しろ古橋はカプコンでバイオとかのゲーム作ってた本物の「中の人」なので、そりゃあもう詳しい。どこまでがフィクションでどこまでが事実なのか、ただのヘボユーザーだった自分には全く解らないくらいリアル)

 USのゲームイメージ自体は、かなーりバーチャ2+スト3/4っぽい。
 デフォルトキャラの「TYPE1・武闘家(通称兄貴)」なんかはアキラなのかリュウなのか、って感じ。
(他にも姉御とかスモウとかロリとか体操とかがいる<何か色々と心当たるよね)
 見た目のイメージのみならず、バーチャ好きだった人なら解るであろう「キャラ操作時の一体感」が、USの描写ではものすごくリアルに再現されている。それはもう感動的なほどに。
 榊は各ゲーは好きだけどド下手、ヌルゲーマーですらないほぼ素人だったのだが、それでもバーチャ2が今までのゲームとは「何か違う」っていう妙な手応えがあったのは確かだった。本物のゲーマーの人なら、その感覚はもっと如実だっただろうと思う。
 あの時代の「この先ゲームってどう進化するんだろう」というワクワク感たるや!

 現実には、その後出たバーチャ3が、技術的にはすごい進化して見た目もリアルになったにも関わらず、何がどうとも言えない「あー‥‥」って感じでガッカリ感漂ったし、2DのKOFはビジュアル・設定がどんどん萌えオタ向けになっていくにも関わらず、ゲームとしては難易度を上げ続け、一部のマニアでないとついて行けない状態になり―――
 というのが重なって、格ゲー全体が急速に盛り下がった感があったのだが。<実際榊はその辺でゲーセン自体から離れてしまった。まあ歳だったのもあるが。

 ソリッド作中のUSは、巷では廃れる様子もなく盛り上がり続けているものの、制作会社はUSを終わらせ、次のゲームを計画中であるということが明らかになる。
 だがUSを深く愛するプレイヤー・スダケンはそれに納得がいかない。刻々と修正されるデータ配信式のUSは、クリアされたら終わり、のゲームではなく、もっと何か先があるはずだ、という期待を抱かせる何かがあったからだ。
 そしてUS完成と共に夭折したプログラマー影山も、同じことを考えていた。
 会社としては「一生遊べるゲーム」など作ったら儲けにならない。だから場つなぎのゲームを作れと上に命令されたにも関わらず、影山は死ぬ前に恐るべきプログラムをUSに仕込んでいた。
 会社の思惑/大人の事情、それを割り切れないでいたUS開発者・結城の苦悩と、スダケンのゲーマーとしての意地が激突し、天才・影山の予知とも言えるプログラムが発動する時、USを取り巻く人々の運命は大きく動くことになる―――

 という、文庫未刊の3巻目に当たる山場のシーンには本気で鳥肌が立った。
 何というか―――
 あの時ガクーっと盛り下がったバーチャ3。
 2の時にプレイヤーが夢見た3というか、見たかった世界というか、こうなって欲しかったというファンの希望みたいなものが叶うことが約束された世界。
 正にそれが「ソリッドファイター」完結編の中にあったのである。

 勿論、作中のゲームプレイ時の描写も素晴らしい。
 レバーを回し、コンパネを叩く時の異常なまでのシンクロ感。
 あの感覚は何だったのか/バーチャハイってやつのリアルな再現。
 当時の達人の感覚ってのは正にこれだったに違いない、と素人にすら思わせる不可思議な手応えと臨場感。
 普通に作家として「古橋上手ええーーー!」というだけでなく、「解る、解るよ‥‥!」としか言えないこの感じ。
「見てきたような嘘をつき」ってのが小説家の本領だが、

「この人本当に見たんだろうなあ」



 そんな感じで、「ソリッドファイター」完結編、超面白かったです。そして切なく懐かしかった。
 こんな名作を打ち切った電撃は大失策だったな!と思うと同時に、11年も経って今出してくれたのは一体何があったんだ。でもありがとう電撃!って感じです。
 これが本屋で売ってない(限定グッズ扱い)ってのは心底勿体ないと思う。
 電撃フェアは終わってるはずだけど、もしアニメイトで残ってるのを見かけたら、是非入手して読んでもらいたい名作です。
 四六版・全700P(文庫三冊分)で1890円という、英和辞書みたいな分厚い本だけどな!(笑)

中の人日記・メガテンと矢車さんとソリッドファイター編

 散々語り倒しているが、しばらくハマっている「ライドウ対アバドン王」は、悪魔と闘うのみならず、話したり仲間にしたり出来るゲームだ。
 悪魔の口調は、「オレサマ オマエ マルカジリ!」系の獣や、「ほえほえ、こんなところで何しとるんぢゃ」とか言うおじいちゃん系、「わちきに何の御用でありんすか」なんて言う花魁系、「うぉまえは白樺派かぁぁ!ドストエフスキーとかキライーとかどっちだぁぁぁ!!」とかいうマッド系などがいる。

 そのマッド系が、戦闘中に命乞いする(と見せかけて隙を突く)時のセリフで「き、窮鼠猫を噛む‥‥キュウソ?‥‥旧ソって何だぁぁぁ!!!!」というのがあるのだが。
 ここしばらくの榊は、冬コミ落ちたもんだから、「あー小説書くのめんどくせー」とベルフェゴール(※)のように呟きつつ、「モチベーション上がらねー」「むしろモチ下がりまくり」「餅下がる‥‥」「‥‥餅って何だぁぁぁ!」などと、一人マッドごっこをしています。
 バカです。
 ふはははははははh

 ‥‥ハァ。
 どうせ俺なんか‥‥

 思わず矢車さんリターンズ。

(※ベルフェゴール‥‥帝都に無気力病を広めつつ、「あー闘うのめんどくせー」とか口走る中ボス悪魔)



 ‥‥とか、上の日記をテキストに下書きした時点ではちょっと荒んでいたのだが。

 本日、通販申し込んでた「ソリッドファイター」が届いた!
 読んだ!
 オレサマ イキナリ 元気出タ! 本! 本! アオーン!!

 とか、思わず獣系悪魔になってしまうくらい、脳内で何かが分泌されたよ!
 結論から言うと超面白かった!!!!

 という訳で、数日しても正気に返らなかったら感想書きます!<普通逆だが。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 この幸せを是非お裾分けしたい!

食文化ギャップ

 先日、デザートが苺だった時のこと。
 一個つまんでみたらちょっと酸っぱかったので、練乳でもかけようと思い立ちまして。
 冷蔵庫からチューブを取り出し、ふとパッケージを見たところ。
 チューブ上部の、季節で時々変わるデザインイラスト部分に、惹句が一言。

『食パンに!』

 ‥‥え?
 食パンに練乳?!
 前に見た時はこれ、イチゴのイラストに「フルーツに!」とか書いてあった気がする。うろ覚えだけど。
 それが何故今食パンに。

 いや、決して不味くはないだろうけど、しかし。
 練乳を食パンに、というのは、ちょっとイグ的に異文化でした。
 例えると、あんこのパッケージに「お餅に!お汁粉に!」じゃなく「炊きたてごはんに!」って書いてある感じというか!
(おはぎ・ぼた餅という、米と餡で作る甘味は存在するが、茶碗のごはんにあんこ、は普通ないだろう!という)

 これ、練乳の製造会社で新しい惹句を決めようとか会議してて、誰かが
「俺、食パンにつけてますよ!美味しいですよ!」とか言いだし、
「いやしかしそれは消費者的にどうなのか」とか、
「そうですよメタボ対策ブームのこのご時世にそういう使い方はどうかと」とか、
「売り上げを伸ばしたくないんですか!」とか、
「売れたら今度は逆に脱メタボ・低脂肪練乳とかを発売するという手も‥‥」なんて迷走や激論の末、
「では意見の統一を見ましたので、今回の惹句は『食パンに!』と決定いたします」
 なーんて感じで重々しく決定されたのかなあ、と思うとおかしさ倍増ですよ。

 すごい些細なことなんだけど、激しく気になった一言でした‥‥

 あ、ギャップつながりで一言主張を。
 獣の里においては、ところてんには酢醤油ですよ。
(黒蜜とかきな粉とかカルピスかけるよ、という地域の人には悪いけど、あれはくずきりと間違って甘くしたのがそのまんま定着したんじゃないだろうか、と思っている)


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 このパチパチは「座布団積み上げ(&転がり落ち)‥‥この道はいつか来た道!」という賛同のパチでしょうか!<多分違う。
 でもあれは人間の皆様にも是非ご参加頂きたい競技のひとつです。いつか獣の里に移住して、運動会に参加してみませんか!

中の人日記・考慮中編

 とあるサーチに登録しようかどうか考え中ですよ。

 そこは随分昔からある、かなり老舗のサンデー系専門サーチ。
 なのだが、しばらく前まで管理人が不在だったのか何なのか、いつ見てもものっすごいエロスパム登録で埋め尽くされていて、とても利用する気になれなかったんだよなあ。

 しかし最近見てみたら、どうも今年辺りからちゃんと管理されてるようで。
 それで登録してみようかなあ、と思ったのだが、しかし。
 せっかくサーチが活動を始めた今は、逆にこっちが冬コミ落選で気力ゲージ急降下・開店休業中の状態という‥‥
 しばらく動く予定もないのにサーチ登録って、検索して見に来た人には割とがっかりだよなあ、とか考えると、ちょっと登録に二の足踏んでる状態でして。
 どうしたもんかのう。
 中の人ちょっと苦悩中。

中の人日記・作戦終了編

 電撃フェアで発行された、古橋秀之の「ソリッドファイター 完全版」の振替用紙が届いた!
 ので、速攻振り込み手続きしてきた!

(※まず電撃の雑誌を購入→そこについてる通販申込用紙を切り取り、目当ての商品を記入して郵送→その商品分の金額が記載された振り込み用紙が郵送されてくる→入金→商品が届く、というしちめんどくさい仕様)

 本そのものは1800円。
 でも電撃の雑誌が700いくらで、それを80円で郵送。
 振り込み用紙が届くと、本代+送料+手数料なので2300いくらとかになっていて。
 そんで振り込み手数料が120円とか。
(ATMだと80円だけど、受領書が感熱紙プリントなのが嫌で窓口振り込み派)

 めんどい。あまりにも無駄金が多い。電撃の雑誌、久々に読んだら超つまんなかった。
 でもソリッドのためなのでしょうがない。
 だって幻の未刊作品だから。
 電撃イベントのグッズ扱いで出たこと自体が奇跡の本だから。
 それに何と言っても、榊は古橋作品に飢えている。
 しかも昨今のちょっと丸くなった古橋でなく、デビュー直後のぶっとんだ古橋テイストに飢えているのだ!

「釈尊500人分相当の仏舎利」とか、さらっと書いてあったり!<聖人が大量生産されてるってどんなだ。
 連続殺人犯が「ある少女の心(ハート)に触れて」神父となり、神に仕える身となった、とか書いてあり、読み進むとそれが「殺した少女の心臓を素手で掴み出した」って意味だったりとか!
「人食い仲間」に「カニパル」ってルビが振ってあるところとか!

 そういうの! そういうのが読みたいのだ俺は!!
 いや、ソリッドは至極平和な作品なんだけどね、古橋作品にしては。
(まだアーケードの格ゲーが熱かった時代の、ゲーマー高校生のお話)

(ちなみに古橋はデビュー直後まで、カプコンで開発やってたらしい)
(それ聞いて「バイオハザード」一作目・SS移植版の特典本を見返してみたら、見覚えのある絵柄※のラフイラストに「古」ってサインが入ってた)
(※以前は公式サイトの日記によくイラストを載せたりしていた。小説家だが元々開発者なので、プログラムも打てるし設定画なんかも描けるらしい。多才だ)

 ともあれ必要額を振り込んだ!
 あとは届くのを待つだけだ!
 早く読みたいぞ!

 中の人どきどき。

ない

 26日に、更新ネタの「獣姿専門店」のメモを整理してて気付いたのですが。
 そういえば、イグアナ団(及び他の爬虫類種族)には、専門店がないという。

 ‥‥何で無いんだっけ?
 と思って考えてみたところ、

・変温動物なので、獣姿で寒冷期の里を出歩くと寒い。

 という大前提があったのでした。

 レッドを初めとするイグアナ団の皆さんは、第三段階の人姿か、第二段階である直立二足歩行獣姿に着衣、で出歩くことが多いです。
 真夏でもない限り、裸体である完全獣姿で出歩くことはあんまりありません。
 何故なら寒いから。
 用があって専門店に入ろうとする場合は、人姿で出掛けて、店の前で獣姿に戻って衣服を預けて、ということになると思われますが、それはやっぱり面倒だし。

 これが犬団とか馬団とか、寒冷気候を気にせず獣姿で屋外を駆け回るような種族なら、ふらっと店に入って「あー喉渇いた。飼い葉馬盛りと桶水一杯くれ!」という需要があるのも解るんだけど、爬虫類はそもそも寒い中駆け回らないもんだから‥‥。
 余談ですが、イグアナ団管轄の「ドリア絵図管理事務所」(里の公営ネカフェ)には、寒さに弱い種族用に「こたつ席」があるし。<冬場のみ。

 そんな訳で、激しくインドアなイグアナ団には「外で」「獣姿で」集うための店とか需要がないのだった。
 強いて言えば、ドリア絵図管理事務所が職場であると同時に集い場でもある訳で。<ある意味横着。
 何だかなあ。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 ノクターンの孤独と里の寒さに耐える励みにいたしますですよ。

中の人日記・ボルテクス界の孤独編

 ライドウとメガテンIII(ノクターンマニクロ)の話ですよ。

 ライドウが二週目で、プレイにちょっと余裕があるのをいいことに、並行してマニクロを始めてみたのだが。
 なんというか、ノクターンは孤独だ。

 ライドウは、大正二十年の帝都が舞台だ。
 時々異界化されたり、行く先々に悪魔がいたりするが、基本的に人間の世界だ。
 街角に佇むいつもの人やお店の人等、あちこちに顔見知りの人間がいる。
 遠出した村の隠れた因習とか、横溝正史の世界的鬱ネタはあるけど、個人個人は大概いい人だ。おばちゃんもオッサンもヤクザもオカマも女学生も、みんなライドウが大好きらしい。
 悪魔ですら、ライドウにはかなり好意的だ。
 行く先々でサマナーすげー!と言われ、女性悪魔にはモテモテ、男性悪魔にも一目置かれたりしている。
 閣下(ルシファー様)も、妙にライドウには親切だ。
 あれやこれやお言葉をくれたり、別件以来で鍛えてくれたりアイテムをくれたり、人姿の閣下に擬態する(※)のを見て見ぬふりをしてくれちゃったりもする。しまいにゃ仲魔になってくれたりもするし(カオスでクリア後・二週目以降限定)。
(※‥‥閣下のふりをして話し掛けると、畏まった悪魔が大金をくれる。そんなんを見逃してるってどれほど好意的なのかと)

 なのにノクターンの主人公(人修羅)は孤独だ。
 世界がボルテクス化する前から、友達はなーんかヤな奴らだ。お前ら全然友達じゃねえだろ!と言いたくなる言動が多々見受けられる。
「うら若き憧れの美人女教師」ポジションらしい学校の先生は、しかしデンパだ。こんな世界は一度壊して作り直すべき!というカルト教団の幹部に賛同して、その計画に一枚噛んだりしている。
 ボルテクス化の後、世界はその連中以外の人間はいなくなり、行けども行けども悪魔しかいない。
 人修羅は閣下の気まぐれで半悪魔化されちゃったものの、一応人間なせいか悪魔達の反応は割と冷たい。仲魔交渉もライドウに比べると面倒だし、戦闘になる確率高いし、ほんと闘うしかやることがない。
 閣下の扱いも、心なしかライドウより冷たい。手駒としてもあんまり期待されてないというか、もし上手いこと強い悪魔に仕上がったらラッキー、くらいで、最初にマガタマ一個飲まされて悪魔化される以外、ロクに構ってもくれない。時々現れても、お付きのばーちゃんが「なんとか生き延びているようですね。無様な死に様を晒して、ぼっちゃま(閣下子供体)をがっかりさせぬよう」的なことを言われるだけ。

 そんなこんなで、人間や悪魔との交流がともかく楽しかったライドウの後にノクターンをプレイすると、人修羅があまりに孤独でなんか鬱になる。
 人修羅はきっと「ねえ何でアンタはあんなに優遇されてんの?」とライドウを問い詰めてみたいに違いない。
 くっきり鮮やかできらびやかな、浮世絵の如きライドウの画面(配色)と、うす青白い紗のかかったような、茫漠としたノクターンの画面は、それぞれの世界観をほんとによく表現しているなあ、としみじみ思った。

 そんな状況なので、マニクロは今後ゲストキャラのライドウが出てくるのだけが楽しみです。いや、ノクターンはマニクロ以前にも無印版・マニアクス版と何周もしすぎて(※)、いい加減やり飽きてるのもあるんで‥‥
 あの荒涼とした孤独な世界で、早く人間と黒猫に会いたいものです。


※無印版‥‥エンディングはヨスガ・ムスビ・シジマのコトワリエンド3つと、コトワリ全否定世界再生エンド(通称先生エンド)・全否定世界そのままエンド(通称ぼっちゃまエンド)の合わせて5種類。
 マニアクス版‥‥上記5種類+新ルートのアマラエンドの6種類。
 ‥‥全版フル周回した訳じゃないとはいえ、どんな面白いゲームでも流石に飽きる。

中の人日記・山積み編

 父方の親戚から大量のりんごを頂いた!
 どのくらい大量かというと、木箱ひとつと段ボール箱ひとつ分。
 木箱は返すので、中身を開けて床に並べていったら、全部で78個もあった。
 その前にも、近所の地主さんからレジ袋(しかも最大サイズ)いっぱいのりんごを頂いたので、合わせるとものすごい大量ですよ!
 ちょっと前には母方の親戚から、やっぱり大量の柿を頂いたし。
 これは数は数えていないのだが、バケツ一杯くらいある。

 何というかこう、マイホームイズ果物畑な感じ。
 フルーツ酒池肉林!と喜びつつも、食べきれるんだろうか、これ。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 大パチも小パチもありがたく頂いております。嬉しいなあ!