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ノッカー【のっかあ】
種 族:精霊
レベル:D
得意技:道具攻撃、全身コキ、道に迷わせる/おもちゃ、集団
人間のお手伝いをする小人妖精。特に鉱山に生息し、人間に鉱脈を教えてくれるなど、親切な妖精さんである。ノッカーたちはめったに姿を見せない。人間に見られるのを極端に嫌うためである。また、ノッカーの気まぐれで、道に迷った人間を出口に導いたり、はたまた逆に余計迷わせたりするという。
女のノッカーも、やはりこの世界で敵として登場する。特に初期の、山ステージなどに多く棲んでいるらしい。しかし、彼女たちが冒険者にエンカウントする確率はきわめて低い。それは、彼女たちが人知れず活動することを好み、めったに人間に姿を見せないからである。エンカウントするとすれば、彼女たちから襲うというのではなく、偶然か故意か、冒険者の側から彼女たちの姿を見つけてしまったときだけである。
ノッカーたちはシャイな性格なので、冒険者が近づくと隠れてしまうが、そこを追いかけたりあるいは偶然のいたずらで出会ってしまったりすると、彼女たちはえっちないたずらを冒険者に仕掛けてくる。それがSBの世界ならではの報復手段だからである。ノッカーたちは絶えず集団で働いており、その姿を見られるということは全員見つかるということ、したがって報復のえっち攻撃も集団戦となる。
道具商に売って純金と交換してもらうために大量生産している大人のおもちゃが、さしあたってのノッカーたちの武器である。じつにさまざまな、アイデアを凝らした道具が冒険者に一斉に襲い掛かる。電動オナホール、アナルバイブはもちろんのこと、自動乳首ナメ機、幻覚発生装置、PVスタンガンなど、奇抜な商品がてんこ盛りだ。
さらに、トドメはスベスベぷるぷるのノッカーたちの肉体だ。集団で冒険者の股間にまとわりついて、全身でしごき上げ、おもちゃでしこたま削られた精力の最後の残りを、ふにふにした小さな女体が容赦なく奪い去るというわけだ。彼女たちの人数も少なくないので、集団攻撃に移られると、冒険者の股間はスベスベの小さな肌で完全に埋め尽くされてしまうだろう。
しかし、ノッカーたちの恐ろしいところは、直接の戦闘よりはむしろ、冒険者を道に迷わせることであろう。彼女たちは鉱山などで特に迷いやすい迷宮ステージにいて、人間に見つかりたくない一心で、出口へと導こうとする。が、厄介なことに彼女たちが指し示す出口とは、冒険者がやってきた「入口」なのである。したがって冒険者は戻ろうとしない。仕方なくノッカーたちは、もうひとつの道しるべを示し、冒険者を迷路の奥にいざなって、余計に迷わせてしまうのである。
美しい音楽や音で冒険者の気を引くほか、立て札や光明、場合によっては洞窟の奥に出口への扉の幻影を見せて冒険者を導いたりする。ノッカーの導くままに進むと、余計に出られなくなったり、あるいは敵がわんさかたむろしているところに出くわしてしまったりする。どっちにしてもろくなことはない。
ノッカーとの戦いは初級冒険者を苦しめるが、ある程度経験を積めばおもちゃ属性にも耐性ができるため、一方的にやられることはないだろう。彼女たちの全身コキ攻撃にも射精せずにすむ。しかし何しろ数が多いため、全員を倒すまでしつこく戦おうとはしないほうがいい。ノッカーたちはできれば人間と出会いたくない、出会ってしまったら報復として群がっているに過ぎないのである。だから、冒険者が敵意がないことを示し、その場から離れようとすれば、彼女たちは追ってこない。つまり逃げるのは簡単なのである。
問題なのは、ノッカーたちが間違った道しるべを立ててくることである。それがノッカーの誘いであることに気がつけば、示された道ではないほうに歩けば済むが、気づかなければ思わぬトラップに巻き込まれたりするので注意が必要である。
なお、ノッカーは時折高価な道具や純金を持っていたりするので、ゲーム進行上お金が必要だという時には、彼女たちを探して数体倒し、お宝を手に入れるという展開が考えられる。そのさいには、ノッカーたちの報復は熾烈を極めるので、それなりのリスクを覚悟する必要があるだろう。
※このネタはるーじさんより提供いただきました。ありがとうございました。
呪いの絵【のろいのえ】
種 族:魔法媒体・トラップ
レベル:B
得意技:魅了、快感魔法、催淫魔法、絵の中に引き込む/全属性対応
高度な魔族によって魔力を吹き込まれた絵画。裸婦の絵がほとんどで、美術品が呪いを受けて男を襲う魔法媒体となったものである。この絵を持っていると夜な夜な絵に書かれた美しい娘たちが飛び出し、男をみつけては精を奪い取るという。見た目美しくエロチックな絵で、どこか妖しい魅力が雰囲気として醸し出されているので、人手から人手へとわたりやすく、魔族にとっては手っ取り早く精を集める手段となっている。
現代では、呪いの絵もポスターやアニメ絵、アイドル写真などにまで手を伸ばしている。ターゲットの男は毎晩、萌え絵やエロ画像、ポスターのアイドルたちを相手に精気を抜かれ、快感の代わりに魂を削られるハメになる。場合によっては恋人の写真や卒業アルバムのクラスメートたちに呪いが伝染して、彼女たちまで相手にしなければならなくなる。つまり、この絵を一枚でも持っていると、他の美しい娘の絵や写真にも伝播し、呪いの絵が増殖するのである。
だから男が恐れて美術品を売り飛ばしたりしても、もはや精気を抜かれる呪いからは逃れられない。マンガ本のヒロインや登場人物もどんどん出てくるし、ネット画像を見ればそこに映っているすべての美女が、テレビを見てはアナウンサーやアイドル・歌手、その他の美女すべてが画面から飛び出し襲い掛かる。二次元の媒体に映し出された美しい女性でありさえすれば、すべてが精を抜き取る道具になるのである。ターゲットが死ぬまで呪いは止まらない。
セックスバトルRPGの世界では、高度なステージ、特に回廊ステージに呪いの絵が置かれている。エロ画像などという縁起の悪いものを冒険者が所持することは考えにくいので、呪いの絵はトラップとしての役割を担うことが多いのだ。場合によっては現代風の写真やネット画像も登場するが、淫呪を取り憑かせるのでもなければあまり意味がなく、ほとんどが西洋の裸婦像になっている。
冒険者が通りかかると、回廊に飾られた裸の女の美術品から、描かれた美女が飛び出して冒険者を捕まえる。冒険者は格式高い美の象徴相手に戦わなければならなくなる。その美しく豊かな肢体に魅了されて我を忘れる冒険者が続出している。それというのも、彼女たちの体は相当に美化されており、なまの人間など足元にも及ばない肌とオソソを備えているからである。
また、他の画像に呪いを伝播できるほど強力な魔力が込められているため、描かれた美女たちはさまざまな魔法を駆使することができる。冒険者の快感神経を直接刺激する魔法数種類を始め、自分の魅力を高めたり、冒険者の精子生産ピッチを上げたり興奮度を高めたりする。こうした快感魔法や催淫魔法で冒険者は自動的に高められてしまう。西洋風の美しい顔立ちの魅力がますます高まり、性の悦びをつい吐き出してしまうことになりかねない。
また、呪いの絵の恐ろしいところは、大量の魔力を背景に冒険者を絵の世界の中に引き込むことができる点である。こうなるとそこに描かれている貴婦人たちを倒さないかぎり外に出ることができない。例外なく絵の世界の中は淫気に満ち溢れており、ますます不利な状態で戦わなければならない。
しかも描かれている美女たちは一枚にひとりとは限らないし人間とも限らない。数人から数十人のこともあるし妖精や人魚が描かれることもあるだろう。また描かれたり写真に写ったりするのは幼女から熟女までさまざまであり、呪いの絵全体としては全属性に対応できる。最悪、浴場の美術画で中にいるさまざまなタイプの美女たちと風呂場で戦うハメになったりする。その場合も全員を倒さなければ外に出られない。膨大な魔力を背景に全員強豪ぞろいであるから、人間と言ってバカにすることはできない。人間の姿をした魔物と見なければならないのだ。
呪いの絵は、どうしてもそこを通らなければならない場所にわざわざ置かれていることが多く、冒険者は狡猾な魔族の術中にはまりやすい。小細工はいっさい通用しないので、不利な条件の中でもがんばって乗り越えなければならないだろう。対処法はなく、実力だけがものを言うやっかいな相手だ。
もちろんいうまでもなく、その絵が綺麗だからといって持ち帰らないようにしよう。即座に呪われてしまう。場合によっては知らないうちに持たされていたということもあるだろう。そんなときは二次元に映る女のすべてが敵となり、倒していてもきりがない。そのばあい、オリジナルの呪いの絵に魔力を注入した高度な魔族を倒さなければならない。この魔族は幹部クラスの強敵であり、呪いの絵だけを題材にRPGが一本できるほど厄介な敵である。