ハルサ大戦以降、五古国を建て、その後も血と力と記憶を継ぎながらダイユーアの平穏を守護する存在。
主に国守と呼ばれるのは、ティーア王国のルシェラ、ラーセルム王国のサディア、アルジェーダ帝国のユーリア?、リルディア王国のレシューラの四人である。
五古国の中で、アーサラ王国だけが現在国守を持たないが、ハルサ大戦終戦当時には国守がいたらしい。
それぞれの国の定まった家とアーサラ王家の血が交じったところに生まれるとされる。
ルシェラの場合は、ティーア王家の血を引く男とアーサラ王家の血を引くルシェラと同じ顔をした女の所へ。
サディアの場合は、ラーセルム王家の血を引く男と、アーサラ王家の血を引く瞳の色が琥珀の女。
ユーリアの場合には、火の神の神殿を守る家の女と、アーサラ王家の血を引く左腕上部に痣のある男。
レシューラの場合は、風の神の神殿を守る家の女と、アーサラ王家の血を引く銀の髪の男。
ルシェラ以外の国守は、記憶と力をそのままに生まれ変わりを繰り返す。
ルシェラのみ、肉体が死した際にはこれまでの記憶と力が一度社へ預けられる。
ダイユーアに住む並みの人間とは異なるため、生まれ落ちる際には必ず母の命と引き換えになる。