Revolutionary Road
2009.12.26 Saturday | 映画作品 > ドラマ
(2008年)
観賞記録100本目!
『タイタニック』以来再びカップルとして共演のレオとケイト。
あの当時は初々しくてほんと若かったんだなぁ……としみじみ思うほど、ここでの2人はどちらもすっかり大人の魅力。もちろん俳優としての貫禄や深みも増していて、倦怠期を抜け出そうとするカップルの姿をリアリティたっぷりに演じている。
子供にも恵まれ裕福でそこそこ満足した生活を送りながらも、満たされない夫婦。恐れず何でも出来るほどには若くもないが、まだ夢や冒険を完全に諦めるほど老いてもいない。マンネリ化した日常や次第に冷えていく夫婦仲、「刺激や情熱も失いこのまま老いていくだけなのか」という漠然とした恐怖を打破しようとする2人。
その不安や恐怖は理解も共感もできるが、2人の語る夢が現実味の薄いものであるというのもわかっているだけに、必死に足掻こうとする姿が痛々しくみえる。2人を待ち受ける末路も悲しい。
彼らとは対照的に、不満も飲み込み平穏に日常を生きようとしている友人夫婦もまた、ある意味では不幸でありしかし幸せでもあり、印象的な存在だった。
マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -