こんなん観ました

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Ponyo(崖の上のポニョ)

2010.03.16 Tuesday | 映画作品 > キッズ/ファミリー

Ponyo(2008年)
崖の上の家に住む5歳の宗介は、ある日海辺で空き瓶に詰まった魚の子、ポニョを拾う。バケツに入れて世話をしてやるうち、ふたりの間に芽生える友情と淡い恋心。
捜しに来た父フジモトに連れ戻されてしまうものの、ポニョは人間になって宗介と一緒にいたいという思いを諦めきれず、妹たちの助けで再び地上を目指す。しかしその際、父の保管していた大事な『生命の水』をまき散らしてしまい、そのせいで荒れ狂った海はタイヘンなことに……

フサフサした髪がついた、金魚というより人面魚なポニョw
一見可愛いんだけどうっすらとキモくて、媚び媚びのデザインじゃないのが逆に好感もてる。人間フォームになってからも、ふとした拍子に元の姿がはみ出してきて、さりげなくカエル顔になったりしてんのが不気味可愛い。
宗介とのやりとりも心和む。幼いふたりの微笑ましい友情&初恋物語……なんだけど、ラストで宗介のほうは、たった5歳にして既に女の子の運命や将来を託されてるわけで、その意味すらよくわからんのにいきなり重いもん背負わされとるなあw

宗介とポニョそれぞれの親子関係もおもしろかった。
親を名前で呼ぶ宗介(両親もそれが当たり前のような態度)、まんま「思春期の娘とその扱いに手を焼くお父さん」なフジモトとポニョ父娘。
娘を大事に思うからこそうるさく口を出し縛りつけ、それでますますウザがられてしまうフジモトの、人間やめてるくせに一番人間っぽい姿が憎めないw
幼いポニョはフジモトをまるきり悪人扱いだけど、違うんだよ、パパはただ可愛い娘が自分から離れていってしまうのが寂しいだけなんだよ……(´;ω;`)

CGに頼ることなく、これだけ迫力ある画が作れるのはさすがジブリ。
というか、CG以上の見ごたえだった。特に、海中の世界や荒れ狂う海、水没後の町。海の底に沈んだ町並みと、その中を古代魚たちがゆったりと泳ぐ光景は、非現実的で幻想的で不思議な世界だった。
しかし例えアニメといえど、「体長30cm以上の魚に漠然とした言い知れぬ恐怖を覚える」魚恐怖症気味の私には、いろいろと試される場面が多かったわーこの映画w

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -