エイリアン【えいりあん】


インベーダー
 


エウロパ【えうろぱ】

  種 族:神族
  レベル:B
  得意技:ベビーフェイス、あどけない笑顔、甘える、正方形の魔法/ロリ、ショタ


 パッチリした瞳がチャーミングな月の女神様。エウロパの名はその後ヨーロッパの語源になった。なので彼女は北欧系の白い肌の美少女と言う事になる。月は元々女性性を現し、エウロパちゃんもロリロリな顔立ちながらやる事はしっかりヤルしたたかさを秘めている。自慢のベビーフェイスで最高神ゼウスを虜にし、ヨーロッパ大陸旅行をプレゼントされた。またゼウスと交わってクレタ王ミノスを産んでいる。ミノス・ラビリンスの化け物が有名なミノタウロス。
 
 『ドラゴンナイト2』ではそんな可愛いエウロパちゃんが満面の笑みで甘えて来るが、惑わされると痛い目に遭う。背の低い幼児体型を武器に、童顔を売り物に、エウロパちゃんは今日も男をかどわかし続ける。男を見るや持ち前のプリティーフェイスで屈託ない笑顔を作りしがみ付いて甘えて来る。この第一印象に翻弄されて気を許してしまうとあっという間に一線を越えて魅了されたまま精を絞られるだろう。
 
 特にロリ属性の人にとってはエウロパのつぶらな瞳は脅威だが、ロリ属性でなくても彼女のかわいい笑顔にロリ属性が開発されてしまう人続出である。『エンジェルハーツ』では二階階段にノリコと名乗るエウロパも出現しているが、性拳獲得なしに彼女の笑顔に打ち勝つ事はまず不可能であった。微笑み掛けられてつい惚れてしまわないように注意しなければならない。自制が利かなくなり射精する為だけに彼女を抱いてしまう事になる。
 
 尚、エウロパちゃんはよく木でできたトンカチを持っている。小槌よりも大きな作りではあるが、彼女の小さな体からすれば巨大なトンカチに見えるだろう。この槌に魔力を込めて振ると相手の男のカワが伸び、一瞬にして包茎になってしまう。正方形(発音注意)の魔法である。包茎化は攻撃力防御力双方が半減してしまう恐ろしい技であり、ぜひとも避けたい。
 
 エウロパが甘えて見せても頑として靡かない男には容赦なく槌が襲い掛かる。見る見る内に弱体化し、そこで彼女はつるぺたな、それでいて真っ白く美しい肌を晒して感度の高いコドモチンチンを握り締めて来る訳だ。エウロパのそれなりに強い神通力が掛かっているので、生半可な魔法防御では正方形の魔法を無効化する事はできないだろう。先にトンカチを奪って置く等の対策が欲しい所。
 
 弱体化されても気を落とさず、そのまま正攻法で戦うのがベストだ。ただし、エウロパはその外見からは想像もできない経験者であり、いたいけで無垢なおにゃのこだと思っているとあっさりしっぺ返しを食らう。何しろ彼女はゼウスと交わっているのだ。気を抜かずに、あどけない振りをするエウロパを全力で倒すべし。
 


AI【ええあい】

  種 族:メカ
  レベル:D〜C
  得意技:分裂、まれにプレジャーボルト/全属性対応


 Artificial intelligenceの略。自動成長型人工知能プログラム。主に電脳世界に出没し、誰かの手で作られはするものの一度作られたら自動的に学習し、パソコンに常駐したりネット上を歩き回ったりしながら、さまざまな手段で自己成長を遂げる存在。
 
 悪意ある有能プログラマーによって生成され、または大勢のネットユーザー達の協力で発案・キャラクター化され多くのユーザーの手で改変・強化されて行ったものが悪意ある者(人も淫魔も)の手で敵として再編成されるのが一般的だ。その姿は多くの二次元マニアを興奮させる萌えの要素を備えており、理想化された肢体を誇っている。
 
 もし冒険者が電脳ステージまで彷徨う羽目になったら、多くの場合まずはこの自動快感プログラムに遭遇する事になるだろう。冒険者は特殊な装置で眠りながら仮想世界に送られ、プログラムに与えられる快感に悶えて果てるが、そこで射精すれば実際の肉体も射精してしまう訳だ。これをビジネスに活用とした組織があったが、プログラムが暴走してえっちなモンスターが徘徊する異世界に美少女が閉じ込められる事件があった。これが『ジェーン』である。『ジェーン』にはAIは登場せず、魔族が支配してから主人公が冒険に挑んだが、もちろんAIを使ってもよかった筈である。使わなかったのは恐らく人工物を魔族が飲み込んでしまったからなのだろう。このように、魔の者が完全支配する電脳世界はAIまでも吸収され強化されてしまう。
 
 ある程度の広さがあるステージなら、そこまで悪化する前に冒険者達が乗り込む事になる。そこでAIたんがご登場という訳だ。どうすれば男が悦ぶのかについての情報は予めインプットされているが、セックスを重ねる内にもっと効率よく射精に至らしめる方法をAIは学習して行く。プログラムを実行する処理能力の範囲までは成長可能なので、AIには相当の学習能力があると見ていい。
 
 また情報を共有してしまうのも特徴だ。姉属性の冒険者が乗り込み、おねえさんキャラには弱いという事が誰かに学習されたなら、同じ電脳世界内のすべてのAIがその情報を学習し、結果その冒険者にはお姉さんキャラばかり襲い掛かるという事態を招く。
 
 このようにAIの姿は多種多様で、成長の度合いにもある程度のばらつきがある。ロリ属性から美声属性までさまざまな特徴を持ったAIが生成され、またはそのように成長する。なのでAI全体としてみると全属性対応となる。
 
 AIには大きく次の3つの分類が成り立つ。
 
 1.ノーマルAI。美しい女性の姿をし普通の女の子のように考え話し快感攻撃を繰り出すタイプ。このタイプが標準的だが、ばらつきも大きく、まれに超有能な天才プログラマーの手によって「パソコンの中で動くAI」がモニターから飛び出し、現実の女性として活動してしまうものがある。確認されている具現化ノーマルAIは90年代イケイケ娘タイプ、眉太オオボケ娘タイプ、男女リバーシブルロリロリ娘タイプの三種である。このタイプのAIは超強力で、電脳世界内ではAIの頂点に君臨する。もちろん冒険者にとっては強敵だ。
 
 2.キャラクターAI。元々只のネットキャラだった存在がAIに改造されたもの。実力はノーマルタイプとさほど変わらないが、萌え絵の姿が利用されているので二次元が好きな冒険者はそれだけ苦戦を強いられる。また、多くのキャラがネット上で日々誕生しているので、多様性という点でも付加価値があると言える。
 
 3.OS。最近開発され、猛威を振るっている存在。キャラクターAIの一種だったが、電脳世界の根幹と繋がっている点でキャラAIから一応区別される。プログラムを実行する背景のような存在が融合して生成・成長しているので、かなり強力。そもそも生身の人間の精神が電脳世界に侵入する事はシステムにとっては”意思を持ったバグ”と受け取られるから、OS娘達は全力で冒険者を排除しようとする。システムのイニシアチブは相手方が握っている為、こちらの実力は押さえ付けられ、ヘタをすると一方的にいいように弄ばれてしまう事になる。OSタイプのAIは種類も多いが、新しいものがより強力なのはコンピューターの世界では常識(の筈であるが最近は必ずしもそうではないらしい)。ただし、緑髪のアホ毛OS娘だけは無能AIなので、ドジっ娘大好き冒険者でない限り初心者冒険者でも倒せる。この子が電脳世界を支配すると一瞬にしてフリーズの嵐なのでほとんど彼女がシステムの根幹に収まる事はない。緑は要らない子。
 
 ごくまれに具現化AIのような強敵がいるが、それ以外はOSに気をつければAI軍団は普通の女性のように感じさせ普通に倒せる相手だ。具現化AIを配下に置ける程の電脳世界が構築できるのは、魔性の力を持つ悪のプログラマーだけだろう。PCに詳しい魔族がPCを通じて男の精を吸い取る事を画策した場合、冒険者がこれを攻略するのは相当レベルが高くないと難しいだろう。
 
 尚、AIの特徴はプログラムの自動増殖機能が備わっている点だ。長期戦になると世界からエネルギーを得て二倍ずつに増えて行くので、あまり時間を掛けると不利になる。強力になっても増殖する時間のタイミングは変わらない。強ければそれだけ分身を構築する時間は早いが、構築すべき項目が格段に増えるからである。また、強力AIの場合まれにプレジャーボルトを電力を使って放って来る敵がいる。戦闘時つい感電死しないように気をつけたいものである。
 
 時間を掛け過ぎない、防御をしっかりする、後はひたすら攻撃がAI対策の基本だが、同時に敵AIがどんなタイプでどんな特徴があるのかを見極める事もとても大事になって来るだろう。
 


エキドナ【えきどな】

  種 族:神族
  レベル:C
  得意技:拘束、パイズリ/おっぱい星人、密着


 ギリシア神話に登場する蛇神。その名のごとく人を喰らう邪神であり、数多くの怪物を生み出した者としても有名。上半身は美しい女性で、下半身は大蛇の姿をしている。そして背中に翼が生えている。一説ではあらゆる蛇娘のルーツはこのエキドナにあるとされる。その性質はマムシそのものであり、獰猛・貪欲・執拗である。

 岩穴に住み、旅をする者を捕まえては、女・老人の生肉を喰らい、青年・少年のナマの精を飲んで生きている。とらわれの身となり、ペットとされた美少年もいるらしい。

 エキドナは少し進んだステージ、特に薄暗い洞窟系のステージに身を潜め、冒険者が通りかかると突然身を躍らせて快感攻撃に持ち込む。不意打ちが得意なのは蛇系の常套手段なのかもしれない。

 ラミアがフェラチオの達人なら、こちらは乳房を駆使した攻撃に長けている。その豊満で美しいおっぱいに若い美少年や冒険者のイチモツを収め、意思によって動くぷるぷる乳房が最後の一滴まで絞り上げる。超高速でふたつの巨大なマシュマロが上下にしごきあげ、また左右交互にかわいがる。その両手は男の体中をスベスベなで回し、シッカリ射精までサポートしてくれる。おっぱいだけが自在に動くので、両手も存分に男を責めることができるわけだ。もちろんフェラも可能だし、乳房の動きも変幻自在、柔らか締め付けから乳首で先っぽをくすぐる技までバリエーションも豊かだ。そうやって噴出した精を水代わりに飲んでいるのだ。

 またエキドナ下半身の蛇部分は、拘束用の武器として活躍する。冒険者の身動きを奪い、そそり立ったイチモツに豊かな乳房が覆いかぶさる。そして熟練したパイズリ攻撃でどんどん高めるというわけだ。神性を得た乳房は肉棒を吸い付くようにこすりあげ、冒険者は手足を拘束されたまま一方的に胸の谷間に命の花を咲かせられるのである。

 捕まえてパイズリという、エキドナの攻撃パターンはある程度単調であり、攻略はたやすそうに見える。しかし、やはり相手は邪神だけあって、突破は難しい。拘束されパイズリ攻撃を受けている間は連続して大ダメージを受け続ける。この拘束は人間の力で解くことはできない。相手は邪悪といえども神族の仲間なのであり、力ずくでなんとかなる相手ではない。

 またエキドナは防御力が高く、硬い相手でもある。運良く挿入に持ち込めたところで、簡単には倒せないだろう。いかに拘束を逃れ、強力な吸い付く乳房をかわし、執拗な責めに耐え切れるかが鍵となる。ある程度の魔力で拘束を逃れることができるが、本番より気持ちいいおっぱい攻撃に太刀打ちできるかどうかはひとえに冒険者の実力にかかっている。そして相手の鉄壁のガードを突破できる攻撃力が問われるといっていい。

 拘束されている間はガマンの一手で、なんとか力技でなく蛇の拘束を抜け出す方法を考え、抜け出したら体術で反撃。このくり返ししかない。エキドナもこれまで数多くの男を蛇の体に捕らえてきたので、拘束も半端ではない。頭脳と防御力、そして蛇の冷たいオソソを暖められるテクニックがチャンスを掴むと心得るべし。


SM女【えすえむおんな】

  種 族:人間
  レベル:D
  得意技:男上背位、尻ズリ、臀部の肉にうずめる/姉、お尻


 Yシャツ一枚で全身を亀甲縛りにしたM女性。柔らかい手と大きなヒップが特徴。後ろ向きで待ち伏せし、冒険者に出会うと器用に後ろ手で男の股間をまさぐって来る。冒険者がその気になるとふくよかな自慢のお尻を駆使して男上背位や尻ズリ攻撃に出る。
 
 普段から痛めつけられている為か体が鍛えられており、普通の女性よりも高い精力を誇っている。『トワイライトゾーン2』では地下室に出没し、大人の臀部で若い主人公をさんざん苦しめた強敵である。女のお尻を強調しながら立って足を開く姿もうつぶせになって臀部を男の腰に押し上げる姿も色っぽく、アソコの具合も強力だ。
 
 SM女は縛られている癖に動きが素早く、逃げようとしてもなかなかうまく行かない。冒険者が立ったままなら、SM女の自慢のお尻が冒険者の全身を這い回り、股間にぐにっと押し付けたりワレメに挟み込んで上下になまめかしく擦り付けたりしてじわじわ冒険者を追い詰めて行く。もちろん後ろから太ももの間にペニスを受け入れてバックでスマタってのもお得意だ。
 
 頃合を見計らって彼女はうつぶせになり、逃げる気を無くした冒険者を導く。しかし冒険者が彼女の大きなヒップの上に股間を乗せたが最後、ふくよかな臀部がぐにぐにと蠢きながら上下運動し、そのままイチモツを広大な平野の奥にある下の洞窟に飲み込んでしまう。そして上下左右に腰を揺り動かしてお尻の感触を男の腰に刻みつけながらぐいぐい締め付ける。どうにか男上背位から逃れてもすかさず持ち上げられた臀部の肉に亀頭がうずもれてしまいそこでスベスベのお尻にあえなく発射となる。
 
 大人の女の風体にほだされ、且つお尻属性だったりすると、SM女を倒すのに苦労してしまう。上品な顔立ちと物腰、またグラマーなヒップの攻撃に鍛えられたアソコ、そして中々絶頂しない絶倫精力が、冒険者を翻弄する。ヒューマンタイプでも強力な方だ。特に彼女のチャームポイントであるお尻は、既に大勢の男の精液を吸い取っている甘い肉のスポンジなのである。
 
 M女なので、こっちがサディストになってホドホドに痛めつけてあげればそれを愛だと思うSM女の高い精力も難なく削れるだろう。またお尻を避けて対面で責めるのも手だ。ロープをアソコにもっと食い込ませれば防御力を下げる事もできる。ストレートの髪が大人っぽさを演出し、妖しく振り返りながら微笑んで来るので、ついこっちがMッぽくなってしまいがちだが、そこは騙されずにウリウリ可愛がってあげませう。ちなみに普通の蝋燭だと熱過ぎてやけどするので使えません。
 
 尚、SMでも責める側、S女性の側は女王様を参照。
 


エステティシャン【えすててぃしゃん】

  種 族:人間
  レベル:D
  得意技:全身マッサージ、手コキ/手フェチ、しっとり癒し


 古今東西のマッサージを体得し、体を揉み解して美と健康と癒しを与えてくれる職業婦人。その手さばきは見事という他なく、目的に応じてきちんと訓練されている。疲れを取る、肌を磨く、活力を取り戻す、脂肪を燃焼させる、そして性的な快楽を得る…それぞれの目的に合った手技を心得ている。
 
 ダイエットや美を求めるのは女性が多く、疲れを取るのは男性が多いらしいが、最近ではそう決まっておらずエステに通う男性も指圧を受ける女性も増えているそうだ。それも時代の流れ、心地よいなら性別は問わないのが奥の深い所であろう。
 
 いかがわしい所などはマッサージの後フィンガーサービスが付くそうだが、冒険者の前にはその手で何リットルもの精液を絞り上げて来たプロ達が襲い掛かる訳だ。彼女達は男女問わずその体を揉み解し、肌の細胞の力を活性化させ、余分な脂肪を燃焼させる。疲れを取り、精神的にも安心させる手のひらの魔術を心得ている。もちろん性感を高めるのもお手の物だ。
 
 彼女達に全身をさすられると吸い付くような手のひらが脱力を誘い、全身揉み解されながら体中の性感神経を敏感にしてしまう。エステティシャンに身を預ける事はそのまま弱体化を意味する。文字通り骨抜きにされてしまう訳だ。手と指先の魔術でビンビンにさせられたイチモツに最後に手が伸びると、優しく包み込みながらゆっくりいとおしむようにしごき上げ、最後はものすごいスピードで両手で精液を絞り上げる。彼女達の手の中で爆発して白濁液を吹き上げた男は数知れず。
 
 また彼女達は全身のツボを心得ており、玉袋の横や会陰部分をグリグリ刺激して勃起力を高める。そして両手で優しく足やおなかを揉み、やわらかくスベスベの女の手を満喫させる。ひとしきりさすり揉み続けると体が熱くなって性感が高まってしまう。弱体化した所にトドメの手コキ攻撃が繰り出される。そうなるまでイチモツには指一本触れないのがミソで、そうやってじらすからこそ弱体化攻撃が完全なものとなるのである。
 
 足の裏まで徹底的にさすられて、揉みしだかれ、指圧攻撃までされてしまうと脱力し、精神的にも安心し切ってしまって攻撃・防御共に弱体化させられてしまう。それだけ自分を高めてくれた鍛え抜かれた手のひらが最後に優しく包み込んでくれるとすべてを彼女に預けてしまいたくなる。だが、されるがままになっていてはあっという間に彼女達の手の筒から体液が飛び出してしまう。
 
 彼女達の手の攻撃は訓練されただけあって相当のダメージだが、逆に言えば手の攻撃以外は人並みだ。だから冒険者はエステティシャンやマッサージ師に遭遇したら彼女達の手にだけ注意すればよい事になる。手フェチな冒険者には酷な話だが、手の攻撃を封じてしまえば彼女達も普通の人間なのであり、経験積んだ冒険者なら倒せる相手だ。
 
 また、エステ攻撃や全身マッサージを食らって脱力すると反撃の機会が減るので、重い体に鞭打ってその手を封じ、抱き締めてしまうのが一番いい。彼女達はどうしても自分のマッサージを受けて貰いたいので、まず冒険者に飛び掛って押し倒し、シックスナインの格好で冒険者のふとももに手のひらを這わせて来る。いいかげん脱力した所で全身攻撃に入り、トドメの手コキという戦法が一般的だ。だから全身攻撃に入る前後が反撃の機会という事になるだろう。
 
 手以外は普通なので、入れてしまえば苦労なく倒せるだろう。慣れて来れば「攻撃力だけは高い」エステティシャンもいい経験値稼ぎの相手となる。
 


エリス【えりす】

  種 族:神族
  レベル:C
  得意技:混乱の呪文/属性なし


 混沌と戦争、競争の女神。争いを引き起こし、人を不仲にし、世を乱すことが得意。「一番美しい女神へ」というリンゴを投げてトロイア戦争の引き金にしたことは有名。ただしその一方で、この女神が競争による切磋琢磨を生み出した点も忘れてはいけない。悪は善のために存在する、ということができるなら、エリスはその名にふさわしい。

 エリスは不仲の神なので、睦みあうシチュであるSBRPGにおいては、かなり弱い方。ただしもともとが強力な神なので、冒険者にとっては素で強い相手だ。

 エリスには、テクニックや特殊な神通力攻撃がほとんどなく、はっきり言ってエッチはヘタな方だが、神性の肌とオソソはそれだけで十分強烈な武器となっている。エリスは男の導くままに体を預け、後は何もしない。というより知らないからできないのだ。それでも、その肉体だけで人間ごときの精は十分搾れるというわけである。抱き合っただけで人間の娘をはるかに超えた心地よい肌触りに高められ、入れたら入れたで天にも昇る女神さまの心地よさに我を忘れてしまう。これはエリスだけでなく、ほとんどすべての女神さまにいえることなので、神族慣れするという意味では、弱い冒険者にとって良い修行相手かもしれない。

 しかし、エリスの恐ろしいところは、冒険者がパーティーを組んでいる場合に発揮される。彼女は不和の象徴なのであり、男たちが協力して強敵を倒さなければならない大事な時に、混乱の呪文で友情を破壊する力がある。団結はばらばらになり、そうなると協力どころか足を引っ張り合うパーティーになってしまう。当然そんな調子ではエリスには太刀打ちできなくなる。

 個人で戦っても、たとえ不和は避けられても戦意喪失などさまざまな効果が懸念される。実力を存分に発揮できなくする、こうした補助攻撃はたいへん厄介である。呪文によって、エリスの上に乗ったまま目的を見失った冒険者に、エリスが一方的に抱きついて締め上げ続けることも十分考えられる。

 まず、少なくとも彼女に立ち向かうなら、パーティーを組むのは絶対に避けるべきだ。仲間がいるからこそ負けるという事態がエリスの得意分野なのである。女神さま相手とはいえ、必ず一人で立ち向かい、混乱に陥らず、気をしっかり持ってエリスを倒そう。彼女に勝てないようでは、様々な作戦や強力魔法、狡猾な手段で迫ってくる神族魔族に勝つのは絶望的である。
 


エリニュス【えりにゅす】

  種 族:神族
  レベル:A
  得意技:分身、つきまとい、執拗な責め/集団、密着、美声


 復讐を司る女神。悪事を働いた男のもとに現れ、しつこくつきまとってとことん責めまくるという。エリニュスは3人一体の女神で、つねに3人で行動する。別名「休まぬ女」(アレクト)。その名のとおり昼も夜も問わず一日24時間ずっとつきまとい、精を抜き続ける。エリニュスに取り憑かれた男は精根尽き果て、罪を悔いない限り地獄の果てまでも追いかけてくるしつこいストーカー女神様である。

 エリニュスは上級ステージまで登場する復讐の女神である。上級といっても、あまりに冒険者のレベルが上がってくれば返り討ちに遭ってしまうので、エリニュスが脅威となるのは上級初期ステージまでといえるだろう。しかしそれ以前のステージにおいては、エリニュスはどこにでも出現する絶望的な女神である。超初期ステージでさえ、エリニュスが登場するのである。初心冒険者にとってエリニュスは雲の上の存在。レベル1であっても容赦なく襲い掛かってくる厄介な相手である。

 しかし通常、冒険者のもとにエリニュスがくることはない…ちゃんとしていれば。エリニュスが出てくるのは、たとえば冒険者が敵の女性に乱暴狼藉を働き大怪我を負わせたとか、殺してしまったなど、SBRPGにあるまじき鬼畜凶行におよんだ場合である。この世界では性本位社会であり、優劣勝敗・紛争解決の類は、異性間においてはセックスだけがものを言う。イクかイかされるかの世界だ。にもかかわらず、戦闘を避けるため、あるいは女性を徹底的に陵辱するために、罪を犯してしまえば、それなりの罰を受けなければならないのだ。それがエリニュスなのである。

 だから、ステージや冒険者のレベルに関係なく、罪人はいきなり超強力な相手と戦うことになるわけだ。性本位社会だけあって、冒険者は徹底的に搾られ、地獄に落ちても鬼女たちとともにエリニュスの責めを永遠に受けることになる。エリニュスは同時にさまざまな場所に現れる。そこに罪人がいるかぎり。

 エリニュスから逃げようとしても無理な相談だ。彼女たちは罪人の心のなかに住み着くのであり、どんなに開き直っても深層心理の奥底にわずかな良心が残るので、そこに住み着いたエリニュスからは絶対に逃げることはできない。どこへ逃げようとも罪人の目の前につねにエリニュスがあらわれ、襲い掛かっては精を抜き取っていく。疲れていようが病気だろうがもちろんお構いなしだ。寝ていようと起きていようとも関係ない。

 男性しか入れない特殊な宿屋でさえ、安全ではない。心にエリニュスという女性が入り込んでいれば、女性を弾く魔法障壁が冒険者ごと拒絶する可能性があるし、まんまと宿に泊まることができても、エリニュスは罪人の心のなかから、現実や夢へとあらわれる。

 エリニュスは3人一体、冒険者の前にあらわれたエリニュスはすぐに3人に分かれ、3人がかりで執拗に全身を責めさいなんでくる。交代挿入や罪人の弱点を執拗に責め、死ぬまで、死んだ後までもしつこくつきまとってくるのである。アレクトの異名のとおり、エリニュスは決して休まず追いかけてきて、休まず腰を振る。体力は無限であり、復讐に燃えているのでほとんど感じない。甘い声で罪人の罪状を囁きながら脳天を痺れさせ、抵抗を奪うと、三人がかりの執拗な攻撃に一気に精力を奪われ続けてしまう。

 しがみつくエリニュスの報復からは逃れられない。また、冒険者にある程度のレベルがある場合、どうにかこうにかエリニュスを倒すことはできる。一人を執拗に責めて、鉄壁の防御を緩めることは可能だ。しかし、絶頂を迎えたエリニュスはそれでも執拗に冒険者にしがみつく。そして責める手を休めない。イッたら消える設定であっても、すぐにエリニュスがふたたびあらわれる。罪人の心のなかにエリニュスがいるかぎり、現れた女神を倒してもあとからあとから出現する。きりがない三位一体攻撃に、結局冒険者が根負けせざるを得ないのだ。

 初心冒険者にとって、エリニュスは絶対に倒せない相手だ。ドラクエでレベル1の勇者がダークドラゴンに襲われるようなものだ。1ターンでおしまいである。エリニュスは罪人のもとにだけ現れるので、通常は敵にはならない相手だ。したがって、エリニュス対策はただひとつ、悪事を働かないことに尽きる。悪いことをしなければエリニュスがくることはないのだから。

 中級冒険者でも同じことであり、エリニュスにつきまとわれたら、もうあきらめるしかない。心の底から罪を悔い、冒険から離脱をして精一杯の償いをすれば、どうにか地獄での永遠の責めくらいは免れることができるだろう。

 勇者クラスの冒険者、上級ステージを難なくこなすくらいのレベルなら、エリニュスが現れても3人同時に瞬殺はできるだろう。それでも、悔い改めないかぎり勇者の心からいつでもエリニュスはあらわれる。レベルが上がればエリニュスが脅威ではなくなるものの、エリニュスに取り憑かれている程度では信用もなく、冒険の完遂はないと思うべし。

 万一エリニュスにつきまとわれるようなことをしてしまったなら、勇者クラスの冒険者は徹底的に悔い改め、自分の罪を公衆に明らかにし、償いにいそしみ、完全に心を入れ替えて再出発する覚悟をしよう。こうすることで、心からエリニュスがいなくなる可能性はある。それよりも弱い冒険者だったらもうあきらめるしかない。
 


エルズリー【えるずりい】

  種 族:神族
  レベル:C
  得意技:魅了/しっとり癒し


 愛の女神。この世界をつなぐ愛そのものを司り、もちろん性愛も含まれる。しかしそんな事より慈しみの愛情が無尽蔵に注がれるので心を奪われてしまう方が脅威である。愛にはお金が必要なのか、彼女は大変裕福かつ贅沢な暮らしをしている。魅惑の香水をいつも漂わせ、彼女の守護を得ればお金も愛も思いのままだろう。
 
 エルズリーに出会った冒険者は、たっぷりと慈しみの愛情を注がれる。癒され、愛される喜びに包まれて脱力してしまい、魅惑の香りの中で我を忘れて身を投げ出してしまう。気が緩んだ状態でエルズリーの攻撃を一方的に受け続けて果てる事になる。彼女は冒険者が喜ぶ事なら何でもしようとするので、絶え間ない性感刺激を与えて下さるのである。
 
 性愛の結合もエルズリーの大事な役目だ。性的な「つなぎ」、愛の結合が、この世の万物の結合であり、物体のつながりも因果の連鎖も愛が根底にあるとされる。物事が惹き合い繋がるのは愛によるのであり、逆に離れるのは憎しみによる。この法則を使えば物事の連鎖や結合には快楽が伴うことも予見される。火が燃え移るのは火が媒体を愛し媒体が火を愛するからであり、またその際火にとっても燃える媒体にとっても燃え移る結合反応は心地よいものと考えられる。愛による結合は快感なのである。
 
 つまりエルズリーの結合は、強烈な快感の源泉となるのであり、その根本と繋がっているのだから、冒険者の快感も半端ではないという事だ。それは彼女の名器によるものというより、精神的な要素が強い。愛する人との結合とそうでない結合なら、感度が一緒なら愛する人の方が気持ちいいという訳だ。エルズリーはそういう性愛の性質を見事に突いて来る。
 
 冒険者が彼女に無尽蔵の愛を注がれ、冒険者の方も彼女を心底愛してしまうと、その結合は最高の快感となって冒険者に襲い掛かる。エルズリーの愛の力は強力で、神性を持ち、人間では中々抗えない。愛を突っぱねようとしても無尽蔵に注がれ続ける癒しのパワーに結局ココロ靡いてしまうのがオチである。ここはやはりエルズリーの愛を受けながらあまり抵抗せず、「愛情返し」をするしかない。
 
 愛に憎しみで応えても彼女はその憎悪を溶かすまでひっきりなしに愛してくれるし、人間の抵抗などあっさり打ち破ってしまうので逆効果だ。憎しみの後愛に転じると結合が強くなってしまうから。ツンデレが激しかったりするのはその為である。愛情を受け、抵抗せずに受け入れて置いて、こちらからもたっぷりとエルズリーに愛情を注ぐのが正解。結合の快感は双方向的なので、愛し合う冒険者と同じくエルズリー側も「最高の快感」を味わってしまう。そこを突いて彼女を感じさせれば、女神様相手でもそれ程苦労せずに勝てるだろう。神族の中でも弱い方だ。
 
 また、愛は常に甘いものとも限らない。火が燃え移る愛の現象だって、熱の苦が伴っている。厳しい愛もある。快感をむさぼるのではなく、厳しい側面を前面に出して「相手の為にこちらの快感を押さえる」選択ができれば、エルズリーは楽に倒せるだろう。求める愛をやめて与える愛に徹する厳しさは、エルズリーに限らずセックスバトルの勝利への大事なカギなのである。
 


エルフ【えるふ】 nm

  種 族:精霊
  レベル:A
  得意技:快感毒で狩る、こんにゃく締め/全属性対応


 山や森の妖精。妖精の代表格とも言えるエルフ達は、人間と同じ空間で、しかし別の次元で重なって生活している。エルフは人間よりも高等な存在で、寿命も長く、賢く美しく、そして気高いと言われる。なのでめったにエルフが人間に干渉する事はない。大きさは人間よりも少し小さい位で若者の時期が長く寿命は数千年とも数万年とも言われる。透き通るような白い肌、彫刻のような理想的な美しさ、尖った長い耳が特徴。
 
 エルフは人間よりも高等な頭脳と知識を持ちながら、自然溢れる異次元の小さな村で狩りをしながら静かに暮らし続けているが、かれらの文明が劣っているなんて言うとバカにされる。エルフにとってその生活が一番合理的だからだ。「ビル建ててお金儲けしないと生きられないなんてバッカみたい!」って言われるのがオチ。そんなかれらに弓を持たせると腕前は群を抜いていると言う。
 
 と言う訳でエルフは普段めったに人間の前に姿を現さないのだが、セックスバトルRPGでは理由あって大勢人間の前に姿を現し、冒険者に襲い掛かる。次元は別でも一つの世界に繋がり合って暮らしていて、エルフなら両方行き来できる。そして、一方の世界の異変はもう一方にも影響を与えるらしく、最近の環境破壊がエルフ大量出現の背景にあるとも考えられる。もちろんこの場合エルフは人間に敵対的だ。その敵対心を利用されてさまざまなステージに登場するようになった。
 
 昔からエルフの締まり具合は『とらわれペンギン』にもある通り「天にも昇る心地」と評されており、エルフを捕まえて慰み者にしようとする不届き者が次々森に入ったらしい。が、異次元に逃げるので見つけられもしないし、悪意ある人間相手なら矢先に毒を塗って的確に射り始末する。エルフを捕まえた例はない。そんな相手がセックスバトルの敵になるのだから、並の冒険者では妖精らしい妖精さまにしこたま抜かれて逆襲の憂き目に会う。
 
 エルフは集団生活を好み、単独行動は控えめだ。なのでのっけから集団逆レイプのシチュの中冒険者は彼女達を全員平らげないといけない。また彼女達はさまざまな風貌をしており、お姉さんタイプもロリロリタイプも揃っている。全員寿命が長く経験も豊かなので、性感を刺激するテクニックは全身一通り心得ている。手でもお尻でも一級品だ。つまりエルフ全体で見れば全属性対応の強力な敵という事になる。
 
 エルフの狩りの技術は群を抜いており、集団で遠くから見つからないように隊列を構え、矢先に快感毒を塗った弓矢で一度に数十本以上素早く矢の雨を冒険者に降らせる。狙えばほとんど百発百中で、冒険者が右に逃げた場合左に逃げた場合あらゆる可能性を想定して縦横無尽に矢を張り巡らされるので、快感毒からは逃げられない。流石に高等な頭脳だけあって一見外れの矢を放っているようでも計算された合理的な軌道なのである。無駄な矢は一本も飛ばさないのがエルフの狩りの誇りだ。ちなみにこの矢、当たっても痛みを伴わず快感毒だけを注入して怪我もしない特殊な構造をしている。こんな矢を作れるエルフの高度な知的水準は相当のもので、人間が科学の粋を集めてもこういう矢を作る事はできないだろう。
 
 エルフの特製快感毒は、只の催淫剤ではなく、催淫効果に加えて神経毒も含まれ、毒が回っている間毛細血管から全身のすべての性感神経をひっきりなしに刺激し続ける。レベルの低い冒険者ならこの毒に当てられただけで触れずとも自動的に射精し続けてしまうだろう。事故を想定してエルフの毒の効果は短く作られているから、1時間耐え切れれば効果は消える。が、効果時間が短ければ攻撃にならないので、彼女達は数多くの矢を一気に放ち、大量の毒を冒険者に流し込むのだ。毒の効果は量を増やしても強化されないが、持続時間が倍増する。50本の矢が刺されば50時間は持続するという訳。常人が二日以上ひっきりなしに射精し続ければ廃人になってしまう。
 
 冒険者はまず、エルフ達の快感毒の洗礼を受ける。この矢からは逃げ切れないので、冒険者は快感毒に蝕まれながら彼女達と戦わなければならない。雨のような矢に晒して毒に当てた状態でエルフ達は集団で冒険者に近寄り、そこで「天にも昇る」パイパンが容赦なく襲い掛かるのだ。ぷるぷるした筒とヒダが満遍なく極上の刺激で蠢き、それだけでも何度でも果ててしまうだろう。まして冒険者は快感毒でひっきりなしに全身の性感帯を刺激され、イキやすい状態に陥っている。そして10数人から30人程度の集団なのでとっかえひっかえ交代で締め付けられ、手も足も心得のあるテクニックで満遍なく冒険者の全身がかわいがられてしまう。相当レベルが高くなければ瞬殺されてしまうだろう。
 
 まさに体の内側からも外側からも快感の嵐に見舞われる。快感毒で高められ続け、表面は指先やらおっぱいやらふとももやらで至高のテクで満遍なく弄ばれ、イチモツは絶えずコンニャクのような名器に収まり続けている。快感毒の解毒剤はあるが、戦闘中は使えない。全員倒してからでないと、折角解毒しても誰かが毒矢を突き刺す。冒険者はその状態で反撃し、エルフ集団を倒さなければいけない訳だ。
 
 相当先のステージにエルフは登場し、レベルの高い冒険者達を翻弄するのだが、それでもかれらを余裕でゲームオーバーにする実力派妖精なので、かなりの実力があっても慢心してはいけない例だ。エルフ集団に襲われたら残り精力に細心の注意を払い、全力で倒さなければいけない。倒した後は速やかに解毒を行わないと、歩行中や次の戦闘中も快感毒の効果が残り続けてしまう。
 
 エルフは攻撃力に比べて防御力が低めだ。「狩る」事には長けているが、防衛にはあまり向いていない。侵略を受ければ異次元に逃げてしまう。その生き方が彼女達の感度の良さとなっている。といっても集団戦法なので巧みに交代したりして精力の持続を図るのだが。いかにして低めの防御力を弱点として突けるか、経験と才能と発想が勝機を掴む相手である。こちらの精力に気を付けながら一心不乱に腰を突き上げて一人ずつ倒すしかない。
 
 尚、エルフの中でも道を踏み外し、悪に染まった種族がいるが、彼女らの行為は特に悪辣淫乱な為「ダークエルフ」と呼んで区別する向きもある。ダークエルフはその悪の心から魔力を得て、魔族に近い力で冒険者を翻弄する。魔力を帯びている為全身が黒ずんでいるので簡単に見分けはつくだろうし、ダークエルフは大抵一匹狼だ。その為、ダークエルフ単体はエルフ以上の力を持っているが、集団で巧みに襲い掛かる通常エルフの方が、冒険者にとっては脅威だったりする。ダークエルフも戦い方はほとんど同じだが、単独行動なのでこんにゃく締めに気を付ければ勝てる。ダークエルフだけの魔性の魅了攻撃も伴ってはいるが、百戦錬磨の冒険者なら対抗できるだろう。
 
 むしろ賢い冒険者は、ダークエルフから倒し慣れて置いて通常エルフ集団に立ち向かうだろう。ただし通常エルフ以上に卑怯で且つ好色な為、単体当たりでは通常よりも強い事を心得、決してナメて掛からない事だ。あくまでエルフの筒の感触に慣れて置く目的であり、通常エルフの為の練習台として、本気で倒す必要がある。通常エルフの弱点だった感度の良さを魔力で克服している為、ダークエルフは倒しにくい相手。彼女に太刀打ちできないようでは集団攻撃ではひとたまりもないと思って、本腰を入れて戦おう。
 


エルフィン【えるふぃん】 nm

  種 族:精霊
  レベル:B
  得意技:淫気香、こんにゃく締め、波打つ締め付け/全属性対応


 花の精。自然の花畑に住み、花の姿から人間の女性の姿に変化したもの。エルフィンは元々人間に幸福と安らぎを与える為に献身する存在で、花の冠を被った長髪で尖った耳、美しい顔立ち、魅惑的なレオタードや花をあしらったスケスケのドレスを着ている。
 
 彼女達はエルフの仲間で、遺伝的にはほとんど同じ種族といえる。が、エルフは森の妖精なのに対してエルフィンは花の妖精だ。何万年もの妖精の歴史の中で彼女達は住処を分け、その住処に応じた生き方に変わっている。ライフスタイルが全然違うようになり、生き方に応じた体に変化し、その為別の種族として考えられるようになったと思われる。
 
 風貌はエルフとほとんど同じで、長く尖った耳が特徴的。細身が多いが、ろりぷにな顔立ちもいる。大きさも人間とほぼ同じ位。ただし森のように背の高い隠れ蓑もないので適応して体の大きさを自由に変えられる。花の中に隠れたりする為だ。男を淫靡な花の香りで花畑に誘い、そこで本来の体の大きさに戻って花畑の中で精気を吸い取る。が、そのお礼に幸福や安らぎをプレゼントする。セックスバトルRPGではエルフィンももちろん駆り出される。エルフはあまり人間と関わりを持とうとしなかったが、エルフィンは人間とよく関わって来ただけに登場頻度も高い。
 
 エルフが集団で行動し、弓矢の達人となっているのに対して、エルフィンは花の香りを調節する事で生て来た為、矢も持たないし群れる事も少ない。仲間と一緒に行動する事もあるが、あまり統率が取れている訳でもない。セックスの実力の面から言えば単体当たりの強さはエルフよりもエルフィンが強い。それでもエルフがAランクでエルフィンがBなのは、エルフ集団の戦い方が冒険者にとってエルフィン以上に脅威だからである。その為、ステージによってはエルフの数が少なく、またはダークエルフのみが登場する場合もあり、そういう場合にはエルフ<エルフィンとなる。一対一が原則だと間違いなくエルフィンの方が脅威だ。大勢で襲い掛かる場合が少ない点がランクを落とす結果となっているだけで、強力な敵なのには変わりない。
 
 アソコの具合はエルフ以上。ぷるぷるした締め付けと蠢きは大抵の男を一瞬にして射精に導く心地よさを備えている。エルフは快感毒の矢で冒険者を弱体化させたが、エルフィンは花の香りを淫らに振り撒き、その淫気香で弱体化させる。冒険者はエルフィンと対決するなら溢れんばかりの花の香りの中で彼女と交わらなければならず、淫気香に毒され続けて弱体化しながら「天にも昇る」具合にも堪えないといけない。もちろん花畑だけでなくエルフィン自身から吐き出される吐息も汗も愛液も同じ香りと快感効果を備えている。
 
 その淫気香は快感毒に近く、催淫効果バツグンである。が、性感神経を刺激する神経毒までは含まれていない。そんな事をしなくても充満する花の香りとエルフィンのスベスベ女体があれば十分男を悦ばせられる。小刻みにグニグニ震える姿はバイブレーターを髣髴とさせる。『とらわれペンギン』では3階のボスを任される程の実力の持ち主だ。また防御力も精力値もエルフ・ダークエルフより高い。
 
 性的に興奮し続ける花の香りに包まれあお向けに寝かされてナイスバディな妖精にのっかられると多くの冒険者は我を忘れて花畑の中で快感に身を預けてしまうだろう。だが、セックスバトルRPGにおいては射精の結果幸福が与えられはしない。安らぎは与えられても、その結果はゲームオーバーの苦い現実だ。脳を痺れさせる香りの中でも自分を見失わずに、全身愛撫で悦ばせるしかない。
 
 エルフィンも長生きで百戦錬磨、攻撃テクニックもバツグンだ。騎乗位で下から突き上げられた経験も多く、アソコの防御もしっかりしている。エルフィンにとって花の精気がある限りそれをエネルギー源にして精力を保つので、ナカナカ果ててくれない。集団行動をしなくても十分だったのもうなずける。
 
 しかしエルフィンに襲われた男達は彼女の全身を愛撫するヒマもなく一心不乱に腰を突き上げ、その極上の感触に簡単に射精し続けた。その為全身愛撫の経験はそれ程多くなく、なので比較的全身愛撫攻撃に弱い側面もある。触られた事がないという事ではないので、それなりに耐久力があるが、こちらのテクニック次第では腰を突き上げるよりも指先の魔術で悦ばせた方が大きなダメージを与えられる。そこがエルフィン攻略の狙い目となるだろう。
 
 まれにエルフィン集団に襲われる事もあるが、エルフ程統率も取れていないので集団に恐れをなさず、全身愛撫攻撃で着実に倒すのがよい。淫気香によってターンごとに受けるダメージが徐々に大きくなって行くので、長期戦はできれば避けたい。ニオイを嗅がなければという浅はかな冒険者はエルフィンの愛液に翻弄されて大ダメージを受ける。淫らな花の香りの正体はそのいやらしく甘い蜜なのだ。騎乗位で結合して腰は動かさず、全身をコショコショ愛撫し続ければエルフィンは自滅する。人数が増えても基本戦略は変えない方がいいだろう。
 


エレベーターガール【えれべえたあがある】

  種 族:人間
  レベル:E
  得意技:ご奉仕フェラ、立位、手袋しごき/姉、手フェチ、フェラ、集団、イメクラ、美声


 エレベーターに出没する、ぴっちりミニスカスーツに身を包んだ上品なおねえさん。特徴ある柔らかい声と抑揚で階を案内してくれる。彼女達はエレベーターに潜みつつ冒険者が乗り込んで来るのを待ち続けている。賢明な冒険者ならエレベーターガールのいる密室には乗らないが、万一乗ってしまったり進行上どうしても乗らなくてはいけない場合は、逃げられない密室できれいなお姉さんのフェラや立位に翻弄される事になる。
 
 乗り込んで来た冒険者に「いらっしゃいませ」と深々頭を下げ、ひざまづいていきなり咥え込んで来る。そのまま彼女のご奉仕フェラで抜かれてしまう冒険者も珍しくない。どうにか後ずさって逃れてもすかさずエレベーターガールは立ち上がり抱き付いて来る。逃げられない狭い密室だから自信もある。エレベーターに閉じ込められた冒険者は背中を隅っこに押し付けられつつミニスカの片足を振り上げたエレベーターガールの餌食に。立位挿入でどこにも逃げられずに一方的に射精させられる冒険者も多い。
 
 またトラップのようなダミーエレベーターもあり、うっかりその扉を開けてしまうと中にぎっしり詰め込まれたエレベーターガール達の中に引き込まれて密着&もみくちゃにされてしまう。そうなると代わる代わる密室立位やスマタに晒されて、小さな黒い帽子の女性達の甘い香りに満たされながらとろけてしまうだろう。
 
 彼女達は麗しい抑揚を付けてキレイな声を出すよう訓練されている。その声に案内されてつい高められてしまう冒険者も続出だ。耳元で「次は腰のグラインドでございまーす」「次は手袋でございますー」なんて案内されながら一方的に攻撃を受けかねない。
 
 彼女達はいつも上品・平静なので、生ぬるい責め程度では動じず逆に天国まで案内されてしまう事になる。また柔らかい素材の白い手袋を嵌めているので、お姉さんを愛撫だけで倒そうとしても生地越しの手コキ攻撃で返り討ちに遭いかねない。初心者にとっては特にスタンダードに強い敵さんなので、こっちもスタンダードな責めと守りで着実に感じさせる事が勝利に繋がる。トラップの場合全員を平らげないと抜けられないので、レベルが低い内にお姉さん集団に包まれたら絶望的だ。
 


エロティックフープ【えろてぃっくふうぷ】

  種 族:トラップ
  レベル:D
  得意技:しがみつき、うねる腰使い/属性なし


 女の下半身だけの化け物。キマイラ生成時に使い物にならなくなった部品の一部が廃品利用されたもののようだ。キマイラの多くは上半身が人間の娘というもので、魔族の手によってキマイラが作られた折、時々下半身が余る事がある(ほとんどは溶けたり消化されたりするのだし初めから存在しない者もあるのだが)。
 
 廃品利用なので魔力も強くなく、単純トラップとして使い捨てにされているようだ。腰から下だけの存在なので走って冒険者を追いかけ、その腰に飛びつくとピッタリ張り付く。足を男のお尻に回しガッチリ固めるとイチモツをアソコに収めて来る。腰で輪っかを回すフラフープにその形が似ているのでエロティックフープと名づけられた。
 
 エロティックフープは裸で投げ捨てられた状態で横たわっており、冒険者の足音の振動が伝わるとおもむろに起き出し、音の方向へと一目散に走って来る。上半身がないだけ俊足だ。目が見えず音の振動だけを頼りに貼り付いて来るので、よく目測を誤り、お尻からしがみ付いてしまったり、エロティックフープの存在に気づいた冒険者が足を止めるなり別の所で物音を立てるなりすれば簡単に欺かれてしまう。ちょっとお間抜けなトラップ。
 
 だが一たびハメられてしまうと抜け出すのは大変だ。ガッチリ腰に足を回してものすごい力で密着するので引き剥がすのは大人の男の力でも無理。エロティックフープはその名に恥じる事無くエロチックに前後左右上下にぐりんぐりんものすごい勢いで腰をひねり、冒険者をこれでもかと締め付けながら揉みしだき続ける。もちろん出し入れも激しく、トラップにかかった冒険者は相手の動きに合わせて腰をくねらせてしまうという。その淫乱な動きは傍目にはフラフープを廻しているように見えるらしい。
 
 快感に耐えられなくなって座り込んでしまうとエロティックフープはトドメの体勢に入る。冒険者のお尻を地に押し付けながら微妙な振動を加え、前後にゆっくり大きく腰をくねらせる。未熟な冒険者はそこから脱出できずに女の下半身を抱き締めたまま漏らしてしまうだろう。
 
 エロティックフープには頭脳がなく魔族の命令に従って自動的に動くだけである。動きのパターンもある程度決まっているし臨機応変な対応もできない。それに意志をもってガマンするという概念もないので、エロティックフープは激しく動きながらどんどん感じてしまいやがて自滅してしまう。
 
 なのでエロティックフープが走って来たら足を止めて物音を立てず、何かを投げて欺くとか、後ろ向きになってお尻に張り付かせるとか(そうすれば股の間から手を伸ばして指愛撫で一方的に倒せる)、万一挿入してしまったらひたすらガマンしていれば勝手に果ててくれる。攻略を知ってさえいれば恐るるに足りない。むしろコミカルな動きを楽しめるだろう。ただし攻撃力だけはそれなりにあるので自分の精力と防御力には気をつけて置こう。
 


演劇部員【えんげきぶいん】 nm

  種 族:人間
  レベル:E
  得意技:艶技、魅惑の歌、純情なフリ/思春期、イメクラ


 昔の西洋風のワンピースドレスに身を包んだ女の子。村娘の風体だが、それはあくまでコスチュームだ。純情そうに近づき、素朴な演技で男を翻弄する。その若い肢体が彼女の武器でもあるが、その前に淫らな演劇を見せ付けられたり、はたまたそういう劇に参加させられたりしてしまう。
 
 また演劇部員は歌の練習も欠かさず、美しく歌って踊る女の子だ。艶劇と歌、これでまず演劇部員は冒険者を翻弄し、魅了しようと画策して来る。第一関門だ。これに動じなければ、後は脅威なのは若々しい女体のみ。
 
 ロリというには成長し過ぎているので、思春期属性だ。みずみずしく吸い付くような肌触りはすべての冒険者を感じさせるが、それにも増して思春期属性な男性にとっては要注意の相手。
 
 とはいえ、演劇をするだけの美少女という点では弱い敵と言える。攻撃力も防御力も人並み。もちろん人並みだけに普通の男性ならあっという間に高められて射精してしまうので、冒険者として先に進もうとするなら気を引き締めて彼女達を倒し続けなければならない。
 
 初歩的なステージに出没する相手なので、ちゃんと戦って経験値を稼ぎ、強靭な肉体と精神を手に入れよう。その為にこの手の所謂ザコキャラは見過ごす事のできない重要な役割とも言える。
 


エンジェル【えんじぇる】

  種 族:神族
  レベル:C
  得意技:空中ファック、幻覚攻撃、誘惑魔法全般、癒しの光/しっとり癒し


 天女が東洋の聖なる使いなら、こちらは西洋の使徒である。相手を圧倒する神々しさを放ちながら、溢れる愛で男を包み込んで来る。天使とは文字通り天の使い、神の使者の事で、その数は数え切れないという。人数が多いのでその力や役割に応じてさまざまに階層分けされている。上位の天使は力天使や熾天使のように呼ばれ、またそれぞれ偉大なる固有名詞を持っている。その為上位の天使はここで一絡げにされず、固有名詞ごとに区別される。よってこの項目で説明される天使は下層の名もなき使者達である。
 
 下層とはいえ、その力は神族として申し分なく、ナカナカに強力だ。並の冒険者ではまったく太刀打ちできない。セックスバトルRPGではこうした下層のエンジェル達が大勢登場し、性的な攻撃で男達を翻弄する。彼女達は崇高な目的でそうしているのではなく、多くの場合強大な存在に操られて動いている。
 
 翼を持ち下着を着けず薄いローブか聖装で神々しい長い髪が特徴。あっという間に全裸になる事ができ、冒険者の前に姿を現すとたちまちローブを脱ぎ捨てる。黄金率に従った肢体が眩しく輝き、心を奪われてしまう。
 
 エンジェルは誘惑系・魅了系の魔法全般に通じていて、一目惚れ攻撃から魅了を深める呪文まで一通り心得ている。つまりどの冒険者もエンジェルを見た瞬間から倒した後までずっと彼女達に魅了され、恋焦がれ、心を許してしまうよう仕組まれている訳だ。その誘惑に抵抗する事はできない。冒険者はまず彼女を愛した状態で戦闘スタートを余儀なくされる。魅了から脱出する事はまれなので苦戦してしまうだろう。
 
 エンジェルは自慢の翼で冒険者を抱きかかえて飛び立つ。男の体を支え落とさないようにしてさまざまな体位で結合する。空中なのでかなり自由な体勢を取る事ができ、しかも冒険者側は空を飛べない事が多い為動ける範囲に圧倒的な差ができる。特に下から支えて突き上げるように腰を動かす空中正常位は脅威だ。重力に従って深く奥に引き込まれ棒全体を神性を備えた膣で翻弄する。
 
 また彼女達の中には幻覚攻撃を得意とする者もいる。魅了攻撃の応用で、男をもっと興奮させ感じさせる為の魔法だ。冒険者は相手がどんどん魅力的に見えたり、相手の数が数倍になる幻覚を見せられたりする。一対一なのにいつの間にか数百のエンジェルに囲まれているように見えたりするとそのシチュに興奮して出してしまう事も。
 
 しょせんは幻覚で本物じゃないといって安心してはいけない。たしかに直接性感を刺激するのは本体だが、それ以外に幻覚によって感じさせられてしまう事もある。本当は触られていない場所なのにあたかも触られているかのように思い込めばその部位の神経は反応する。つまり幻覚は自分の脳が勝手に作り出した情報だが、その情報によって本当に感じてしまうのだ。慣れない冒険者は幻覚だけで射精する。
 
 また、エンジェルの恐ろしさは徒党を組むと発揮される。彼女達は仲間の精力を回復させ且つ冒険者の心のタガを外す「癒しの光」を駆使するからだ。この光を浴びると男は安心してしまい、敵の攻撃をダイレクトに受けてしまう。魅了の方が強力なので一対一ではめったにこの光を発しないが、仲間がいる場合対男性効果よりも対女性効果の方が大きいので、結構頻繁に使って来る。仲間の女性は癒しの光で精力を回復する。通常RPGでも敵に回復役がいると厄介だが、エンジェルはこの役目を負っている。
 
 魅了攻撃を避ける事はほとんどできないので、心奪われたまま戦う事を余儀なくされはするが、それでも相手に没頭しない内に倒せば打破できる。惚れてしまう事は防御力の低下を招くが、攻撃力にはあまり影響しないので、ガンガン責めるのがよい。ただし一目惚れ状態からどんどん愛が深まってしまうので、長期戦は避けた方がよい。長引けばそれだけ冒険者のハートがどんどんそっちに傾き、我を忘れて緩みまくってしまうからだ。好きな相手が神秘の快楽を与えて下さるとなれば喜んで精を提供してしまうだろう。
 
 空中ファックはアクロバット攻撃と敵に有利に動ける範囲が強みだが、レベルが上がればそれにも対処可能だ。人間だって舞空術は体得できる。同じ水準に立てれば空中アクロバットも恐れるに足りない。返り討ちも夢ではない。
 
 幻覚攻撃は厄介だが、一刻も早く脱出するか、幻覚を見せられたままでも勝つとなれば「本体」をいち早く見つけ出し責めるしかない。そして癒しの光対策は通常RPGと同じである。エンジェルと仲間が出たら「回復役」から先に倒せばよい。エンジェル同士など回復役ばかりの時は「回復が追い付かない様にする」しかない。一度に全回復はできないので、こちらの攻撃が鍵となるだろう。
 
 神族の中ではランクが低い相手だ。それだけに、彼女達も満足に倒せないならこの先の冒険は思いやられる。神族と戦うつもりなら冒険者はエンジェルの攻撃を克服しなければならない。彼女達は強力な登竜門と言えるだろう。
 


エンプーサ【えんぷうさ】

  種 族:魔族
  レベル:B
  得意技:淫夢を見せる、魅了、眠らせる、バナナ締め/全属性対応


 女神の使いを務める夢魔。「力づくで押し入る女」と言う意味のエンプーサは、その名の通り逆レイプの達人である。狙った男の夢の中にあらわれ、快感と引き換えに精気を吸い取る。夢の中で彼女達の誘惑に抗える男はほとんどなく、大抵夢精の世界にいざなわれてしまう。ギリシア版のサキュバスだ。もちろん夢精の快感は射精の中で最上であり、毎晩夢精させられてはあっという間に衰弱してしまうだろう。
 
 エンプーサの活躍場所は夢の中に留まらないのもサキュバスと同じ。美しい娘の姿となって男に近づき、相手がその気になると一気にすべての精をむさぼりつくされてしまう。交差点で逆ナンされたらエンプーサかも知れない。食べられないように気をつけたい。
 
 淫魔の中では弱い方だが、セックスバトルRPGにおいては淫魔自体が高い地位と強力な力を秘めているので、エンプーサもかなり冒険が進んでからのご登場となる。特に邪悪な女神の手下として遣わされ、夢魔としての職務を全うしようとする。多くの場合エンプーサは初めから姿を現す事がなく、夢の中に潜んだり夢に入り込んだりする所から始まる。
 
 誰かの脳に入り込むような精神ステージで登場する事が多い。昏睡状態に陥った男を淫夢から救う為に精神世界に乗り込む冒険者達の多くが、エンプーサの餌食になる。犠牲者の男は絶えず淫夢を見せられて射精し続け、衰弱しているから、頭に潜む淫魔を退治しなければ目覚めない。乗り込んだ冒険者も容赦なく淫夢の登場人物としてセックス三昧になる。
 
 誰かを昏睡状態にするだけの力はエンプーサ単体にはなく、バックに強力な魔物や邪神が控えている事が多い。その為こうしたステージのボスにエンプーサがなる事は少なく、別のボスを倒す事になるだろう。だがエンプーサは間違いなく、そういうボスの側近の役割を担っている。サキュバス達と協力する事も多い。
 
 エンプーサ単体の行動の多くは、精神に巣食い、毎晩淫夢を見せる程度だ。寝ている間中は淫乱なシーンを次々に見せつけて夢精を誘う。相手が目覚めてしまえば片鱗しか覚えていない事も多く、また昼間ホストが起きている間は淫夢を見せられない。暫くは普通に生活できる。その代わり毎晩毎晩淫夢に晒す事で気付かない内に精気を抜き取り、徐々にやつれて行く訳だ。エンプーサに取り付かれた男はこうして昏睡状態に陥る事無く衰弱死する。
 
 彼女のこの力や能力はサキュバスと同じだが、エンプーサはサキュバスのように群れる事が少なく、上の命令で仲間と行動している程度。自由なら単独行動がほとんどだ。その為サキュバスのように集団で夢の中で犯したり現実世界で集団逆レイプを行う事無く、単独で逆レイプを仕掛ける。その分サキュバスよりはましと言えるだろう。
 
 エンプーサ単体に取り付かれた程度なら、取り付かれた男が自分で精神を立て直して気を強く持つ事で自分で追い払える。男がエンプーサに取り付かれた事を知りながら彼女を求めるようであれば衰弱してしまうので、専門のハンターに治療して貰う必要があるが、夢に出て来たエンプーサに「出て行け」と強く言えば「自分の力ではこれ以上こいつをエサにはできない」と判断し、その日の内に出て行ってしまう。その点が「手下として働くエンプーサ集団」や「サキュバス集団」との決定的な違いだ。
 
 黒幕がいてエンプーサが使い魔として登場する場合、その強力な魔力により犠牲者は目覚める事ができず、昏睡状態のまま24時間ひっきりなしに快感に晒される。サキュバスの群れに取り付かれた場合、一応目覚める事はできるものの、精気吸収の量がエンプーサ以上に多く、消耗激しく衰弱の度合いも大きい。エンプーサに「出て行け」と言えば素直に出て行くが、サキュバスには言ってもムダ、しつこく付き纏われる。いずれの場合ももはや犠牲者の精神力ではどうにもならず、精神世界に乗り込む「冒険者」が必要となる訳だ。それだけにそういう世界に乗り込むハンター達はかなり強力な敵達と戦う事になると覚悟しなくてはいけない。
 
 他人の夢の中をステージにする場合、ホストが好むシチュが用意されている中に乗り込むので、冒険者はまずホストの属性を知り、それに対抗できるようにして置く必要がある。ホストがロリ属性ならその淫夢はつるぺたなおにゃの子で満ち溢れているから、冒険者がロリ属性だとまず攻略できない。
 
 エンプーサはそういうステージの最終段階で登場する。単独の場合もあるしボスが強力なら複数登場する。夢の中は彼女達の魔力も十全に解放されるので、相当レベルを上げてからでないと太刀打ちできず、返り討ちに遭ってしまう。だが、サキュバスよりも弱いと思って、どんどん倒せるようでないと、ホストを救出できないだろう。
 
 エンプーサは上に述べた通り夢の中だけに登場するのではない。精神世界以外でも冒険者はエンプーサに襲われる事がある。通路となる場所でそれなりに冒険の深部に達していたら、そこにエンプーサが控えていてもおかしくない。現実世界に飛び出したエンプーサは、まず男を魅了しようとさまざまな誘惑攻撃を仕掛けて来る。そこで魅了されてしまうと勝ち目はない。ゲームオーバーな上その後夜な夜な淫夢の餌食となってしまう。
 
 またスリープの魔法も心得ており(眠っている相手には効かない)、起きている冒険者を眠らせようとする。本体が外に出ている為淫夢を見せる事はできないが、眠って動けない冒険者を犯し、一方的に責める事ならできる。エンプーサが仕掛けなくても冒険者が勝手に淫夢を見てくれて射精に至る訳だ。寝ている間はこちらのターンにならないので、早く脱出する等の対策が必要だ。
 
 エンプーサのアソコの実力はサキュバスと同じ位。つまりエルフ以上の具合のよさだ。動かなくてもハメているだけで勝手に収縮・蠕動し、包み込んでいるすべての性感神経をこれでもかと刺激し続ける。入れた瞬間射精してしまう男も数え切れない。その上エンプーサはうねるような腰使いと意志によって蠢く膣の力で冒険者を翻弄する。締め付ける力は皮付きのバナナを握り潰し引きちぎってしまう程。「力づく」の名前通り、パワータイプの敵が使うような万力のようなバナナ締めを難なく使って来る。
 
 特に眠っている間のバナナ締め攻撃は危険だ。意識混濁状態なので防衛できず、ダイレクトにダメージを受けてしまう。また、誰かの手下として複数行動している場合、一人がスリープ魔法をかけ続け起きた直後にまた眠るようにし、一人が夢の中に入り込んで淫夢を見せ、一人が眠っている冒険者にバナナ締めを食らわすと言う強力な連係プレイが可能だ。この状態になってしまうと起き続ける事が難しく、一方的に絞られてしまう。
 
 多くの場合エンプーサは単独行動で、サキュバス程の魔力もテクニックもない。感触は同じだが腰をグラインドさせて万力のように締める直情型の単調な攻撃が多い。それでもかなり強力だが、サキュバスとも戦うつもりなら、冒険者はエンプーサにてこずるべきではない。ちゃんと起きてしっかりダメージを与え続けて活路を見出そう。連係プレイに陥ったらまずは直接手が出せる相手、淫夢を見せている相手から倒すしかない。連携を崩せば睡眠地獄からも解放される。
 




 

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