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日記と言うより妄想記録。時々SS書き散らします(更新記録には載りません)

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日記と言うより妄想記録。時々SS書き散らします(更新記録には載りません)

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[悟空&ジープ]いつも通りの聖なる日

  • 2011/12/25 00:10
  • カテゴリー:最遊記
全くそんな風ではないけど、一応クリスマス話。




吹き付ける風の冷たさに、悟空はぶるっと身を震わせた。
その肩で、ジープが小さなくしゃみを零す。



雪の降り積もった山の中で一人、取り残されている。
原因は他でもない悟空自身で、雪の積もった坂道での戦闘中、足を縺れさせて転んだ事にある。
それなりの急斜角だった為に、悟空は結構なスピードで転がり落ち、その先にあった崖から落下してしまった。
幸運だったのは、降り積もった雪がクッションになったお陰で、怪我らしい怪我をしなかった事か。

ジープは転がって行く悟空を追い駆けて、崖の下まで降りて来た。
どうせこの積雪ではジープの足を頼りにする事は出来ないから、飼い主の手を離れても問題はない。
寧ろ、逸れた悟空が一人で歩き回って迷子にならないように見張る事こそ、今のジープに課せられた役目であると言える。


そうした経緯で、悟空とジープは、二人────一人と一匹で、崖下で三蔵達の到着を待っている。

ちゃんと迎えに来てくれるかな、と悟空は少しばかり不安だったのだが、ジープが此処にいるのなら、三蔵も悟空との合流を急ぐだろう。
何せジープがいなければ、一行の進みは格段に遅くなるし、何より物臭な彼が自分の足で旅をするなど、先ず有り得ない事だ。
それを考えると、悟空は尚の事、ジープが自分を追い駆けて来てくれた事を感謝せずにはいられない。


……でも、この寒さは、正直、辛い。




「う~っ……マジで凍りそう」




両腕を摩りながら呟いた悟空に、ジープが頷くように小さく鳴いた。


これだけ寒い日なら、いつもは外套を羽織っているのだが、今はそれも手元にない。
戦闘となると飛び跳ね周る悟空にとって、嵩張る防寒具は、邪魔にしかならないのだ。
今日は吹雪いてもいないし、動き回っていれば温まると思って投げていたのだが、こんな所でそれが裏目に出るとは。

適当な木の下に移動して、風よけにし、悟空はその根本に蹲る。
じっとしていると足元から冷えてくるような気がしたが、それは立っていても同じ事だ。
せめて残った熱だけは手放すまいと、自分の身体を抱き込むようにして丸くなった。


そんな悟空の襟元に、温かなものが触れる。




「ジープ?」




キュ、と耳元で聞こえてきた小さな声。
背中の鬣が悟空の耳元に当たって、少しくすぐったかった。

真っ白で、何もかもが埋まってしまったような世界の中で、直ぐ傍に感じられる、温かな熱。
それがどれだけ得難くて、寒い世界でどれだけ心安らぐものなのか、悟空は知っている。


一人と一匹で、真っ白な世界の中で蹲る。
見上げた空は曇天に覆われていて、今にも空から結晶が落ちて来そうだった。

それをぼんやりと見つめながら、そう言えば───と、悟空は今朝の会話を思い出す。




「今日って、クリスマスらしいんだよな」




悟空の呟きに、ジープが小さく首を傾げた。




「八戒が言ってた。ほら、八戒って日記つけてるじゃん。あれで日付、覚えてるんだって」




成程、と言うように、ジープが瞬き一つして頷いた。


今日はクリスマスなんですねえ、と言った八戒に、直ぐに悟浄が反応した。
今年はサンタクロース来るのかね、と悟空に向けて言った彼の目は、明らかに子供扱いして揶揄っているものだった。
悟空は頬を膨らませ、そんなに子供じゃないと言い返したが、その実、17歳頃までサンタクロースの存在を信じていたのも事実で、顔が赤くなるのは誤魔化せなかった。

そもそも、悟空がそんな年齢になるまでサンタクロースを信じていたのには、訳がある。
元々クリスマスと言う行事を知ったのが、悟浄と八戒の二人と知り合ってからだったので、先ずスタートが遅かったのだ。
クリスマスは異国の宗教が祭事の一つとしていたものが、形を変えて一般に広まったものであったから、仏教を信仰する寺院にいた悟空が知らなかったのも無理はない。
八戒は悟空にクリスマスを教えると共に、サンタクロースと言う奇蹟者がいる事も教え、それから三年間、渋る三蔵を説き伏せ、サンタクロースからプレゼントを貰うと言う演出で悟空を楽しませたのである。
そうした過去から、悟空は17歳のクリスマスに、枕元に忍び寄る人の気配に気付いて目を覚ますまで、サンタクロースの正体を知らなかったのだ。

それを今になって揶揄われて、悟空は恥ずかしくて堪らなかった。
仕返しに、悟浄が腹に綿を詰めて赤い服を着て、白髭をつけると言う、ノリノリでサンタクロースに紛争していた事を言ってやれば、悟浄も赤くなって「ありゃジャンケンで負けただけで、ノってた訳じゃねえ!」と言われたが、真実がどちらであるにせよ、悟空にとっては良い攻撃材料である事には変わらない。


二年前にサンタクロースの正体を知ってからも、悟空へのクリスマスプレゼントは続いた。
去年は既に旅に出ていたし、正体も判っていたし、期待はしていなかったのだけれど、宿屋で眠って朝になると、枕元に小さな箱が置いてあった。
添えられたメッセージカードには、英字で『MerryXmas!』の文字があって、毛糸の手袋が入っていた。

もう子供ではないつもりだったけれど、やはり貰うと嬉しいもので、悟空は暫くの間、手袋をずっと嵌めていた。
八戒の手作りであったそれは、程なく戦闘の最中にボロボロになってしまったのだけれど、それでも八戒は嬉しそうにしていた。



────でも、今年のクリスマスは、そんな華やかさや楽しさとは、縁遠いものになりそうだ。




「ぜーんぜん、クリスマスらしくないよなあ。って言うか、寧ろ厄日って感じ」




最早日常と化した襲撃を受けて、坂道で足を滑らせ、崖の下に転落して、三蔵達から逸れた。
待機を余儀なくされた崖下の森の中は、吹きつける風が冷たく、雪に覆われた地面もとても冷たい。
正に踏んだり蹴ったりである。

うんざりとした表情で溜息を吐いた悟空を見兼ねてか、ジープが慰めるように頬を摺り寄せて来た。
悟空はくすぐったさに目を細め、ジープの喉を指先で撫でる。




「へへ、サンキュな、ジープ」




笑う悟空に、ジープも嬉しそうに鳴いて見せる。
そんなジープに、悟空はまた口元を綻ばせ、




「なあ、ジープ。今日はなんか散々でさ、ちっともクリスマスっぽくないけどさ。でもオレ、別につまんないとか、そういう事はないんだ」




悟空の言葉に、ジープが不思議そうに首を傾げる。

────クリスマスらしさなど欠片もないし、命の遣り取りばかりで、ろくに心が休まる事も出来ないのは、いつもと同じ。
旅に出る前のようにサンタクロースが来るとも思えず、去年のように宿で明日の朝を心待ちにする事もなかった。
寧ろ今は、三蔵達に置いて行かれはしないかと、些かの不安もあったりする、のだけれど。


不思議と悟空の心は落ち着いている。
辺り一面の雪景色の中に、一人でも。




「昔は……こういう時に一人でいると、凄く心細くて。三蔵と一緒にいても、やっぱり不安で」




荒涼とした岩肌も、何処までも続く青い空も、そこに輝く太陽も、雪の白が何もかも覆い尽くして行くのを見た。
ただただ見詰める事しか、あの頃の悟空には許されなくて、音すら消えて行く世界で、悟空はじっと蹲っていた。
────今、白い世界の中で、一人蹲っているように。

500年の白は、悟空の心の中に根を張り、ほんの数年前までじっと巣食っていた。
雪を見てはしゃぐ事もなく、遊びたがる事もなく、胸の奥から湧き上がる冷えて行く感覚に、じっと閉じ籠り続けてきた。
外の世界へ連れ出してくれた太陽の声も、その時だけは、雪の中に消えて行くような気がして、効くのも怖くて。


それなのに、今は少しも怖くない。
真っ白な雪の世界に一人取り残されていても。




(……多分、)




今はきっと、雪を怖いと、そう思う暇すらないから。
雪を怖いと思うよりも先に、賑やかで楽しくて、暖かい記憶が思い出されるから。


怖くない。
怖くない。

今が一人ぼっちでも。




「三蔵達、まだかなぁ。腹減ったな、ジープ」




言ってから、ああ、と悟空は思い出す。
今は一人ぼっちなんかじゃないんだと。
触れ合う温もりは、確かに此処に存在する。





遠くから聞こえた呼び声に、悟空は立ち上がる。

走り出す足が止まる事は、もう、ない。








なんか真面目な話になった。
うん、凄くクリスマスらしくない! うちのサイトではいつものこと!
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[子サイ&子スコ]閉じ行く世界の、とある隙間

  • 2011/12/22 20:16
  • カテゴリー:FF



「サイファー、誕生日おめでとう」



イデアの言葉を真似するように、沢山の声で同じ言葉がリピートされる。
それがサイファーにはむず痒くも嬉しくて堪らなかった。


石造りの家の外では、しんしんと雪が降り続けている。
締め切った窓は、部屋と外気の温度差の所為でほんのりと雲っていた。

荒涼としたセントラ大陸は、どの季節でも少し気温が低く、夜になると陽の光を失った為に冷え込みも一層進む。
冬の只中ともなれば尚の事そうで、石造りの部屋の中も、放って置けば冷蔵庫の中のように冷たくなる。
小さな子供ばかりがいる中で、そんな酷な環境を作る訳にはいくまいと、シドが作った小さな暖炉は、冬に入る前からフル活動されている。


温かくて柔らかくて、賑やかな、閉ざされた世界。
其処で迎えた、生まれてから五回目の誕生日。



「はい、サイファー!プレゼント!」



そう言って小さな箱を差し出したのは、セフィだ。
受け取って箱の蓋を開けてみると、真っ白な毛糸で編まれた、所々解れたマフラー。



「皆で編んだのよ」
「大事にしてね」



キスティとアービンの言葉に、判ってるよ、といつものように少しぶっきら棒に言う。
けれども、声は言葉ほど刺々しくはなかったから、キスティがいつものようにサイファーを窘める事はしなかった。

サイファーは箱からマフラーを取り出して広げて見る。
綺麗に編まれている所はママ先生、幅が一律になっているのがキスティ、気紛れに歪んでいるのがセフィ、その後のズレを直しているのがアービン、解れているけど案外と整っているのは多分ゼル。
見ただけで、誰が何処まで手をかけたのかがなんとなく判るのが、少し可笑しかった。

くすぐったさを隠しながら、サイファーはマフラーを首に巻く。



「うん、似合う似合う」
「サイファー、あったかそう」



アービンとゼルが嬉しそうに行った。
頑張って良かったねー、とセフィがキスティに笑いかけた。

それを見詰めて、サイファーはふと、この寒いのに玄関傍でじっと動かない子供の事を思い出す。



「皆でって、スコールも編んだのか?」



暗い茶色の髪に、少しくすんだ、けれど綺麗な青の瞳をした子供。
此処にいる子供達の中で、ゼルの次に背が低くて、ゼルと同じくらいに泣き虫な子供。
いつも姉の後ろをついて歩いていた、今はそのついて行く手をなくした、泣く事を忘れた泣き虫な子供。

ほんの少し前まで、揶揄ってやると直ぐに泣いていたその子供は、近頃、めっきり泣く事をしなくなった。
サイファーが何を言っても、ほんの少し視線を向けて来るだけで、直ぐにそっぽを向いてしまう。
サイファーは姉を追い駆けてばかりの子供も好きではなかったけれど、今の、誰も何も見ていない青はもっと嫌いだった。
子供達はそれを知っているから、サイファーの言葉に、キスティとアービン、ゼルが言い難そうに顔を見合わせた。

────その傍らで、



「そうだよ~。マフラーのポンポンつけたの、スコールなんだよ」



にこにこと楽しそうに、嬉しそうに言ったのはセフィだ。
隣ではイデアもまた、いつもの優しくて温かな笑みを浮かべて、「ええ、そうよ」と言った。


サイファーは、マフラーの先端についている、丸いポンポンを見る。
縫い付け方はとても綺麗になっていて、正直、あの不器用な子供がこれをこなしたとは思えなかった。
けれど、にこにこと笑うイデアもセフィも、嘘をついている訳ではないだろう。
きっとスコールの下にこれを持って行って、針を毛糸に一度だけ通しさせたとか、そんな所に違いない。

子供らしからぬ顰め面でポンポンを見るサイファーに、イデアは小さく笑みを零す。
金色の髪を優しく撫でると、サイファーの緑の瞳がイデアを見上げた。



「とても綺麗につけられているでしょう。スコール、とても頑張ってくれたのよ」
「……うん」



真相がどうであれ、ママ先生がそう言うのなら、サイファーからは何も言わない。
素直に頷いたサイファーに、イデアは笑みを深めた。


カチリ、と部屋のドアが鳴る音がして、イデアが其方を振り返る。
子供達は次のメインであるケーキに夢中になっていたが、サイファーはなんとなく、椅子を立ったイデアを目で追っていた。

部屋の中に入って来たのはスコールで、イデアは小さな彼の体を抱き上げた。
スコールは肩を震わせてイデアに縋り付き、イデアはそんな子供の背中を優しく撫でてやっている。
子供が繋ぐ手を失った日から、何度も何度も繰り返された光景だった。


スコールを抱いたイデアが、寝室の方へと消えて行く傍で、キスティがカットされたケーキを皿に移し終えた。
ケーキは全部で8個にカットされていて、その内一つは冷蔵庫の中にある───多分シドの分だろう。
サイファーの前にも、特別にメッセージの添えられたチョコレートと一緒に、ケーキが運ばれた。
他のケーキに比べるとほんのちょっと大きい部分が渡されたのは、今日の主役がサイファーだからだ。
そんなサイファーのケーキを、セフィが少し羨ましそうに見てるのを見て、アービンが自分のを半分あげる、と言った。

ケーキなんてものは、此処にいる子供達にとって、特別な時にだけ食べられる、特別な御馳走だった。
だから皆、目の前に来ると直ぐに食べてしまう。
────けれども、この時のサイファーは、中々ケーキに手を付けなかった。



「あれ、サイファー、何処行くの?」



椅子から降りたサイファーに、ゼルが言った。
サイファーはちらりとゼルを見ただけで、ぷいっと無視する。

寝室からイデアが出て来たのを入れ違いで、サイファーはドアの隙間を潜った。



「サイファー?」



部屋を出たばかりのイデアが、ドアを開けて呼びかけたが、サイファーは応えなかった。
寝室に並んだベッドの一番奥で、シーツに包まっている子供の下へ向かう。

ベッドの住人────スコールは、ダンゴムシのように小さく丸まっていた。
今は一人きりで使っているそのベッドに、ほんの少し前まで、他の誰かが一緒に丸くなっていたのをサイファーは知っている。


ベッドの傍まで行ってみると、スコールはまだ起きていた。



「おい、スコール」
「………!」



びくっ、とシーツに丸まったスコールが小さく跳ねた。



「ケーキ、食べないのかよ」
「………」
「オレが食べるぞ、余ったケーキ」



滅多に食べられないケーキが好きなのは、スコールも他の子供達も一緒だ。
少し前なら、こう言ってやれば、「いや!」と言って跳ね起きて来た。

……けれどスコールは何も言わず、ダンゴムシになったまま。



「本当に食べるぞ」



実際は、それをしようとしたら、きっとキスティに見付かって取り上げられるに決まっている。
お菓子もご飯も、きちんと人数分あるのだから、誰かのものを勝手に取ったりするのは駄目だ。

けれど、此処でスコールがサイファーに「食べて良い」と言ってしまうか、「食べちゃダメ」と主張しない限りは、必ずしもサイファーが余ったスコール分のケーキを食べてはいけない、と言う事にはならなくなってしまう。
サイファーはちゃんとスコールに言ったのだから。


何も言わないスコールに、サイファーはむーっと唇を尖らせる。



「折角ママ先生が作ってくれたんだぞ」



誰かの誕生日の時にだけ食べられる、ママ先生の手作りケーキ。
今日はサイファーの誕生日で、だから主役もサイファーなのだけれど、ケーキは皆の為にも作られた。

それを食べないなんて。
折角作ってくれたのに。


語尾が少し強くなった所為で、またスコールがびくっと体を震わせた。
そのお陰と言って良いかは判らないが、スコールがそろそろとシーツから顔を覗かせる。

頼りない光を宿した青灰色が、窓から差し込む雪明りに照らされて、暗闇の中にぼんやり浮かぶ。
瞳に映り込んだサイファーの顔は、少し機嫌の悪そうなもので、再三スコールがびくっと体を竦ませた。
────が、サイファーの首を覆う白を見て、ぱちり、と瞬きを一つ。



「……サイファー、それ」



ベッドに横になったままのスコールの言葉に、サイファーはああ、と自分がマフラーを巻いたままにしていた事を思い出す。



「……これ、お前がつけたってセフィが言ってた」



マフラーの先についている、丸いポンポンを弄りながら、サイファーは言った。
うん、とスコールが小さく頷く。



「ママ先生に、教えて貰ったんだよ」



教えて貰って、僕がつけた。
僕が頑張ったら、サイファーもきっと喜ぶからって。

そう言ったスコールに、サイファーは少し意外に思った。
姉の事しか見えてない、ずっと姉だけを待ち続けているスコールが、サイファーが喜ぶかも知れない事に手を動かすなんて。
綺麗な青い宝石が、ほんの僅かでも、サイファーを想う事があるなんて。


寝室は、暖炉のあるリビングに比べると少し冷えていたが、凍える程ではない。
マフラーも必要ない程度だったので、解こうかと思ったサイファーだったが、



「サイファー…それ、あったかい?」



口元をシーツに埋めて聞いてきたスコール。
サイファーも、スコールと同じように、マフラーの波に口元を隠して言った。



「ああ」
「……そう」



良かった。

そう呟いて、スコールが小さく笑う。
サイファーが何ヶ月か振りに見た、スコールの笑顔だった。





サイファー誕生日と言う事で、サイスコ……?
自分の中でサイファー像が固まってなかった。駄作偽キャラすみません。

うちの子スコはエル姉ちゃん一番で、世界も殆どそれで埋まってますが、決してエル姉以外の事が見えていない訳ではなくて、ただそれを認識して「自分が一人ぼっちじゃない」事に気付くほどの心の余裕がなかった、と言うイメージ。
サイファーは幼馴染組の中では年上だし、なんだかんだで面倒見が良さそうな気がします。ジャイアン気質でもあるけど。
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ClaimhSolais 12

  • 2011/12/21 23:31
  • カテゴリー:龍龍
ファンタジーRPGパラレルの第十二話です。
京ちゃん鬱憤晴らし中。
01~10
11


ClaimhSolais 12

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[三&空]雪の日の子供

  • 2011/12/19 12:27
  • カテゴリー:最遊記




ちらちらと落ちて行く雪を見上げて、子供は何をするでもなく、立ち尽くしていた。




去年の終わりまで雪に怯えていた子供は、今年はそんな様子はちらとも見せない。
本来の子供の姿とでも言うべきだろうか、雪が降り出した途端にはしゃいで、窓から屋外に飛び出して行った。
まだ雪が降り積もらない内から、霜が降りただけでも夢中になり、「積もる? 積もる?」と期待満面の表情で保護者に詰め寄った。

金山寺の寺院を埋め尽くす程に雪が降ったのは、初雪が観測されてから三週間後の事。
例年に比べれば遅い積雪になったそうだが、そんな事は保護者にも、無論子供にもどうでも良い話だ。


雪掻きと言うのは存外と体力仕事だ。

三蔵にしてみれば面倒臭くて疲れるだけの仕事なのだが、子供にとってはそうではないらしい。
悟空は寺院の屋根の上から、シャベルを使ってどんどんと雪を落としており、その表情は至極楽しそうである。
広い境内の雪を集めるのもやりたがっていたが、其処には既に多くの修行僧が配置されている。
難癖なり何かしらの揉め事になるのは目に見えていたので、大人しく屋根の上の掃除をしていろと三蔵が言い付けたのだった。

境内で雪遊びをしたかった悟空は、三蔵に言いつけられた時は些か不満そうにしていたものの、結果的には、屋根の上の雪を独り占め出来るのが嬉しいらしく、始めて間もなく、楽しそうに遊びながら雪掻きを進めていた。



────そんな悟空が、棒立ちになって空を見上げている。
それを見つけた時は、また去年までの恐怖症が顔を出したのかと思ったのだが、どうやらそうではないらしい。



悟空は、去年八戒から貰った手編みのマフラーを首に巻いている。
手元は今年、寒くなる前にと、やはり八戒から貰った、これも手編みの毛糸の手袋を嵌めていた。
普段、薄着で過ごす事が多い悟空だが、今日ばかりはもこもこに着膨れしている。
まだ冬至も過ぎていないのに、大寒を思わせるような寒さであるから、当然だ。

とは言え、子供体温な悟空は寒さに強い───と言うより鈍い所がある為、初雪が観測された日などは、なんの防寒もせずに雪の中に飛び出していた。
その結果、翌日には健康優良児にしては珍しく(当たり前なのだが)風邪をひいてしまい、それを知った八戒と悟浄から三蔵が小言を喰らう羽目になった。
あれらの説教を何度も喰らう気はないので、二度とあのような事はさせるまいと、本日の着膨れ状態に至る。


屋根の上で立ち尽くす悟空は、マフラーに口元を埋めて、じっと空を見ていた。
どうしたのかと三蔵が執務室の窓から眺めていると、ちらり、と何かが空から舞い落ちているのが見える。

……雪が降り出している。
曇天の空から、ちらちらと舞い落ちて来る、冷気の結晶。
悟空は雪を掻き集める手を止め、誰もいない屋根の上で、それに目を奪われていた。




(……変わった所は、ないようだな)




去年までの悟空の様子を思い出しながら、三蔵は胸中で確かめる。




(ただ見てるだけか)




屋根の上の子供は、去年までのように、蹲ったりする様子は見られない。
真っ直ぐ背中を伸ばして、じっと空を見上げているだけ。



思えば、去年までのあの子供は、雪の空を見上げる事すらままならなかったのだ。
暗く冷たい、底冷えのする部屋の片隅で、シーツに包まって蹲っているしか出来なかった。

悟空が「雪が怖い」と言った詳しい理由を、三蔵は知らない。
ただ五百年もの長い歳月を、あの辺境の地で閉じ込められて過ごせば、そんなトラウマも生まれるだろうとは予想できる。


────しかし、ある一線を飛び越えてみると、案外とそれはちっぽけだったものに感じられる。
喉元過ぎればと言う奴なのだろうが、それにしても、大した変わりようだと三蔵は思う。
去年までは蹲って、見向きする事もろくに出来なかったのに、あれから悟空は雪一つではしゃぎ回るようになっていた。




(……まぁ、)




そっちの方があいつらしい。

そんな言葉を、煙草の煙で包んで吐き出す。
音にした所で誰も聞いている者はいなかったが。




屋根の上で、ぽつんと空を見上げる子供。
しばらくそのまま棒立ちになった後、彼は悴んで赤らんだ鼻頭を擦って、雪掻きの手を再開させた。





何書きたかったのか自分でもよく判らない……
もこもこ着膨れで雪掻きする悟空と、当たり前のように観察してる三蔵が書きたかった…と、思う。多分。
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事件・事故多発…

  • 2011/12/19 00:45
  • カテゴリー:雑記

ネタ粒に投げるつもりで軽ーく文章書いてたら、ダラダラ長くなってしまったので、ちょっと保留!

拍手押して下さってありがとうございます!通販申込みもありがとうございます!

昨日、近所で強盗事件がありました。年末が近付くと事件事故が多発すると言うのはよく言いますが、それにしたって最近事件も事故も多すぎやしないかい。昨日の朝も近所の道路で交通事故がありました。おっかないったらもう……
強盗事件の犯人は早く掴まって欲しいものです。よりによって神社の隣の寿司屋って……その寿司屋、昨日我が家の晩御飯を買った所です。って事はうちの夕飯代を不届き者が持って行ったと言う事か。ふざけんな。
不幸中の幸いは、怪我人がいなかった事。閉店間際の事件だったので、店員さんが一名残っていたのですが、その人にも怪我はなかったようです。
あと、うちの父親が巻き込まれなかった事。事件の数分前に近くで煙草を一服してたらしいんですが、建物に入って出て来たら警察が来てて、三角コーン置いて道路封鎖してる所でした。「あとちょっとズレてたら目撃者になってた可能性があるんだなー。なってみたかったな」とか暢気な事言ってましたが、心配になるから止めてくれと思いました。いや、冗談半分で言ってるんじゃなくて、犯人に早く掴まって欲しいから、目撃情報は多い方が良いと言う意味で言ったらしいんですが。

年末が近付いて、この書き入れ時(この字が“書入”なのか“掻入”なのか未だに判らない)、何処も忙しないとは思いますが、事件事故には皆様どうかお気をつけて。あと体調管理にもお気をつけて。竜徒の地元ではインフルエンザの発生が確認されました。注射嫌いで予防接種断固拒否な兄貴が菌を貰って来ない事を祈る(私は予防接種しました)。

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