記事一覧

低空

 すっかり秋空な今日この頃ですが、自転車で出掛ける時は要警戒態勢です。
 何故かというと、自転車に乗った目線の高さの辺りには、イグ的に重要な障害物が‥‥
 チャリチャリと上機嫌で走っていると、不意に視界に飛び込み、顔に当たりそうになる恐怖の障害物―――その名はトンボ! 英語では「ドラゴンフライ(Dragonfly)」とかいう、龍の一種のモンスターですよ!←かなり違う。

 勿論、電線の辺りをすいすい飛んでいる元気なトンボの方が、数的には段違いに多いのです。
 しかし天候の何かが悪いのか、それとも寿命が近いのか、何やらへろへろと低空飛行している奴もチラホラ。
 そしてそういう不元気な連中は、自転車が近付いてきても避けない(避けられない?)のですよ。
 昆虫が苦手なイグは、視界の先に虫っぽいものを確認すると、反射的にハンドルを切って避けようとするのですが、場合によっては急に車道側に張り出していく感じになります。そこに後ろから車が来ていたりすると非常に危ない。
 でもつい避けてしまうのです。昆虫苦手だから‥‥

 イグアナは草食獣なので、昆虫を見て食欲が湧く種族の気持ちがいまいち解りません。
 早く虫のいない季節になるといいのにと、ふるふると恐怖に打ち震えながら願っています‥‥

赤い

 ちょっと風邪気味で、赤いイグアナはいつもより二割増レッドホットな感じですよ。
 天候不安定な季節の変わり目なので、皆様も健康にはお気をつけ下さいまし。
(とはいえ、どんなに気をつけてても栄養摂ってても、風邪ひく時はひくんだけどね‥‥)

 そして赤つながりで全然話は変わりますが。
 先日、キユーピーのたらこパスタソースのCMソングがCDになったのは記憶に新しいところ。
 それでふと思い立って、キユーピーのサイトに行ってみました。
 すると普通の製品案内と並んで、案の定たらこの特設ページがありまして、PC用壁紙や、ケータイ用着メロ、写メ用フォトフレームなんかが無料配布されておりました。

 そのフォトフレームのひとつに、観光地によくある顔を出して写真を撮るための看板みたいな、たらこ着ぐるみの顔の部分が透過になってるやつがありまして。
 あんまり若くないイグは、そういう小ネタで写メを取ったりはしないので、今までそういうものを入手したりはしませんでした。
 が、これは妙に気になるものが‥‥
 というか、見た瞬間あのたらこ着ぐるみからシバが顔出してるのを想像しちゃったよ! うわあ!! シバ激愛の影サタン様に殴られそうだよ!
 とか一瞬思いましたがしかし、影様はコスプレ好きの魔王様。影様本人は嬉々としてたらこになりそうな予感もしたりなんかして‥‥

 何だかなあ。
 恐るべし、たらこキユーピー。

(余談ですがそういえばあれって「キューピー」じゃなく、「ユ」が大文字の「キユーピー」なんですね。なんか不思議)

メビウス

 全然話題にしてないけど、普通に面白いです、メビウス。
 メビウスは複雑な放送開始時の事情によって、里では放送が三ヶ月ばかり遅れています。それどころか、もっと遅い地域もあるらしく。
 なので、感想書いても都会の方からは今さら感漂ってしまう上、どこらへんまでネタバレに引っかかるのか全く読めないというのが気になっていて、あんまりネタにしないままだったのでした。

 しかし、さすがウルトラマンは手堅いです。
 メビウスは、マックス以上に昭和シリーズの流れを汲んで作られていますが、色々と新機軸も投入してありまして。
 昭和のみならず、今までのウルトラマンは大概「ウルトラマンが既存の地球人の体を借りている」という形式でした。一旦体を借りると、そのパーソナリティはほぼ100%地球人のものがベースになり、ウルトラマン本人の自我とかがどんなのだったかは全く解りません。

(その割に、任務を終えてM78星雲に帰るとなると、地球人としての生活をあっさり捨てて、ウルトラマンの意志として帰還してしまうのが謎だった。そして後発シリーズで兄弟を助けに地球に再来すると、人間姿で活動していても中身は全くウルトラマンの方のパーソナリティになってしまっている)

 その点、メビウスはいきなりウルトラマン本人が地球人のふりをしてGuys(今作における地球防衛隊)に入隊しちゃってます。誰の体も借りてないのは珍しいパターンのような。
 で、地球人としてのベースがないもんだから、登場時におけるメビウスの、ウルトラマンとしての初心者ぶりも面白かった。怪獣の攻撃を避けるために、うっかりビルを楯にしてしまい、熱血バカ系のリュウ隊員に「何やってんだよ! なんも守れてねえじゃねえかよ!!」と嘆かれるシーンは斬新だったなあ。

(確か「帰ってきたウルトラマン」で、ウルトラマンVS怪獣の戦闘で倒壊したビルの下敷きになって家族を失ったがゆえに、ウルトラマンを憎んでいる子供、というのが出てきたことはあったが、あれは戦闘下手というより不可抗力として描かれていた気がする)

 でもって、メビウスであるヒビノ隊員は、そういう失敗も踏まえて徐々に人間の思考を身につけると共に、先の戦闘で大敗したGuysの新隊員を集めるのですが、この面子がこれまた今時の新機軸でして。
 運動能力に秀でたイケメンJリーガーと女性バイクレーサー、眼鏡ドジっ子系の保育園の保母さん、大病院の跡取り息子らしい怪獣オタク、というラインナップ。
 前述の熱血バカ系は、そんな素人同然の新人達がいまいち気に入らなくて色々揉めたりするんだけど、その辺を上手く取りまとめる隊長は、なんか営業マンみたいな口の上手い人だったりするのがまた面白い(笑)

 そういう、新隊員どうしのうち解けるまでのゴタゴタを一通りやった後は、今度は謎の青いウルトラマン・ツルギが、死んだはずのセリザワ前隊長の体を借りて出てきたりします。
 メビウスがツルギに「君は宇宙警備隊のメンバーじゃないはずだ。何故この星にいるんだ」というようなことを言ったりして、ウルトラマン側の事情が少しずつ明らかになったりするのもこれまた手堅い。
 最もその手堅さゆえに、視聴者がぶっ飛ぶような派手さがいまいち足りないという気がしなくもないですが、その分後味の悪いネタは一切ないので、安心して見ていられるのはやっぱり強みではないかと。

 あと個人的には、メビウス=ヒビノ隊員役の人の顔(表情)がなんか好きでして。
 他の隊員みたいな細かい機微のあんまりない、「笑顔」「何か考えてる顔」「戦意」みたいな、大雑把なルーチンしかないような感じなんですが、それがまた今までの「ウルトラマンの力を手に入れた人間」ではなく「人間の姿をしているだけのウルトラマン本人」っぽく見えるのですね。
 悪意や邪気どころか、落ち込んだり悩んだりというマイナス思考そのものが存在してないようなウルトラマンが、そのまんま人間になった顔。その辺も、割と今までにないタイプかなあと思ったりしています。

 そんな訳なので、あんまり書かないけど毎週楽しみに見ています、メビウス。

残念

「新・桃太郎侍」があっという間に終わってしまいましたよ。
 最近のドラマは半年どころか、下手すると1クール13話にも満たず終わってしまうのでちょっと寂しいです。

 新しい桃太郎役の高嶋政宏は、ずっと前にSFアクション時代劇映画「ジパング」に出演した時の殺陣がすごかった記憶があったので結構好きで、桃太郎も楽しみに見ていたのです。
 なのに全八話。いくら何でも短すぎるような‥‥しかも何話かは変な時間枠に飛ばされてたので、ビデオ撮りきれなくて一部見てないし。

 ともあれ、イグは旧シリーズの高橋英樹バージョンも好きでした。
 確かそっちは、数年間テレビシリーズを放送した後、同じく高橋英樹主演の2時間スペシャルで復活したことがあったはず。
 新作を見て面白いなあと思ったのは、その全三作の位置付けでした。
 時系列でいうと、「新・桃太郎侍」→「新の最終回」=「2時間スペシャル」→「桃太郎侍(前作)」こんな感じ。

 前作では、桃太郎は既に自分が殿様の兄弟であることを知っていて(多分それで鬼退治しまくっても町方の手が回らない)、時々お城だか江戸屋敷だかの殿(兄)に市井の出来事を報告に行ったりするシーンがありました。
(しかしシリーズの長期化でその辺は段々忘れられたのか、後には全然出てこなくなった)
 新作では、桃太郎はまだ自分の出生の秘密を知らず、最終回でようやくそれと知って兄と対面し、お家騒動を収めるというラストでした。
 で、2時間スペシャルは、新の最終回をみっしりやった感じだったような記憶が。

 原作小説はさすがに読んでないのですが、何か気になってきました。
 かなーり昔の作品なので、今でも手に入るかなあ‥‥
 アマゾンでポチる前に、本屋で実物を見てみたい気持ちのイグアナです。

中の人日記・イオス×ソード小ネタ編

(またも小ネタメモなので、小説文にはなってません)
(前提‥‥コメディにおけるうちのイオスは、料理やお菓子作りが得意な餌付けマニアです)

 ◇ ◇ ◇

 キッチンで沈痛な面持ちと共に、何かが入った卓上のボウルを見つめ、何やら溜息をついているイオス。
 そこにふらりとやってきたソードは、勿論つまみ食いが目的である。
「お、何だ? 食いもんか?」
「ええ‥‥シュークリームを作ろうと思いまして、まずは中に入れるカスタードクリームを作ったのですが―――」
「かすたーど?」
「牛乳と卵黄から作るバニラ風味のクリームですよ」
「お、あの何かトロッとしてて甘いやつか?」
「そんな感じですね。でもそれが―――」
「よし、食ってやる!」
「あ!」
 相変わらず、返事も待たずにスプーンを突っ込み、ばくりとクリームを口に入れるソード。
 しかし。
「‥‥‥‥苦ぇぞ」
「‥‥だから止めたのに」
 呟くイオスに、ソードはハッとして牙を剥き、
「まさか毒でも仕込んであったんじゃねーだろうな!!」
「そんなはずないでしょう。‥‥実はこのクリーム、コーンスターチとベーキングパウダーを間違って入れてしまったんですよ」
「べーきんぐって何だ」
「ケーキなんかに使うふくらし粉ですよ。少量ならいいんですが、入れすぎると苦いんです」
「へえ?」
「こんなマンガみたいな間違いを、まさか自分がやるとは思ってもみませんでしたねえ‥‥」
 言いながら、失敗作の入ったボウルを片付けようと、すたすたと流しに向かうイオス。
 茫然としたままのソードに気づき、ふと振り返る。
「どうしたんですか、固まって」
「‥‥い、いや、何でもねえ」
 甘いと思って食べたクリームが壮絶に苦かったのには驚いた。
 が、「イオスが」「料理を失敗した」ことの方が、何故かショックだったということに、さらに衝撃を受けたソードであった。

イグ的信心

 イグのケータイには、地元の神社のお守りがついています。
 小さい天然石に干支と神社の名前がプリントしてあって、小さな鈴がついている、よくある普通のお守りです。
 ストラップとしては、一応は紐の長いネックストラップをカバン固定用につけてあるのですが、カバンを持ってない状況では、長い紐から外して本体だけを持ち歩くので、普段は連結用のアジャスタと神社のお守りだけがケータイからぶらぶらしているのでした。

 ところが先日。そのお守りが金糸の根っこから切れてしまったではありませんか。
 うわあ不吉な! と一瞬思ったものの、普通一年で交換するらしいお守りを、石なのでお焚き上げに投げ込んでいいのかどうかよく解らず(燃えないから)、結構長く持っていたので、これは流石に寿命かも。と思い、イグは新しいお守りを求めて神社に行ってきたのでした。
 参拝して買ってきた新しいお守りは、早速またケータイにつけました。石も金糸もぴかぴかで、何か御利益がありそうな気がします。

 そして余談なのですが。
 前のお守りがどこで切れたかというと、夏コミ会場でした。しかも帰り際。
 ケータイをカバンから出してみたらお守りがついていなくて、焦ってカバンのポケットを探ったところ、紐の切れたお守りが出てきたという。
 ‥‥どうやって切れたんだ、誰も触ってないカバンの中で。
 何か不吉。というか、不吉な何かから護られた気がひしひしとしたイグなのでした。
 どんな災いがあったんだ、夏コミ。

怪奇頭巾うさぎ

 サンリオキャラクターのマイメロは、果たして本当にうさぎなのか?
 何年か前、身内でそのような論議が沸き起こったことがありました。

(※ちなみに最近アニメ化されてるそうですが、里では未放映なので未見です)

 その頃は当然アニメとかなっていませんでしたし、いちご新聞とかを買ってまで情報を集める歳でもなかっったので、サンリオキャラは割と謎多き存在でした。
 大体にして「マイメロディ」という正式名称も知らなかったので、何か適当に「頭巾うさぎ」とか呼んでた気がします(笑)
 しかしそのような感じだったので、ある時、「あの頭巾の下には、本当にうさぎの耳が隠されているのか?」という疑問がふと頭をよぎり。
 以降、「実はあれはうさぎのコスプレをしているハローキティである」とか、「頭巾の耳は詰め物で、実はあの下には犬耳が‥‥」とか「得体の知れぬ××が‥‥」などと、激しい怪奇妄想が繰り広げられたのでした。

 で、そんなことも忘れていた今年の夏コミ、たまたまアニメのマイメロが好きらしい方にお会いしたので、「そういえばあれは本当にウサギなんでしょうか‥‥あの頭巾のうさぎ耳は詰め物だったりしませんか!」
 とか、なんか訳の解らぬことを口走ってしまい。
(しかも正確にどう言ったんだか、朦朧としててよく覚えてない)
 そうしたら、
「いた、アニメで弟とか出てきたし、普通にうさぎでしたよ(^_^;)」
 とお答え頂きまして。
 そんな訳で、何かすごいどうでもいい長年の疑問が、ようやく氷解したのでありました。
(でも未だにマイメロを見ると、心の中では「怪奇頭巾うさぎ」という単語がよぎるのだった)


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/

影響

 本日更新のトップに書いた通り、里では秋になると、葡萄染めの紫の毛並み、または小物が流行します。
 イグアナは赤い体色に合わないので、紫ものが身につけられないのがちょっと残念です。
(↑赤に紫は何か毒々しい)

 イグの中の人も、似合わないけど紫は結構好きな色です。
 中でも赤みのない青紫系が特に好きでして。
 何故かというと、数年前イエモンの「紫の空」をタイトルに頂いて、シバサタン小説を書いちゃったから(^_^;)
 電波のままに書いてみたら、影様が青紫好きで、部屋が色々と紫っぽい、という描写がありまして。
 本文を少し書き出した時点では、タイトルはまだ決まっていなかったのですが、そのシーンのせいで「紫の空」に決まってしまったと言っても過言ではないという。
 その勢いで表紙も紫の紙を使い、本が出た頃には、イグもつられて紫好きになっていたのでした。

 イグアナは非常に影響されやすいので、例えば格ゲージャンルで「餓狼伝説」をやってた頃は、テリーの赤ジャンの影響で赤が好きでした。
 それまではむしろ、赤は苦手な色だったんですけどね。何か頭痛くなるし、自分が赤いのでいまいち似合わない色だしで。でも餓狼のおかげでそのような苦手をひとつ克服し、赤は今でも好きな色のひとつです。

 余談ですが、コミックスでカラーになるまで、シバの配色は謎でした。
 髪の色は、ハイライトは何色だ、と妄想だけで色々書いてしまってから、シバが茶髪であることが判明し、えええー、と意外に思った人は多かったような記憶があります。
 しかし色が解っただけシバはまだ良かった。影サタン様はとうとうカラーにならなかったので、配色は謎のまま終わってしまった‥‥。
 おかげで今も、配色描写には苦悩するのですが、前述の経緯のため、イグの心の中で影様は紫系ということになっています(笑)

勝ち負けの行方

 レッドの中の人・榊は先日上京した際、捜し物をして池袋西部の化粧品フロアを絨毯爆撃いたしました。

 愛用していた某社のアイライナーが減ってきたので、同じものを求めていったのですが、目指す色は廃番になっていたのです‥‥
 それで、20を越えるような他社カウンターを全部回って、似た色を探したのですが、妥協出来るものはついに見つからず。
 しかしその時中の人は、本屋に行った時の話で前にも書いた時のように、「目当てのものはなかったが、何か買って帰らんと気が済まない!」といいう状態になっておりまして。

 それでふと目を止めたのは、某社のマスカラ。
 これがまた、以前別の会社の限定色だった、今はない色にちょっと似ておりまして。
 そのマスカラも、似た色を随分さがしたけど結局なかった、という色なので、これを代わりに買って帰るのもいいかも‥‥と、かなり買う気満々でテスターを見ておりました。

 で、化粧品カウンターのアドバイザーさんというのは、お客に声掛けする際、相手のメイクの何かをちらりと褒める、という手を使ったりします。
 これは別に心にもないお世辞を言ってる訳ではなく、その人が何を好きか、というのを掴むためでもある訳で、そこから似た系統の自社製品を勧めたりする訳ですね。

 自分がその時見ていたのは、ちょっと珍しい系の青みのマスカラだったのですが、それをひねくり回していた手に、やっぱり青み薄紫のマニキュアを塗っていたので、「青系が好きそうだ」とピンと来たらしいアドバイザーさんは、開口一番、
「素敵なお色のネイルですね」
 と言ってくれました。
 しかし。
 確かに珍しげな色味が気に入ったので塗っていたマニキュアだったのですが、実はそれは100円ショップで買った代物でした(^_^;)

 コミケの荒波をくぐって帰ってきても、一週間近く剥がれなかったことを考えると、100円とはいえ大層品質のいい品物だったのは確かです。
 しかし、顔にも普通にみっちり厚塗りしていったのに、まず褒められたのが100円ネイルとは。
 顔塗りに精進が足りなかったのを負けと思うべきか、お高い外資のカウンターで、100円ネイルを褒められたことを勝ちと喜ぶべきか、中の人はちょっと複雑です‥‥


 御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/

不吉な予感

 今日の「仮面ライダーカブト」のビデオ(第29話)を見たのですが。
 ‥‥大丈夫なのか、カブト‥‥

 元々カブトはあんまりイグの好みな感じではなく、途中途中も色々と「何だコリャー」な回が多々ありまして。
 ある回のラストシーンで、神代が実は‥‥! という重要設定をチラ見せして「次回に続く!」だったにもかかわらず、肝心の次回ではその引きがすっかりどっか行っちゃったまま、何事もなかったように話が続いてたりとか。
 加賀美に「俺とお前は友達じゃない」と言った天道が、ワームと戦う加賀美を本人に気付かれないところでこっそり助けて、へこんでた加々美に「俺一人でワーム倒したぜ!」と間違った自信つけさせちゃったりとか。
 他にも諸々、複線引いといて回収のタイミング悪すぎとか、回収まだかよ! な勢いで投げっぱなしとか、話によってキャラ変わっちゃってるとかがあまりにも多くて。
 好みという点をさっ引いても、構成のまずさとか、回によって不統一すぎる描写とか、これはちょっとあんまりじゃねーの、という感じだったのです、カブト。
 それでもとりあえず特撮だし、といった感じで、かなーり惰性で見ていました。

 しかし今回。
 数度の「何だコリャー」に耐えてきたイグもとどめを刺された感じで、流石にビデオ巻き戻して、脚本家の名前を確かめましたよ‥‥
 そしたら案の定、脚本家は例の人でした‥‥響鬼の時も「ええ?」と思って確かめたらこの人かい! だった例の人。
 公式サイトで確かめたら、別に何とも思わず見てた回は米村氏の脚本でした。
 そして何だコリャだった回は、全部例の人。
 何だかなあ‥‥ある意味解りやすすぎというか何というか‥‥
 いや、この人が書くから全部駄目だとは言いませんですよ。だってクウガの時はこの人だって、全体の構成から決して浮かない、普通の仕事してましたし。
 響鬼後半のアレも、個人的には激しく好きではないとは言え、まあ解ります。路線変更というのは、ガラッと変えないと効果が目に見えないので、多分「前半とは全く変えてくれ」という支持でああいうことになったんだろうという気はするんですわ。
 でも、別に路線変更を迫られてもいない(はず)のカブトで、何故この不統一っぷりなのかは、イグには全く解りません‥‥

 思い返せば、例の人はかつて「鳥人戦隊ジェットマン」の脚本も書いていて、あれも色々ありました‥‥
 ジェットマンはイグの中では、戦隊シリーズの中ではあんまり好きじゃない方に入ってます。
「戦うトレンディドラマ」と言われた本筋を追ってシリアスな展開をしている回と、「この話なくてもいいだろ‥‥」な、一話完結のギャグ回との落差が激しくて、子供心に見ていて疲れたのです。

 で、当時もイグはあんまり脚本が誰かとかは意識しないで見ていたのですが、後で調べてみると、シリアスパートで割と面白いと思っていた回は、例の人の脚本でした。何だコリャーな回は、ほぼ別の人。最近とは全く逆のパターンです。
 それを思うと、カブトのグダグダはますます理由が解らない‥‥
 プロデューサーの指示でああいうことになってるのか、例の人個人が悪ノリしてるのか。

 新キャラが増えるたび変になっていくこの状態で、どうやって収拾をつけるのか、イグは今から心配しています‥‥


 p.s.当初は「うーん‥‥」と思っていたボウケンジャーは、ボウケンシルバーになった高岡が出てきてから、かなりついて行けるようになりました(笑)