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中の人日記・妨害電波編

 色々あって打ちひしがれ中。

・雪降って急に寒くなったら、一気に咳が悪化した。
・咳止めの頓服薬を飲んだらば、咳は止まったが電波も止まった。
・日記のログを遡ったら、やっぱり同じことが前にもあった。
・何故それを忘れていた、俺。

 他にも色々あるが略。
 疲れ。
 助けて魔王様。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 原稿ファイト!的なパチに感謝! 本人の状態はべろべろですが、原稿は多分順調です(多分というのは、「ガーッと書く→止まる→またガーッと(略)」というループなんで)。中身は一応神双ですが、多分「毛蟹が食べたくなりました」という感想しか来ない予感がします。‥‥という妄想で今からどんより。微妙情緒不安定。

中の人日記・進捗編

 原稿はじわじわ進んでいる。
 ‥‥が、一体どこまで進むのか、という点で現在ちと困り。

 元々私はコピー本大好きで、50ページくらいまでなら問答無用でコピー本にする。
 原稿が超早く出来たとか(二ヶ月くらい前までに)、60ページ越えててちょっと大変、という時だけ印刷所頼みにしていた。
 ‥‥のだが。
 現在、原稿はまだまだ話の途中。あと10ページとかで終わらせるのは無理だろ、って地点なのだが、既に40ページ本くらいの量があるという‥‥
 でも今回、何故か「40ページくらいだろう」と思ってたから、印刷所の予約取ってないんだよなー‥‥そもそも仕上がりページ数が解らんと、見積もりフォームも入れられないし‥‥しかし目当ての印刷屋は、決まった締め切りがなくて個別相談制+締め切り早い+後日変更がめんどくさいシステム。
 時期的に無理めなのでコピー本にしたいのだが、しかしページ数が怪しい‥‥

 まあ本が出るなら何でもいいんだろうけども、 中の人ちょっと困り。

ゴーカイジャー第39話!

 メガレン回。
 普通に面白かったが、原稿モードなのでかいつまんで努めて短く‥‥!

・新聞の誌名が「SPACE SPORTS EXTRA」‥‥宇宙スポーツ号外?!‥‥つか、何故英語。
・遺影?の殿下が何となく美化されているような。

・相変わらず鎧がいると話が早い(笑)<メガレッド健太を一目で判別。
・ゴーカイ全員の制服姿。制服属性がないのでそれは何とも思わないのだが、鎧のシマガラ靴下が異様に目立つのが気になる‥‥
・マベちゃんのスーパーダンクシュート。やっぱ異星人って地球人とは身体能力のレベルが違うのね‥‥と思うと同時に、ゴーカイが歴代戦隊の中でも激強い部類であることに超納得。
・サリー来た。いつも思うのだが、果たしてこの猿は本当にただの宇宙ザルなのか?
・待ち時間にも腕立て伏せ三昧のジョー(笑)
・部室にある張り紙「部室での焼き肉禁止!」が地味に気になる‥‥メガレン原作ネタか?
・学校イコール「生徒達の夢が詰まったところだ」ってマベちゃんのセリフがいいな!
・デジ研の生徒達=健太の後輩が名乗るシーンで、2代目メガレンジャー、とかだったらどうしよう、と一瞬思った。

・諸星学園、全生徒の機動能力高すぎ(笑)
・先生の弁当に入っている爆弾‥‥爆弾を仕込むスペースを空けるためにその部分のおかずを食べたのは、果たしてバスコなのかサリーなのか!
・偽バスコのアカンベー、こういうことをしそうなのはルカか?と思ったらジョーで仰天。
・バスコがサリーを庇った!‥‥ますますあの猿には何か秘密が?<バスコのキャラからして「単に味方だから庇った」などとは思えない。
・今回の○○ロイドは木と土。月・火・水が登場済みだから、あとは金と日か?<その辺がバスコの出番の終わる時っぽい予感
・完全ゴーカイオーのテーマ、先週はインストだけだったが今週は歌入りだった! 渡辺宙明サウンドのかっこよさはやはり燃える‥‥!
・メガレンの大いなる力譲渡、あっさり過ぎ(笑) というか今回の力は戦力的なものではないのか。

・予告。次はタイムレンジャー回か。タイムも見てないのだが、何故かメタルA(ゴセイの第三次敵キャラ)が。東映公式によると、シンケンVSゴセイの劇場版ネタらしい。どんだけ詰め込んでくるんだ。
・ザンギャック出なかったな‥‥殿下の喪中かな‥‥


 という訳で原稿書きつつ次週を待つぜ!


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 飼い主小ネタ、コウモリネコはシバのところに返そうにも「‥‥クビにしたはずだが」と返されてきそうです(笑) いや、うちシバって、あんまネコを使い魔だと思ってないというか、むしろ家ネコでいた方がネコのためだろうと思ってるんで。そんな理由で、ネコはやはりリアルポスペ路線に行く予感です。

デビ小ネタ・飼い主は誰だ編

 双魔ちょっと苦悩する。
 いつかソードさんが悪魔に戻ったら、ナナちゃんを連れて行っちゃうのかな、と。
 そしたらお父さんには何て言おう‥‥と悩んでいたら。
「その頃にはいい加減、オレ達のことも親父にバレてるだろ」
「え?」
「だから堂々とオレがネコ連れてくって言うから安心しろ」
「いや、そういう問題だけじゃなくて‥‥」
「ま、こっちにもたまにはネコ連れて遊びに来てやるからよ」
「ほんと?!」
「でもまあシバが復活したら、あいつのところに返す予定だけどな」
「え!」
「だって元々あいつの使い魔だしなあ‥‥」
「ああああ‥‥!」
「泣くな!‥‥しょうがねえな、そん時ゃたまにどうでもいい手紙とか届けて、こっちに顔出させるようにシバに頼んでやるからよ」
「‥‥‥‥(それ何てリアルポストペット‥‥)」

(デビ連載中はポスペ全盛期でした)


―――

 新刊の一コマかなと思って温存してたのだが、どこにも入りそうになかったので小ネタに使ってみる。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 雪は結局一日くらいで溶けちゃいました。しばし安心。<犬団がっかり。まあまたすぐ降り出して1メートルとか積もるんですが‥‥寒さの予感にイグアナふるふる。
 そして吉井のミニアルバム、全体的にはなんか微妙なんですが(音楽性の幅が広すぎて、今回のジャンルはイグ未対応な感じ)、「母いすゞ」だけは何かいい‥‥! リズムはエンヤトットの漁師演歌風。でもコード進行が何となく西部劇。歌詞は昭和。何だか訳が解らないですが、あれ一曲だけはお勧めです。地味だけど。

イグアナ累々

 とうとう里にも雪が降りました。
 平地でまだらに数センチ、山の上だと30センチほど。
 嬉々として屋外を駆け回り始める犬団や馬団の方々とは裏腹に、イグアナ団やカメ団といった変温動物は朝からぐったり。
 寒さでなかなか体温が上がらず、まずは起き出すのに一苦労。
 起きてもそもそと食事を摂りながらも、「あー外出たくないなー」と、うだうだぐるぐる。
『レッド本日寒さで欠勤します』ってメール送っちゃおうかなーと思い詰め、いや駄目だそんなネタ35匹中8匹くらいが送ってる!と思い留まる。
 通勤の途中では、寒さのあまり動けなくなっている知り合いの爬虫類を救出し、背中に直貼りカイロ貼る。<常備。あると便利ですよ。
 イグアナ団のネカフェに着いても、やっぱり全員寒さでどんより。終日「ドリア絵図管理事務所」でなく「Zombie Iguana Cafe」の看板のまま。

 とか何とかでどんより帰ると、予約通販した吉井和哉のミニアルバム「After The Apples」が届いていた。
 メインのミニアルバムは、「母いすゞ」がなんか面白かった。
 初回版についてるライブ音源CDは、やっぱり「球根」と「FLOWER」が白眉。
 同率で「VS」と「欲望」と「LOVE & PIECE」。
 ‥‥八割が神双関連じゃーん!と思わず中の人に突っ込み入れる。

 明日も寒そうだけど頑張ろう、うん。

ゴーカイジャー第38話!

 あー‥‥予想はしていたが、案の定殿下とバリゾーグが‥‥
 中の人ぐたり。
 相変わらず出来良く面白かったけど、なんかずっしりしてしまって、録画を二度見返す気力がないよ‥‥
(なので今回はセリフとかうろ覚えです)

 なんかつい殿下に肩入れして見てしまっているが、勿論ゴーカイ勢の描写の方もものすごく良かった。
 最初は寄せ集めだった6人が、ほとんど互いの事情には踏み込まないまま、着々と無二の絆を築いていくってすごいよなあ。
 セリフでグダグダ言ってるシーンは一貫してあんまり無く、誰かが(最近は鎧が)「それって納得出来ません」とか問題提起→答えは話し合いとか説明じゃなく、エピソードの中でそれぞれが行動で示す、ってのがまた上手かった。
 バリゾーグ戦の後の、ジョーとマベちゃんのやりとりで、
「待たせたな」
「いや、待ってない。‥‥おかげで決着をつけることが出来た」
 とか、お互いあっさりしすぎだろ、ってくらい。でもそれが逆に「あれこれ訊く必要のないほどの信頼」を際立ててたなあ。
 そういやゴーカイジャーの信頼って割と「支え合い」じゃないんだよなあ。みんな自分の片は自分で付けるというか、助けてもらう前提では動いてないというか。基本的に一人で立ってられる人達だから、そういう強さを皆がそれぞれ信頼しているという感じ。

 一方ザンギャックは、個別のスペックはみんな高いのに、全く信頼が成り立ってない+すれ違ってるのが全ての敗因‥‥
 ダマさんは結局ちゃんと忠臣だったなあ。でも殿下には最後まで通じなかった。
 そして「おのれバリゾーグを!」逆上する殿下は、アンタそれ自分で作った洗脳サイボーグだって忘れてるだろ?という。本っ当に孤独だ、殿下‥‥
 グレートワルズが爆裂した時は、あーこのままなら劇場版とかで「実は生きてました」が出来るかも‥‥!
 とか思ってたら、ダマさんが殿下のご遺体を‥‥!
 あれでは「まだ助かる」が出来ない‥‥そして顔に焦げ後が‥‥うあああああ!

 そしてバリゾーグの記憶が戻ってたのか戻ってなかったのかは、結局謎のままだったなあ。
 でもあれはあれでいい。どっちであっても先は一緒で、ジョーは過去を振り切って行かねばならん。なら「どっちとも取れる」ような余地はあった方がいい‥‥

 そういやジョーとシド先輩の会話も、
1.異星人だから魂が見える(ジェットマン回のあれ)
2.ジョーの自問自答
 の、どっちだったのかなあ。
 これもまあ、どっちでもいいと言えなくもないのだが、虚像のシド先輩がジョーの想像の範囲内のことしか言ってない気がするんで(「魂は救えましたか」に答えてない。まあそれも「言うまでもないだろ」と言えなくもないが‥‥)、1ならいいなと思いつつ2のようでもあり。

 そして本筋とは全く関係なく、後でなーんとなく思ったのだが。
 ルカとカインの回で、札束から一枚抜かれてる!って気付いた殿下が「コラー!」ってゴーミンを追っかけてくじゃないですか。
 あれ、後で何らかの処分があったかどうかは解らんけど、殿下ご本人は札を取り返した後「全く、油断も隙もない!」ってプンスカしながら戻っていくような気がするんだよなあ。「厳罰に処せ!」とかは特に何も無く。
 そんで今回の訃報を聞いて、ギガントホース内のゴーミン達はきっと、
「思い返すと結構いい人だったんじゃね?‥‥バカだったけど」
 とか、ボソボソ話しているかも知れん‥‥
(現実的には皇子様死亡なんて、ダマさん以下全員死刑でもおかしくはないと思うが‥‥)

 次回はメガレン回か‥‥
 メガレン見てない+殿下とバリゾーグ退場+冬コミ原稿、で、まともな感想書けないかもなー‥‥
 ていうか今は感想より神双を書かねばならぬ。
 そんな訳で、ゴーカイは相変わらず最っ高に面白いが、ちょっとどんより中の人。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 原作の、あくまでギャグ表現ですよ、なところに、いかにもありそうな設定を裏打ちするのが大好きです。週刊漫画が原作の同人やってると、一週間ってスパンで話がとんでもない方向に行って「その時間経過では無理だ!」なことが起こったりしますが、デビに関してはそこが大好きだ!「二次創作書きなら文句言う前に辻褄を捏造しろ!」が俺ポリシーです。ふはは。

中の人日記・六芒高校の多大なる損失編

 なんかコミックス見返してて思ったのだが。

 9巻の双魔vsフェンネル戦では、双魔が校舎をぶった切っていた。
 その後の四元将戦でも、校舎の中はドロドロになるわ、ソードvsバジル戦でも謎の柱がボコボコ出てきたりと、結構な損害があったっぽい。
(そのちょっと前には、ガラムが校舎をミミズまみれにしていたので、多分それも翌日登校した生徒は阿鼻叫喚だったのではないかと‥‥)

 ‥‥もしかして六芒高校って、そうした度重なる清掃費・修繕費がかさんで、結果経営が行き詰まったところを鳳凰学園に買収されたんじゃ‥‥
 局地的な小競り合いだけでも結構大変だったのに(天野家の屋根とか)、そう考えると何かものすごい規模で迷惑だな、天魔バトル。

(しかもその辺の迷惑に関する、イオスとソードの自覚は多分ゼロ。<神無と双魔の直接的被害ですら、かなーり大雑把な捉え方だったし)

御礼+殿下とバリゾーグの行く末編

 パチパチとコメントありがとうございます(^_^)/

 バリゾーグの記憶、実はいくらかでも戻ってるんじゃ?と思わせる描写は、今までもしばしばありましたなあ。
 ライブマン回のラストの方で、ギガントホースから闇に浮かぶ地球を一人見ている後ろ姿、ってシーンがあったし、他回でも時々、なーんか意味ありげな無言のアップがあったり。
 あと、作戦効果としては割としょーもない行動隊長(センデンとか)を連れてきて、内部からザンギャックの足引っ張ってるんじゃ?みたいなところもあったよね。
 秘かに帝国の崩壊を願いつつも、コメント様の仰る通り、それでも殿下が不憫でそこにいるんならいいよねえ‥‥同様に記憶が戻ってるなら、腕を上げたジョーに倒されるのを待ってる説はガチでしょうな。
(そして毎度思う、この道はいつか来た道な、何たるシバソでシバサタン‥‥)

 とりあえず話の流れとしては、殿下とバリゾーグ退場は間違いないところ‥‥
 殿下はもしかして死なないでただ退場、って可能性はあるけど、バリゾーグは間違いなく死ぬよね。
 今までザンギャックの「帝国」そのものを倒そうとまでは思ってなかったゴーカイ勢が、「やっぱ許さねえ帝国ぶっ潰す!」ってなるには、マベちゃんにとってはアカレッド・ルカの妹・アイムの王国臣民、っていう「ザンギャックのために大事な人を失った」虚脱と絶望に、ジョーの「この手で恩人を倒さねばならなかった」という、もう一歩煮え滾った怒りと憎悪が必要だろうし。
 元々「俺達海賊だし」ってうそぶいてる面々だから、戦う理由として単純明快な正義の旗印を背負うことは多分出来ない。―――と思ったが、そこを背負っちゃうからこそ、来週「ゴーカイジャーの(スーパー戦隊としての)大いなる力」に行きつくのか?
 そして「今までザンギャックに勝った者は誰もいない」を「俺達ならやれる!」に持って行くには、殿下を倒すのが物語的定石。
 すごいのは、バリゾーグの記憶が事前に戻っていようといまいと、殿下に救済があろうと無かろうと、この流れは一切変わらないし何の支障もないってところだよね‥‥ゴーカイの物語構築恐るべし。

 さらに、殿下が死んだ場合、皇帝とダマさんがどういう態度を取るかも、
1「おのれ海賊め大事な跡継ぎをー!」
 と怒り狂って総攻撃、の方がバトル的には盛り上がる気がするが、
2「チッ、役立たずめ、やはりアレには無理だったか」
 ってなってもまあ、ゴーカイ勢が「皇子ですらその程度の扱いなのか!」と皇帝サイドの非道さを追求してくれるだろうから、それはそれで成立しちゃうんだよなあ。
 そしてダマさんとのフラグが残ってるから、しばらく出てこないバスコがなんか絡んできそうでもある。

 うう、気になる‥‥気になるけど原稿‥‥
(小ネタSSも最近止まり気味。何か書こうにも、うっかり原稿関連のネタをポロリしてしまいそうなので書けないでいるという‥‥)
(同様に、日記に上げない非公開のリアルタイムメモも10月から止まってる。もっと電波を!)

ゴーカイジャー第37話!

 なんとなく、ザンギャックの内幕解説回。
 色々と濃かった&殿下の不憫さに涙が止まらん回だった‥‥

 グレートワルズ配達! そして赤いスゴーミン=ドゴーミンなのはともかく、語尾が「ドゴッ」って(笑)
「確かに、ザンギャック最強のグレートワルズを使えば、誰でも地球制服が出来るのでは‥‥」
「誰でもとはどういう意味だ!」
「いえ、決してそういう意味では‥‥(汗)」
 ‥‥いや、どう聞いてもそういう意味だろ、ダマラスさん(笑)
 いつもの会話だなーと思っていたらしかし、まさかそれが後であんな方向に行こうとは‥‥

 ゴーカイジャーの大いなる力。そういえばあっても不思議じゃない、が、それってゴーカイ=地球を守るスーパー戦隊、でないと成立しないよなあ。しかし元々ゴーカイ勢は、ザンギャックとは関わりたくない(※1)と最初っから言ってた訳で。
「降りかかる火の粉を払ってるだけだ」「守ってねえし、守れてもいねえ」ってマベちゃんの溜息混じりのセリフが、次回辺りでなんかそこを乗り越える布石に?
 にしてもアカレッドのトラウマ深いな、マベちゃん‥‥

 そしてこの辺から殿下の不憫物語が‥‥
 グレートワルズで自ら出陣しようとする殿下。
「司令官自ら出撃など、常軌を逸しております!」と止めるダマさんに、
「俺を舐めるなよダマラス! お前は俺を無能なバカ息子だと思っているのだろう」
「滅相もない!」
「見え透いた嘘を。‥‥俺が何も知らないと思っているのか?」
 って流れで、殿下の回想で出てくるザンギャック皇帝アクドス・ギル陛下と、ダマさんのやり取りがまた微妙でなあ‥‥
「第二次地球侵略艦隊‥‥ワルズ・ギルに司令官を任せる」
「殿下に?!‥‥しかしそれは、荷が重すぎるのでは‥‥!」
「一度侵略に失敗したとはいえ、スーパー戦隊とやらはもういない。‥‥それにダマラス、お前に補佐を任せる」
「私が‥‥」
「お前がいれば、地球など簡単に征服出来るだろう。‥‥違うか?」
「はッ!‥‥陛下の仰せのままに」
 そしてそのやり取りを影で聞いている殿下、という‥‥
 ここすごい微妙だよなあ‥‥多分、三人それぞれの思惑と受け取り方のすれ違いが起こってそうな。色んな意味で。
 最強メカに「グレートワルズ」なんて命名する辺り、多分アクドス陛下はそれなりに殿下を可愛がっておられる。ダマラスさんをつけてやれば、ちょっと弱体化した地球なら簡単に侵略出来るだろう=殿下の業績に箔が付く、と思ってる。盛り立ててやって自分の後継者にする意思はあるっぽい。
 しかしその「弱体化した、いかにもぬるそうな戦域」をお膳立てするってのは、殿下の実力を信じてないってことだよなあ‥‥
 皇帝片目だったし、もしかしたら「一代でザンギャック帝国を興した」とかの、政治家としても武人としても飛び抜けてものすごいお人なのかも知れん。だとしたら殿下くらいの「全てがそこそこ」の人は頼りないダメ息子に見えるのかも。
 ダマさんはダマさんで、殿下には無理っしょ!と暗に言っちゃってるけど、そこには戦略的な問題だけではなく、叩き上げじゃないボンボンに無理をさせたくない親心的なものが多少混ざっていそうでもある。
 しかし皇帝に「出来るだろう?(必ずやれ)」と念押しされたら逆らえない訳だし、別にダマさんが「殿下がアレでも自分がいればオッケーか」と思った訳では多分ない。皇帝陛下のごり押しだって、そりゃ結局は殿下のためだろうし。
 でも殿下の目には「父は自分をダメだと思ってる→だからダマラスをお守りに」「ダマラスもそう思ってる→あれは所詮父の部下であって自分の腹心ではない=信用出来ない」となる訳で。
 いやそこで頑張って実力見せろよ!と思わなくもないけど、それすらも出来ない環境(※2)ってあるからな‥‥
「殿下、お考え直しを!」
 というダマさんを顧みず出て行く殿下&それを追っていくバリゾーグ、って次のシーンで、
「俺は子供の頃からずっと、父上の重臣達に囲まれていた。‥‥しかし、誰もが父に似ぬ馬鹿息子と思っていた。‥‥俺は一人だ。お前がいなければな」
「‥‥ボス」
「俺はダマラスや父上の重臣どもの鼻を明かしたい。‥‥お前は俺についてきてくれるな」
「私はワルズ・ギル様の忠実な部下。どんな命令でもお聞きいたします」
 このくだりがあまりにも気の毒すぎる‥‥
 何言っても「イエス、ボス」としか言わない洗脳サイボーグ(しかも自力調達)しかあてに出来る味方がいない皇子様ってどんだけ不憫なんだよ。しかも開発者のザイエンが死んじゃってるから、壊れても二度と修理利かないぞ、バリゾーグ‥‥
 で、前述の※2ですが。
 殿下って何となく、頑張って何かを成し遂げても「さすが陛下のご子息(=そのくらい出来て当然。つかその程度?)」で済まされてきたんじゃないかなあと。普通なら褒められそうなことでも、親父が偉大すぎて過小評価されてそうな気がする。
 今までも作戦の立案や発想に関しては、まともな回が多々あったし、そこを上回ってゴーカイ勢が勝つのはお約束。それも殿下が致命的なポカをやった回よりも、単に運が悪いとか内輪の作戦不整合とかのパターンが多い。
 第一次レジェンド大戦と比べると、与えられてる物量も明らかに少ないし、その辺は皇帝の、地球に対する読み間違い(※3)だよなあ。本来は前線で戦う武人っぽいダマさんに後方で参謀させてるのもまずいし、殿下が「俺が俺が」って暴走するのは、ダマさんを信用出来ない+頑張っていいとこ見せなきゃ!って焦ってるせいでもある。
 ダマさんと皇帝の、殿下に対する悪意なき侮りは、多分同時に親心。でも全く通じてないし、逆に殿下のプライドを傷つけて追い詰めるばかり、というすれ違い。気の毒。

 で、前半※1のマベちゃんの諦観が、ジョーと鎧の会話「今までザンギャックと戦って、勝った者は誰もいない」に落ちる訳か。
 同時に、だからこそ皇帝も、※3程度の戦力で済むだろうと踏んだんだろうなあ。ゴーカイの存在と交戦は、双方にとってイレギュラーだった訳だし。
「それでも、俺は守ってみせます‥‥絶対に!」
 と言う鎧が、唯一ザンギャックにボロ負けしてない・スーパー戦隊がいたがゆえに、辛うじて引き分けに持ち込んで、制圧を免れた地球人代表ってところがいいよなあ。
 宇宙最高に恵まれてるはずの環境なのに、周囲のレベルが高すぎて頑張りが全く認められず荒んでる殿下と、何もかも失ってどん底から這い上がってきて、今やっと守るもの/仲間が出来つつあるゴーカイ五人+まだ完敗の絶望を見ていない鎧、という対比が上手い。

 ドゴーミン強ぇ‥‥!
「見た目で人を判断するなと、先生に教わらなかったのか?ドゴッ」
 ってセリフもすごいが(ザンギャックの教育課程に道徳とかあんのか!)、
「ゴメン、学校なんて行ったことないのよね」
 ってルカの返しも嫌味が効いててすげえ。<星がザンギャックに滅ぼされて貧民育ち。
 そしてルカのズバーン(のアテレコ)可愛いなあ(笑)

 バリゾーグのアクション、久々だがすげえ‥‥今まではジョーが突っかかってくるのを軽くいなしてた程度、って記憶しかないんだが、本気の斬り合いの動きが速い速い!
 そして今回初めて気付いたが、バリゾーグの中身って次郎さんか?!
 なんというか、あの腹が。いや、腹が出ているとかそういう方面ではなく、あの人のアクションって重心が低いというか腹が座ってて、速い動きでもすごく重厚なんだよね。メカ系とかのキャラで、体重が重くて地面にめり込んでそうな感じというか、一撃が重そう&ぶつかっていっても微動だにせず跳ね返されそうな安定感があるのだ。<実際ゴーカイブルーが迫り負けて吹っ飛ぶのだが、その動きにすげえ説得力がある。

 そして殿下、お気持ちは解りますが、生身で自ら海賊の前に出ていくのはやっぱどうかと‥‥ゴーカイが問答無用で集中放火してきたらどうするんだよ。
 まあ子供番組だから、ヒーローがそんな真似をしたらいかん(のでやらない)のは解るが、改めて思うとむっちゃ紳士的な海賊だよな、ゴーカイ‥‥<まあ手配書の容疑はザンギャックの捏造ってことになってたけど、資金強奪は実際してたから海賊であることは間違いない。

 グレートワルズ強ぇ! 殿下操縦上手いな!
 ‥‥と思ったが、冒頭の「グレートワルズを使えば、誰でも地球制服が出来るのでは」ってダマさんのセリフからすると、もしかしてアシスト機能がものすごく優秀で、操縦自体はそんな難しくないのかも‥‥
(と思わせるのも、多分計算された表現だよなあ‥‥殿下気の毒‥‥)

 アカレッドのトラウマ再び。というか、以前は助けられたマベちゃんが、今度は仲間を逃がす立場に‥‥
 しかし「これは船長命令だ!」に「こんな時だけ都合が良すぎるだろ!」と言ってたジョーは来週キレそうだ。恩人の命と引き替えに助かる絶望感はマベちゃんだって知ってるだろと。しかもアカレッドとヒヨッ子時代のマベちゃんは、恩義・実力共に対等ではなかったからしょうがないかも知れないけど、ゴーカイ五人はそこそこ対等の仲間だしなー。

 そして合体解除で吹っ飛ばされるガレオンと、高笑いする殿下。
 そこで勝ち誇っちゃ駄目だろ殿下! 追ってってきっちりとどめ刺さないと!
 もー、その詰めの甘さが! そこで必死にならないなまじの育ちの良さが! 全て裏目に出るのが殿下だよなあ‥‥!
 いや、それやられたらが最後、ゴーカイジャーはここで最終回を迎えてしまう訳ですが‥‥

 予告で完全ゴーカイオーとか言ってるし、バリゾーグじゃなくシド先輩っぽいセリフはあるしで、次週は殿下とバリゾーグの退場フラグが立ちまくりです。
 バリゾーグが土壇場でシド先輩モードに戻って、殿下に剣を向けるかどうかも気になる。バリゾーグすら離反した上で死んじゃったらあまりに可哀想だよ。
 バリゾーグはジョーが解ってくれるからいいけど、誰か殿下のこと解ってくれるのかなあ‥‥その後の皇帝とダマさんの態度も気になるよ‥‥

 そんな訳で、イグアナ今から泣きそうです。ふるふる‥‥


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 調べに調べた挙げ句、作品内では全く言及しなかった!とかもたまにあるよね‥‥ない? しかし、今使わない知識でも、ある程度仕入れておくに越したことはないと思いたいですな。いくらかなりとも知ってるのと、全く何も考えていなかったのとでは、やっぱどっかで差が出たりボロが出たりすると思うので。日々是精進。

中の人日記・ブーツ探求編

>何とか思い留まった。
 とか書いたそばから、例のブーツ本を買ってしまったぁぁー!
 爬虫類のみならず、中の人の脳も意志薄弱‥‥

 いや、決して脳内神無が電波を飛ばしてくるからだけではなく、冬コミの新刊になりそうな本にちょっと関連が‥‥!
 ‥‥待て、それは結局電波ではないのか。資料とはいえ。

 ともあれ、相も変わらず「大して本文には書かないこと」を調べまくって時間を食っている中の人です。
 作中でキャラが履いている「ローファーにしては変な形の靴」は実在するのが解っているが(みずののコスプレさんが探し出して履いていた)、「筒回りにウレタンが詰まったような変なブーツ」は、ありもののエンジニアブーツにバイク用のプロテクターを突っ込んだらあんな感じに見えるのでは!とか、探すと色々楽しいことが‥‥!

(こうして無駄なものにだけ詳しくなっていく‥‥)
(何だかなあ)


御礼‥‥パチパチとコメントありがとうございます(^_^)/
 2日の方/お祝いありがとうございます! そ、そうだよね、受かっただけましだよね、正論だ‥‥! うう、ごめんいつも後ろ向きで。西館には複数のトラウマがあるので、たまにそれがフラッシュバックするのです‥‥いつでも後退・後ずさり、安全第一ザリガニマンです(違う)。<北野勇作も好き。
 とりあえず冬コミ当日、2日コメ様にはお会い出来そうだ!ということで、ちょっと孤独の予感が薄らぎました。新刊出すぜー!
 4日の方/お祝いありがとうございます! そして当日はお仕事ですか‥‥残念無念。いや、やはり年末は難しいかなあと思いつつも、いつも助けて頂く紫のバラの人と4日コメ様がいらしたら、スペース内デビ人口も一気に増加で楽しさも二倍!とか夢見ていたもので(涙)
 冬コミ不参加は残念なれど、機会があれば是非またお逢いしたいものです。寄り集まってもっとデビの話を‥‥! ともあれ今は励ましを胸に頑張る!