Funny People
2010.03.01 Monday | 映画作品 > ドラマ
(2009年)
医師に難病の宣告を受けた超人気コメディアンのシモンズ。
遠くない死期を覚悟する中、シモンズが今までの人生で欠けていたものや後悔・未練の残るものを振り返る一方で、彼にジョーク・ライターとして雇われた売れない若手コメディアンのアイラは、思いがけないチャンスを手に新しいスタートを切ろうとしていた。
基本のストーリーやテーマは、じんわり感動できて切なくてあったかいヒューマン・ドラマ。だけどメインキャラたちがコメディアンという設定なので、劇中ばんばん披露されるネタ(シモ系多しw)のおかげでかなり笑えるコメディ仕立てになっている。
人生もキャリアもベテランと新人、そんな対照的な立場のキャラを演じるアダム・サンドラーとセス・ローゲンの組み合わせが、意外にも(?)絶妙にぴったりしっくりきてて良かった!
冒頭のアダム・サンドラー本人の若い頃の映像なんか見せられた後だと、今更だけどアダムほんとにもうベテランの域なんだなぁ……なんてしみじみ思ったり。
貧乏生活しながら地道に頑張る、仕事も私生活も恋愛も不器用でまっすぐなアイラと、そんなアイラをウザがりつつも徐々に癒されほだされていく、こちらも違うタイプの不器用者なシモンズ。2人の関係もベタつかない温度とぎこちなさがいい感じ。
お涙頂戴で泣かせに走っていないところが好みだー。
カメオ出演でチラリ程度に出てくるゲストや脇役もさりげなく豪華。
別に好きじゃないけどエミネム噴いたw 完全に地じゃないのこの人ww
ところで、シモンズが出演した架空の映画作品が劇中でちょこちょこ出てくるんだけど、頭そのままで赤ん坊の体になるキモい若返りものだとか、ポスターがいやにキラキラしてて不気味な人魚ものだとか、むしろそっちも普通に映画化しちゃって欲しいくらいのクオリティ。そういうとこ無駄に凝るのもさすがアダム・サンドラーだと思ったw
マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -