こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
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ALWAYS 三丁目の夕日

2009.08.27 Thursday | 映画作品 > ドラマ

always(2005年)
戦後急速に復興を遂げていく日本の町並みと、そこで暮らす活気に満ちた人々。その時代に生きていなくとも、なんだか『懐かしさ』を感じさせるような雰囲気がいい。
単純で頭に血が上りやすくて乱暴で、それでも憎めない下町工場・鈴木オートのオーナーと、就職で青森からやってきたはいいが、想像していた大会社と違ってガックリしてしまう六子。
いつかは小説で賞を取ることを夢見ながらも、駄菓子屋でくすぶっている茶川竜之介と、そんな茶川にひょんなことで預けられることになった、彼の書く少年小説の大ファンである淳之介少年。
他人同士のこの2組が、あれやこれやのドタバタを乗り越えていつの間にか“家族”になっていく。キャラ設定や人間ドラマはかなりコテコテだったりもするけれど、それが逆に舞台とマッチしていて、気がついたらぐいぐい感情移入させられ、そして最後はまんまと泣かされていたりwww
実の父親と裕福な人生を送れるチャンスを捨ててまで、他人である茶川と一緒にいたいと必死でしがみついてくる淳之介の姿が……涙腺崩壊的な意味でヤバい!

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

おくりびと

2009.08.27 Thursday | 映画作品 > ドラマ

okuribito(2008年)
オーケストラのチェロ奏者としての道を諦め、妻を連れて故郷の山形県へ移った主人公・大悟。就職先を探す彼が予期せず辿り着いたのは、安らかな旅立ちのお手伝い――『納棺師』という仕事だった。
故人を棺へ納めるという仕事内容に、最初はひたすらたじろぐ大悟。いつもきれいな状態の死体ばかりを相手にするわけじゃないから、その気持ちもよくわかる(;´Д`)
いわゆる死体業に対しての引け目と嫌悪を拭えず、妻にもひた隠しにしていた彼。だけど、誇りをもって仕事に取り組む社長の姿勢、様々の形で故人を送り出す遺族の姿を間近で見ているうちに、納棺師としての大事な役割、儀式のひとつひとつに込められた想いや奥深さを学んでいく。
故人と、そして送り出す家族のための大切な儀式。
見ていてなんだか、「ああこういうのって日本らしいな、いいな」と感じた。
ニューハーフの息子に「おなごの化粧」をしてやってくれと希望する家族、おじいちゃんに女性陣で派手な口紅のキスマークをいっぱいつけてあげる家族が、特に好きだ。
大悟役の本木雅弘の演技は安心して見ていられる安定感だし、山崎努演じるマイペースに強引で飄々とした社長もいい味。
ストーリーももちろんいいし、あっちこっちでホロリと泣かされた……(´д⊂)

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

西の魔女が死んだ

2009.08.25 Tuesday | 映画作品 > ドラマ

nishimajo(2008年)
中学校での“女子の付き合い”の馬鹿馬鹿しさに気づき、どこのグループにも属することを拒んだことからいじめられ、登校拒否になった主人公の少女まい。
彼女はまいの母曰く「魔女」だというイギリス人の祖母のもとへ送られ、山奥の一軒家で魔女修行という名の生活を始める。
日本でありながら、そこだけ異国のたたずまいを見せる祖母の家。
庭や森でつくる野菜や果物、それを使ったほぼ自給自足の生活。
機械に極力頼らない質素な生活スタイルは、モノに溢れかえっている現代だからこそ新鮮で、『無駄のない美しさ』を感じさせる。自分がそういうふうに暮らせるかといったら私には無理、3日もたてば音を上げる自信があるけどw、でも素朴の中に充実がある、そんな生活もいいものだなぁと、おばあちゃんとまいの魔女修行の日々を見ていて思った。
押し付けがましくも説教くさくもなく、さらりと大事なことをおしえてくれ、まいを包んでくれる優しいおばあちゃんが素敵。
大好きなはずのおばあちゃんと、どうしてもゆずれないことを巡ってケンカしてしまい、まいは二人の間に生じた亀裂を修復しないまま森を離れてしまう。その後数年の時を経て再会したときには、おばあちゃんはもう帰らぬ人となっており……(´д⊂)
最後は切ないけど、とてもあたたかくなる映画だった。

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

Mamma Mia!

2009.08.23 Sunday | 映画作品 > コメディ

mamma_mia(2008年)
ABBAの名曲集にのせて送る、ミュージカル仕立てのコメディ/ドラマ。
いかにも女性向けっぽい、こういう作品は本来すすんでは観ないんだけど、帰省時に母と一緒にレンタルで観てみたら意外とすんなり楽しめた。食わず嫌いはいかんね!w
この映画、とにかくまず舞台が素晴らしい。
宝石のように美しい海と空、さんさんと降り注ぐ眩い日光に包まれてきらきら輝く島、ボロいながらも趣があって可愛らしいホテル。
ラストで結婚式をあげる、丘のてっぺんの小さなチャペルもいい。
結婚式を控えた娘が、「自分の父親かもしれない」母の過去の恋人3人を、母親には内緒で島に招待する。ドロドロ泥沼劇が待っていそうなそんなストーリーも、島のあっけらかんとした雰囲気と自由奔放な女性キャラたちのおかげで、サクサクと明るく展開。
主演のメリル・ストリープをはじめ、オバさまたちがメインで元気に歌い踊る姿は、なんつーかもうそれだけでパワフルで圧倒されるw
映画をあまり観ない母も楽しんでくれたようで何より(*´ω`)
というか、これはまさに母娘で観るのがぴったりの映画かも。

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

The Great Buck Howard

2009.08.17 Monday | 映画作品 > ドラマ

buck_howard(2008年)
この映画の存在自体も知らず、前知識や期待もナシで観たんだけど、これが大当たりで思いがけないおもしろさだった!
やや三流の落ち目ながら、本人は一流のプライドを持っている奇術師バック・ハワード。弁護士になってほしいという父親の期待に背き、バックの付き人となって全国を旅する青年トロイ。
ショボい地方公演を細々とこなしながらも、常に独自の美学を貫くバックの姿は時に滑稽で物悲しくすらあるのだけれど、その中で時折はっとさせられるような輝きや新鮮な驚きを見せつける瞬間があり、「この人はやっぱり偉大なのかも」と、トロイと共に見ているこちらも不思議とバックに惹きつけられる。
グダグダな結果になってしまうものの、メディア公開の集団催眠シーンは圧巻。
ショウのラストを飾るお約束の持ち芸・客席宝探しの技も、とうとう種明かしされないまま終わるので、「いったいどうやってるの?」と最後まで謎に包まれていて、バックと言う人物にちょっとしたミステリアスさを残している。
バック役のジョン・マルコビッチ、トロイ役のコリン・ハンクスがそれぞれ役柄にピッタリで、コンビとしても最高によかった。ちなみにトロイの父親役で、リアルにコリンのパパであるトム・ハンクスが出ていてちょっと笑ったwwさすがに自然すぎるwww

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

Monsters vs Aliens

2009.08.17 Monday | 映画作品 > キッズ/ファミリー

monsters_aliens(2009年)
予告見たときは正直もっとおもしろいかと思ってたのに、ぜんぜんツマランかった……('A`)
コメディとしてもアクションとしてもイマイチ。肝心のキャラも皆インパクトに欠けてて薄味で、そのくせウザイのが致命的。
せめてセス・ローゲン演じるB.O.B.くらいは、普通にそこそこ盛り上げてくれるに違いないと期待してたのに!ヽ(`Д´)ノ
飛行機で長旅の最中に観たんだけど、正直途中で寝そうだった。
つか、我慢して最後まで観ず素直に寝ればよかったのかもしれんw

マイ評価:★☆☆☆☆
author : 四葉 | - | -

X-Men Origins: Wolverine

2009.08.16 Sunday | 映画作品 > アクション/アドベンチャー

wolverine(2009年)
タイトル通り、ウルヴァリンの「起源」にスポットを当てた内容。
幼少時代にまで遡り、彼の人生と「ウルヴァリンができるまで」を順に追ってストーリーが展開していく。
で、ウルヴァリンは好きなキャラなんだけど……
なんつーかどうもイマイチおもしろくなかった(;´Д`)
予告からして「なんか安っぽそうだな」という予感はうっすら感じさせてたけど、まさにその予想通り。兄との確執も彼女とのあれこれもアクションシーンも、お約束とクサいセリフの応酬でおもしろみに欠ける。
せっかく出てきたガンビットも、楽しみにしてたのに実際はイメージと違うっていうか何だかなぁって感じで印象も弱すぎだったし、残念。
唯一ツボだったのは刀使いキャラのウェイドくらいのもん。
ヤツはよかった……エロさ漂う出で立ちに華麗な刀捌き、口を開けばナマイキでウザ可愛いし、改造後はより人間離れした強さと外見がキモさMAXでイイ!(・∀・)
中の人もけっこう好きな俳優。

マイ評価:★★☆☆☆
author : 四葉 | - | -

The Curious Case of Benjamin Button

2009.08.08 Saturday | 映画作品 > ドラマ

benjamin(2008年)
老いた赤ん坊として生まれたベンジャミン・バトン。
普通の人間の時間を逆行して成長していき、年をとるごとにその肉体はどんどん若返っていく――
突拍子もない設定に思えるけれど、ブラッド・ピット演じるベンジャミン・バトンの、タイトル通りのまったくもって数奇な人生と不思議な物語とに、のっけからぐいぐい引き込まれていった。
外見はどこから見ても老人なのに、中身は子供。最初は車椅子だったのが杖で歩くようになり、曲がっていた腰が伸び、筋肉が付き、皮膚にも張りが出て、どんどん若返っていく。どうあがいても年々老化・劣化していくこっちにしてみれば、なんて羨ましい! と言いたくもなるけどw
でも、ベンジャミンが幸福の絶頂にいたのも本当につかの間。愛する人と共に過ごせる時間は限られていて、二人の時がちょうど重なるその時期を過ぎてしまえば、若返っていく自分と年老いていく彼女の人生の距離はどんどんひらいていくばかり……
これはかなり切ない。それぞれに別に人生を歩み、そして月日が流れ、すっかり年老いた彼女のもとへ戻ってくるベンジャミンは“子供の姿をした老人”で、痴呆が始まりもはや自分のこともよくわからない。愛した女性の腕に抱かれながら赤ん坊の姿で幕を閉じる、そんな彼の人生にしんみりと胸を打たれた(´;ω;`)
ストーリーも素晴らしいが、メイクやCGI技術による効果にも度肝を抜かれる。
キャラが老けたり若返ったりするさまも実にスムーズで違和感がほとんどなく、本当は不自然なはずの状況なのにもかかわらず、見た目はものすごく自然。
しかしケイト・ブランシェットは、若くても老いててもキレイだなー……羨ましい!w

マイ評価:★★★★★
author : 四葉 | - | -

Burn After Reading

2009.08.08 Saturday | 映画作品 > コメディ

burn(2008年)
コーエン・ブラザーズ味が効いた、一癖あるおもしろコメディ。
クビになった元CIAエージェントの暴露自伝が、アクシデントで思いもよらぬ人間の手に渡ってしまう。普通ならここからシリアスなスリラー/アクションもの的展開が待ってるんだろうけど、そうはならないのがさすがというか。まさかの展開とキャラ設定、有名俳優陣がふんだんに使われてるのも無駄に豪華w
いかにも頭軽そうなジムのインストラクター、チャドを演じるブラッド・ピットの、気持ちよく吹っ切れたバカっぽさがいいw
見てるとだんだん「間抜けっぷりが可愛い憎めない間抜けキャラ」として愛着が湧いてくるので、あまりにもアッサリとあっけない退場シーンには、死に際までの間抜けっぷりに笑いつつも「えっウソ、ほんとに逝っちゃった?」と思わず( ゚д゚)ポカーン
大げさな盛り上げ効果やド派手なアクションとは無縁、終始まったり淡々とした空気なのに目が離せず、笑いの匙加減も絶妙でおもしろかった!

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

Harry Potter and the Half-Blood Prince

2009.08.02 Sunday | 映画作品 > SF/ファンタジー

half_blood(2009年)
わざわざIMAXの3Dバージョンを観に行ったんだけど、3Dなのは最初のたった数十分程度でガッカリ(´・ω・)
どうせなら全編3Dにすりゃいいのに、なんであんな中途半端なんだろ?
クィディッチのシーンなんて、まさに3Dで見せるのにうってつけだっただろうに……
まぁそれはさておき、肝心の内容のほうはますますおもしろく、よりシリアスさとダークさを帯び緊張あふれる展開に!
ずっとハリーに思いを寄せていたジニーと、「親友の妹」フィルターを外して彼女の魅力に気づいたハリー、相変わらず鈍感で単純なロンとなかなか素直になれなかったハーマイオニー、2組のカップルの誕生は微笑ましい。
完全にハリーの敵に回ったマルフォイは、しかしながら「極悪になりきれない小物」というか、見るからに「いいように利用されちゃってます」感がプンプン、葛藤・混乱している様がちょっとだけ痛々しかったりザマミロだったりw
そんでダンブルドアは、やっぱり本当に死んじゃったんだろうか……(´д⊂)
スネイプも本当に悪い奴なのか? 敵側についたふりして実は……なんて展開が待ってそうな予感がしないでもないんだけど、どうなんだろう。あぁでもダンブルドアをガチで葬っちゃったんならそれはないか。
真相知るには、次回作待ってる間に本読んじゃったほうが早いんだろうけどw、とにかく続きが楽しみ!!!

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -