こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
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Jumper

2008.12.27 Saturday | 映画作品 > アクション/アドベンチャー

jumper(2008年)
なんかドラマの『HEROES』にでも出てきそうな第一印象。
でも見たことない場所でも飛べる上、空間だけじゃなくタイムトラベルもできる分、ヒロのほうが能力としては若干上か?w
ヘイデン・クリステンセンとサミュエル・L・ジャクソン、Star Warsでも一緒だった2人の再度の共演に「アナキンvsメイスの対決か!」とワクワクする暇もなく、まずサミュエルの頭に度肝を抜かれるwww
話自体はスピード感もありアクションもふんだん、ジャンパー達の能力をいかした場面転換の多さで、観ていて飽きさせない面白さがある。
ただ自己中な主人公デイヴィッドには、正直あまり共感も同情もできない。
普通でない能力を手にすると人が変わってしまうのは仕方ないのかもしれないけど、自分の欲のためにしか力を使わない、気分で行動してその結果いろんな人をトラブルに巻き込む……。金はいつか必ず返します、なんて強盗した銀行に置手紙しておきながら、そんな律儀さやピュアさもすっかり失っちゃってるし。もう金返す気なんてないんだろw
そんなデイヴィッドの傲慢さや軽率さをみていると、パラディン達に目をつけられてしまうのも当然の成り行き。そのとばっちりを食う形になったミリーとグリフィンはかなり気の毒。どっちも住居ごとめちゃくちゃにされとるしな……
むしろグリフィンのほうにスポット当てたら、それはそれで面白い話になりそう。(『ビリー・エリオット』であんな可愛かった少年が、8年でこんなに成長してしまうとは!)
それにしても、「あー日本帰りたい」がすっかり口癖の私には、いつでも無料で好きなだけ帰国できる彼らのあの能力は非常に羨ましい。

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

You Don't Mess with the Zohan

2008.12.18 Thursday | 映画作品 > コメディ

zohan(2008年)
予告ではかなり面白そうに見えたのに、期待したほどでもなくて少しばかり肩透かし……(´・ω・`)
うーん、なんかちょっとワンパタな下ネタに走りすぎてないか?
女性客に行きすぎ接客をするヘアスタイリストってのは、実際TVのヘアサロンメイクオーバー番組でリアルに存在するのを見たことがあるけど、あれはキモい以外のナニモノでもなかった! あんなサロン絶対行きたくないw
人種や国をコメディのネタにもってくるのは、弄り方が絶妙だと大ウケだけど、同時にデリケートでもあり難しい。ステレオタイプジョークの連発だけだとつまらないどころか不快にもなるし、一方だけを持ち上げるような偏った視点が透けて見えると一気に萎える。この映画はそこらへんのさじ加減は上手かったと思う。どの人種もまんべんなく平等におちょくっているというか(それがいいか悪いかはさておきw)
アダム・サンドラーの顔の広さを表すように、共演者やちょこっと顔出し程度の脇役がさりげなく無駄に豪華。だけどいくらなんでもマライア・キャリーはさすがにそっくりさん使ってるんだろ? と思ったら、これも本人で驚いた!

マイ評価:★★☆☆☆
author : 四葉 | - | -

Stay

2008.12.14 Sunday | 映画作品 > スリラー/ミステリー

stay(2005年)
奇妙な患者ヘンリーと出会ったその日から、精神科医サムを取り巻く日常に不思議なことが起こり始める。サムは次第に翻弄されていき、やがて現実と非現実の境ですらもあやふやに……
謎めいたストーリーもさることながら、アート写真や絵画みたいに幻想的な画面の見せ方、どこか不気味で冷たいトーンの、非現実的な世界の表現にも目を奪われた。
ラストで一応種明かし的なオチは用意されているものの、最後まで「奇妙な世界」に取り込まれたままのような不思議な感じが残る。
現実(だと自分が思っている)世界にじわじわと非現実が染み出してきて、知らず侵食されていくような気持ちの悪さは、ゲーム『Silent Hill』シリーズをプレイしてるときの感覚になんとなく似ていると思った。だまし絵みたいなエフェクトや延々と続く階段、それまで普通にしていた人からいきなり血が滴り落ちてくる、みたいな部分は特に。
ところですっごくどうでもいいことなんだけど、ユアンのパンツの微妙な丈がずっと気になってしょうがなかったw

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

Dead Silence

2008.12.07 Sunday | 映画作品 > ホラー

dead_silence(2007年)
大ヒットHBOドラマ『True Blood』で主人公の兄ジェイソン役を演じている、Ryan Kwanten主演。
妻にベタ惚れの新婚さん(妻はすぐに殺されるけど)、金持ちのボンボンという役柄のせいもあって、こっちだとちょっと繊細な優男風の印象。顎あたりのラインも少しふっくら気味?
映画自体は、ホラー映画としてはまあまあ……腹話術人形や人形術師の不気味さ、舌を引っこ抜かれる残酷さなんかは好み。特に主人公の父親の死体を使った腹話術人形、裏面がさりげなくグロかった!
展開もまとめ方もよかったと思うんだけど、全体的にどうしてもチープな感じが拭えず、怖さの演出が物足りなかったのが少し残念。

マイ評価:★★☆☆☆
author : 四葉 | - | -

The Darjeeling Limited

2008.12.02 Tuesday | 映画作品 > コメディ

darjeeling_limited(2007年)
最初タイトルの「ダージリン」だけ見て安直に、「この3人はきっとお茶っ葉商人か何かなのだろう」と勝手に予想していたので、ものの見事に裏切られた(当たり前だw)
それぞれにちょっと問題ありの3兄弟が、「スピリチュアルな旅」と称して列車旅行を共にする。オンボロだけど味のある列車、行く先々で出会う人々や彼ら自身のアクの強いキャラなどが、ストーリーとうまい具合に溶け合って、素朴で暖かくどこか不思議な世界を作り出している。
軽快にコミカルに進んでいたストーリーが、途中で列車を降りた後に思いもかけない出来事に関わってから、後半シリアスな様相を帯びてくるのもいい。ふたつの葬式がリンクすることで、観ている側もそこでようやく「ああ、そうだったのか……」と兄弟の内面に深く触れることができる。
所々くすっと笑えるコメディでありながら、重くならずにしみじみと感動させるドラマ。
個人的にはとてもツボな映画だった。
あとこれまた勝手な思い込みなんだけど、「冒頭のビル・マーリーが後々重要な役割として絡んでくるに違いない!」と今か今かと再登場を待ち受けていたので、結局のところ豪華な使い捨て脇役だったことにも驚かされたw

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -