DVDで観賞。
公開当時いろいろ話題になってたのを横目で見ながらも、なんとなくスルーしていた作品(こんなんばっかだな)。
今になってようやく観てみた……が。
正直、最初の三分の一くらいまでは退屈してしまった。
画面も話も全体的に地味というのもあるんだけど、観ている自分自身の『美術にもキリスト教にもなじみがない』この点が一番影響してたんじゃないかと思う。
主役の二人がエキサイトしながら謎解きについて語っていても、言ってることの上っつらくらいしか理解できないので「ふーん」で済んじゃって、一緒になってのめりこめない。
途中でやめようかと思いつつ、それでもじっと付き合って観ていたら、半分過ぎたあたりからようやくおもしろくなってきた。
だけど最後の最後で出る謎解き以外は、どれも読める展開ばかりだったのが残念……
ソフィーの正体なんてかなり始めのほうでもうわかっちゃってるようなものだし。
サー・イアン・マッケランはよかった。
あとポール・ベタニーの演じた役、映画を観る限りではあまり深く語られてなかったのが惜しいけど、あれは本のほうではもっと掘り下げてあるキャラなのかな?
全体的に「原作本を読んでいればもっと楽しめるのかもしれないな」と思わされる部分が多い映画だった。
あとよくない意味でも話題になったり批判されたりというのは、宗教を取り上げたテーマの性質上、国によっては確かにそうだろうなぁと頷けるところ。
無宗教の私には「まぁそういう解釈があっても不思議じゃないよなー」と思えることだけど、敬虔な信者の人々にとっては『冒涜』とされても仕方ないのかな。
このへんの問題にはあまり突っ込んで触れたくないので黙っときますがw
マイ評価:★★☆☆☆
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