こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
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The Curious Case of Benjamin Button

2009.08.08 Saturday | 映画作品 > ドラマ

benjamin(2008年)
老いた赤ん坊として生まれたベンジャミン・バトン。
普通の人間の時間を逆行して成長していき、年をとるごとにその肉体はどんどん若返っていく――
突拍子もない設定に思えるけれど、ブラッド・ピット演じるベンジャミン・バトンの、タイトル通りのまったくもって数奇な人生と不思議な物語とに、のっけからぐいぐい引き込まれていった。
外見はどこから見ても老人なのに、中身は子供。最初は車椅子だったのが杖で歩くようになり、曲がっていた腰が伸び、筋肉が付き、皮膚にも張りが出て、どんどん若返っていく。どうあがいても年々老化・劣化していくこっちにしてみれば、なんて羨ましい! と言いたくもなるけどw
でも、ベンジャミンが幸福の絶頂にいたのも本当につかの間。愛する人と共に過ごせる時間は限られていて、二人の時がちょうど重なるその時期を過ぎてしまえば、若返っていく自分と年老いていく彼女の人生の距離はどんどんひらいていくばかり……
これはかなり切ない。それぞれに別に人生を歩み、そして月日が流れ、すっかり年老いた彼女のもとへ戻ってくるベンジャミンは“子供の姿をした老人”で、痴呆が始まりもはや自分のこともよくわからない。愛した女性の腕に抱かれながら赤ん坊の姿で幕を閉じる、そんな彼の人生にしんみりと胸を打たれた(´;ω;`)
ストーリーも素晴らしいが、メイクやCGI技術による効果にも度肝を抜かれる。
キャラが老けたり若返ったりするさまも実にスムーズで違和感がほとんどなく、本当は不自然なはずの状況なのにもかかわらず、見た目はものすごく自然。
しかしケイト・ブランシェットは、若くても老いててもキレイだなー……羨ましい!w

マイ評価:★★★★★
author : 四葉 | - | -

Burn After Reading

2009.08.08 Saturday | 映画作品 > コメディ

burn(2008年)
コーエン・ブラザーズ味が効いた、一癖あるおもしろコメディ。
クビになった元CIAエージェントの暴露自伝が、アクシデントで思いもよらぬ人間の手に渡ってしまう。普通ならここからシリアスなスリラー/アクションもの的展開が待ってるんだろうけど、そうはならないのがさすがというか。まさかの展開とキャラ設定、有名俳優陣がふんだんに使われてるのも無駄に豪華w
いかにも頭軽そうなジムのインストラクター、チャドを演じるブラッド・ピットの、気持ちよく吹っ切れたバカっぽさがいいw
見てるとだんだん「間抜けっぷりが可愛い憎めない間抜けキャラ」として愛着が湧いてくるので、あまりにもアッサリとあっけない退場シーンには、死に際までの間抜けっぷりに笑いつつも「えっウソ、ほんとに逝っちゃった?」と思わず( ゚д゚)ポカーン
大げさな盛り上げ効果やド派手なアクションとは無縁、終始まったり淡々とした空気なのに目が離せず、笑いの匙加減も絶妙でおもしろかった!

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -