DVDで観賞。
主演のクライヴ・オーウェンが好きだからという理由だけで特に前情報もないまま観てみたら、ストーリー自体とても良い映画で大当たり、嬉しい驚きだった。
こうした近未来モノでは「未来の世界」の設定もとかく飛躍しすぎている場合が多かったりするけど、この映画ではそれを「もしかしたらありえるかもしれない」と思わせるレベルにとどめていて、リアルさを醸し出しているのが個人的にツボ。
子供がまったく生まれなくなる=人類はただ老いて死に絶え絶滅するのを待つばかり、という絶望に溢れて荒廃した世界、そこに現れた奇跡のようなひとつの希望の光。
その“希望”を成り行き上守ることになったセオ、いわゆる巻き込まれ型主人公の彼が、最初はダメ男っぽいのに話が進むにつれどんどん頼もしくカッコよくなっていくのも見所のひとつ。
強いヒーロータイプじゃない、普通の男であるというのがポイントだと思う。
つうかクライヴ・オーウェンいいよなぁホント……(*´д`)
セオの元妻(ジュリアン・ムーア)や友人のちょっとアウトローな老人(マイケル・ケイン)等、主人公に関わってくるキャラクターもそれぞれ存在感と味のあるキャスティングで絶妙だった。
ただこれ、日本では『トゥモロー・ワールド』とかいう邦題がついてて激萎え。
いや、ネズミーランドじゃないんだからさw
マイ評価:★★★☆☆
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