気づけばシリアスな役柄も違和感なくこなすようになったジム・キャリー。
とはいえ個人的には、コメディ全開時代のほうが好みだったりするけど……『エース・ベンチュラ』とか好きだったなぁ。
主人公であるドッグ・キャッチャーのウォルターでは、ちょっと繊細なところのある優しい夫と父親の顔。そしてウォルターの読む本『ナンバー23』に登場するフィンガリングというキャラクターでは、渋くてクールな刑事。
2役を演じ分けているけど、フィンガリングのほうは脱ぐとタトゥーありのマッチョ体型で、見た目も雰囲気も別人のよう。うーん、いい筋肉。
架空のキャラであるはずのフィンガリングと自分に無視できないほどの共通点がある、どう見ても自分の生い立ちを参考にして書かれているように思える……
ちょっとした偶然が見過ごせなくなり、確信に変わり、疑問が生まれ、次第に現実との境界線を失うまでにウォルターへ影響を及ぼしていく。
そして『23』という数字への異常なまでの執着。
私も「パッと見たデジタル時計がゾロ目」みたいなのは割と頻繁にあるけど、ウォルターの場合もう見るもの聞くものすべてがその数字に関係してくる。というか、それもうこじつけじゃないの?的に、ものすごく強引に計算しまくって「23」にたどり着くようにしていて、数字がどうとかよりその姿が異常w
何かにヤバいくらい取り付かれた人って実際こんな感じなんだろうなぁ。
しかしそれが単なる妄想に終わらず、実際に起こった女性の殺人(失踪)事件と繋がっているとわかり、ウォルターと本と数字の謎もぐっと興味深いものに。
でも途中からだいたいオチは読めてしまうんだけど……(´∀`)
話の進み方や種明かしの見せ方、エンディングはけっこう好き。
NEDというぶちゃいくな犬の存在も、最初から最後までミステリアスで不気味でよかった。
マイ評価:★★☆☆☆
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