デジャヴ（既視感）というからには感覚的なものというか、主人公が超能力持ち的な感じになるのかと思ったら、むしろ内容はスリラーもの。
そこにSF要素が絡んでいるという感じ。
デンゼル・ワシントン演じるATF≪アルコール・タバコ・ファイヤアーム（銃火器）取り締まり≫捜査官のダグが、ご対面した美人の死体に爆発事件の犠牲者にしては不自然な点をみつけ、それと同時に既視感を覚え……という冒頭。
死体の美女、後々動いてるところを見るまではずっとハル・ベリーかと思い込んでしまったｗ
……似てると思うんだけど！
鋭い観察眼と頭の回転のよさを買われ特別捜査チームに引き抜かれたダグ。
一風変わったチームメンバーたち、そして『現在から４日と６時間前』の世界を自由に見られるタイム・ウィンドウという装置に出会うあたりから、若干トンデモ風味なSF要素がドラマに関わってくる。
この装置、どういう原理なのかという説明は一応あるにはあるけど、聞かされてるダグと同じく私にもチンプンカンプンだったので理解することは諦めたｗ
まあ実際には、見るだけでなく「ある程度過去に干渉できる」タイムトラベル装置だったということで。
フェリー爆破の犯人を突き止めて計画を阻止せねばならない、そして途中で犠牲になる予定のクレアも救いたいと、未来を変えてしまう危険性も何のそので、かなり無茶なこともしつつ過去にガンガン介入していくダグ。
そのせいで仕事のパートナーが死んじゃうのはかなり不憫……(;´Д｀)
過去と現在の同時進行カーチェイスシーンがかなりの迫力。
電話やメモや冷蔵庫のマグネット、ダグの目を通して既に見てきた様々の細かい要素の、時間の行き来とうまく絡めた使い方や見せ方もおもしろかった。
ラストのあれは、過去を変えたから「あのバージョンの未来のダグ」も存在しないことになった、という解釈でいいんだろうか。
タイムパラドックスとか何とか、考えようとすると頭痛くなってくるｗ
まぁ理屈は抜きにして、映画は楽しめたしハッピーエンドだからいいやってことで！
マイ評価：★★★☆☆
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（2006年）