とりあえずヴァンパイアものということで、無条件で借りてみた。
古めかしいのに近未来的でもある、ゴシック調で独特の雰囲気の世界。
ヴァンパイア同士であり家族でもありながら、人間の敵側と味方側に分かれ対立する兄弟。
ストイックな黒服の修道僧vs欲望に正直で凶暴なケダモノ!
半裸で拘束!
と、萌え要素はけっこう揃ってるはずなのに……
残念ながら、なんだか燃えも萌えもイマイチだった。
人間vsヴァンパイアという定番からはあえて離れ、共存関係という設定にしてあるのはおもしろいんだけど。
人間がほとんど一方的に守られるばかりの無力で弱い存在になってしまっていて、ブラザーズを崇めながら生き血をお布施のように提供している、対等な共存というよりは『守ってもらって生かされている』みたいな関係なのがなあ。
そんな中にあるからこそ、リリーの毅然とした強さが際立つ……ようにしたかったんだろうけど、これもなんとなく不完全燃焼に終わっちゃってるし。
サイラスのキャラが薄味すぎたのも残念。
どうせリリーとの恋愛要素もメインにはならないんなら、いっそエドガーとの確執のほうに力を入れて、もっと個人的なレベルで対決させて詳しく描写すれば、追いかけっこや対決にももう少しおもしろみやスリルが出たかもしれない。
いつもできがよく優秀で長老たちにも従順ないい子だったサイラス。
そんなサイラスを妬み憎み、兄弟であることを疎ましい枷や呪いのように感じていたエドガーは、サイラスの守ろうとするものをことごとく奪い取り破壊しようとする……
という感じで、兄弟の愛憎劇にこそフォーカスしたほうがよかったと思う。
萌えの面でも(*´д`)
マイ評価:★★☆☆☆
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