こんなん観ました

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Omen IV: The Awakening

2009.09.05 Saturday | 映画作品 > ホラー

Omen IV(1991年)
ダミアン亡き後、悪は少女の形をとって生まれ変わった……
という新たな展開らしいけど、単にダミアンの歴史の焼き直しというか、特に何のヒネリもなく旧作をそのままなぞったような感じ。
主役が女の子という意外で、目新しい部分は何もなし。
でもダミアンよりは、このデリアのほうがより陰湿で憎たらしさも勝る。父親に媚びながら母親を冷たく見下すあたりにそのへんがよく出ていて、そこはやっぱり小さくとも女、ならではの要素なのかなと思ったw
あと、太っちょのいじめっこに制裁加えるシーンがすげえ嬉しそうw

マイ評価:★☆☆☆☆
author : 四葉 | - | -

District 9

2009.09.04 Friday | 映画作品 > SF/ファンタジー

D9(2009年)
ピーター・ジャクソンがプロデュースするエイリアンもの!
と聞いただけで興味をそそられるし、プレビューやCMでチラ見する映像もおもしろそうで、公開前からかなり期待していた作品。
やっぱり他とは一味違っていておもしろかった〜〜〜(*´ω`)

異星人の難民が地球にやってきて、約30年後の世界という設定。
昆虫のような外見をした異星人たちは南アフリカの居住区『District 9』に隔離され、荒廃したスラムと化した環境で生活している。常に差別や暴力を受け虐げられ、少しでも反抗すればあっさり撃ち殺される。あまりにもひどすぎる扱いに、同じ地球人でないというだけでそこまで残酷になれる人間に対してゾッとするものを感じるけれど、でも考えてみれば、映画の世界で相手が異星人でなくとも、現実で人間同士が既に似たようなことをしてるんだよなと思い当たる。うーん、深くて重いなあ……

このD-9地区を訪問中、アクシデントで異星のバイオテクノロジーに感染してしまう政府エージェント。物語は彼の視点を中心に展開。
この人、この映画が本格デビューらしいけど、役にぴったりだし普通にいそうな存在感がすごくリアル。そんで喋りとキャラがなんとなく、HBOシリーズ『Flight of the Conchords』のMurrayに似ていてちょっと笑ってしまったw
感染で“異星人化”していくにつれて彼に生じていく肉体的・精神的な変化、追われる身となり恐怖とパニックを味わい、そんな中でとある異星人と協力することになる。
異種間ドラマもしっかりしていておもしろいうえに、アクションもかなりグレード高い。特に主人公がエイリアンの武器を駆使して戦う場面は、サイズは違えどトランスフォーマーにもぜんぜん負けてないカッコよさ!(つうか個人的にはこっちに軍配)

文句なしのおもしろさだった。
ラストシーン、すっかり変わり果てた主人公が、愛しい人のために鉄くずで繊細な薔薇細工を作っている姿が、美しくて切なくて泣ける……(´;ω;`)

マイ評価:★★★★★
author : 四葉 | - | -

The Chumscrubber

2009.09.04 Friday | 映画作品 > ドラマ

Chumscrubber(2005年)
深夜映画をザッピングしてたら、けっこう好きな俳優ジェイミー・ベルが出てたので何となく観てみた。
ある日いきなり首吊り自殺をした友人、その友人の隠しドラッグをめぐって起こる、誘拐事件にまで発展する一騒動……と、主人公に降りかかる災難また災難。そのまわりの人々も興味深い。
話の展開や人間ドラマは、どこかゲームっぽいシュールさや奇抜さでクセがある感じだけど、キャラの感情はけっこう生々しくリアリティがあったりして不思議に共感できる。
正直いうと最初は期待しないで観たんだけど、意外とおもしろかった。
それと同級生の母親役を演じている、キャリー・アン・モスのムチムチエロスっぷりがたまらんw

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

Dexter

2009.09.03 Thursday | TVシリーズ

Dexter(2006年〜)
HBOの名作ドラマ『Six Feet Under』のデヴィッド役だったマイケル・C・ホール主演、警察内部に属する連続殺人鬼の物語という、設定からしておもしろそうなドラマ。
放映スタートはかなり前だけど、SHOWTIMEに加入していないこと・レンタルもなんとなくきっかけを逃してしまったことで、興味はありながら今までずっと観ないできてしまった作品(の、ひとつ)。
ここにきて、ようやく視聴開始!
主人公デクスターは、マイアミ警察殺人課の有能な血痕分析官。真面目で礼儀正しく穏やかな好青年風の彼だが、実は屈折した精神を裏の顔に持つ連続殺人鬼。独自の変わった方法で儀式にも似た処刑を執行し、殺した相手の血液を記念品か標本のようにコレクションしている。
情けやためらいを一切見せずに、捕らえた相手を淡々と処理していく姿は冷徹そのもので不気味。しかしながらターゲットは彼が“生きる資格のない本当の悪人”と決めた者、法をすり抜けのうのうと暮らしている犯罪者などに限られており、やっていることはむしろ社会の汚物掃除に近いものがあるので、こちらも被害者には同情せずデクスターを応援するような気持ちで見てしまうw
そんなデクスターはある日、彼には芸術的とすら思える手法で死体を解体する連続殺人鬼、『アイストラック・キラー』の存在に出会う。激しく好奇心をそそられ、影響を受け、次第に人生をも変えられていくデクスター。
ドラマが進むごとに、デクスターの謎に包まれた血なまぐさい過去もだんだんと明かされていき、進行する事件と過去の謎解きと、両方とも目が離せない。シーズンラストの結末にはびっくりだった!
残りのシーズンも、早くレンタルしまくって追いつかなきゃ!(;´Д`)

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

The Tale of Despereaux

2009.09.03 Thursday | 映画作品 > キッズ/ファミリー

Despereaux(2008年)
寄港したとある王国で、美味しそうなスープに誘われてやらかした“うっかり”が原因で王妃の命を奪い、ついには国ひとつの運命をも変えてしまい、後悔と失意を抱えながら暗く薄汚い地下で暮らすことになった、船乗りネズミのロスキューロ。
そして一方、あんたどっか壊れてんじゃないの? ってくらい何事にも物怖じしなさすぎる性格と、旺盛すぎる好奇心との最凶コンボが災いし、仲間の禁をたくさん破ってしまったデスペローは、規律第一で保守的なマウス界を追放される。
そんな2匹が出会い、それぞれの思いを胸に外の世界を目指す。
個人的には、デスペローよりもロスキューロのほうがより深みのあるキャラと物語で、むしろこっちが主人公なんじゃ、という感じだった。
ネズミたちばかりでなく、王妃を喪った悲しみに暮れる王、雨と太陽とスープのあった日々を恋しく思う美しい姫、恵まれない容姿ながら姫になりたいと切望する召使の少女、などなど人間キャラ側のドラマも盛り込まれていて、だけど散漫な印象にならず上手くまとまっていておもしろかった。
デスペロー、ダンボ並み(実際に飛ぶ!)超デカ耳が不気味可愛いw

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

ALWAYS 三丁目の夕日

2009.08.27 Thursday | 映画作品 > ドラマ

always(2005年)
戦後急速に復興を遂げていく日本の町並みと、そこで暮らす活気に満ちた人々。その時代に生きていなくとも、なんだか『懐かしさ』を感じさせるような雰囲気がいい。
単純で頭に血が上りやすくて乱暴で、それでも憎めない下町工場・鈴木オートのオーナーと、就職で青森からやってきたはいいが、想像していた大会社と違ってガックリしてしまう六子。
いつかは小説で賞を取ることを夢見ながらも、駄菓子屋でくすぶっている茶川竜之介と、そんな茶川にひょんなことで預けられることになった、彼の書く少年小説の大ファンである淳之介少年。
他人同士のこの2組が、あれやこれやのドタバタを乗り越えていつの間にか“家族”になっていく。キャラ設定や人間ドラマはかなりコテコテだったりもするけれど、それが逆に舞台とマッチしていて、気がついたらぐいぐい感情移入させられ、そして最後はまんまと泣かされていたりwww
実の父親と裕福な人生を送れるチャンスを捨ててまで、他人である茶川と一緒にいたいと必死でしがみついてくる淳之介の姿が……涙腺崩壊的な意味でヤバい!

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

おくりびと

2009.08.27 Thursday | 映画作品 > ドラマ

okuribito(2008年)
オーケストラのチェロ奏者としての道を諦め、妻を連れて故郷の山形県へ移った主人公・大悟。就職先を探す彼が予期せず辿り着いたのは、安らかな旅立ちのお手伝い――『納棺師』という仕事だった。
故人を棺へ納めるという仕事内容に、最初はひたすらたじろぐ大悟。いつもきれいな状態の死体ばかりを相手にするわけじゃないから、その気持ちもよくわかる(;´Д`)
いわゆる死体業に対しての引け目と嫌悪を拭えず、妻にもひた隠しにしていた彼。だけど、誇りをもって仕事に取り組む社長の姿勢、様々の形で故人を送り出す遺族の姿を間近で見ているうちに、納棺師としての大事な役割、儀式のひとつひとつに込められた想いや奥深さを学んでいく。
故人と、そして送り出す家族のための大切な儀式。
見ていてなんだか、「ああこういうのって日本らしいな、いいな」と感じた。
ニューハーフの息子に「おなごの化粧」をしてやってくれと希望する家族、おじいちゃんに女性陣で派手な口紅のキスマークをいっぱいつけてあげる家族が、特に好きだ。
大悟役の本木雅弘の演技は安心して見ていられる安定感だし、山崎努演じるマイペースに強引で飄々とした社長もいい味。
ストーリーももちろんいいし、あっちこっちでホロリと泣かされた……(´д⊂)

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

西の魔女が死んだ

2009.08.25 Tuesday | 映画作品 > ドラマ

nishimajo(2008年)
中学校での“女子の付き合い”の馬鹿馬鹿しさに気づき、どこのグループにも属することを拒んだことからいじめられ、登校拒否になった主人公の少女まい。
彼女はまいの母曰く「魔女」だというイギリス人の祖母のもとへ送られ、山奥の一軒家で魔女修行という名の生活を始める。
日本でありながら、そこだけ異国のたたずまいを見せる祖母の家。
庭や森でつくる野菜や果物、それを使ったほぼ自給自足の生活。
機械に極力頼らない質素な生活スタイルは、モノに溢れかえっている現代だからこそ新鮮で、『無駄のない美しさ』を感じさせる。自分がそういうふうに暮らせるかといったら私には無理、3日もたてば音を上げる自信があるけどw、でも素朴の中に充実がある、そんな生活もいいものだなぁと、おばあちゃんとまいの魔女修行の日々を見ていて思った。
押し付けがましくも説教くさくもなく、さらりと大事なことをおしえてくれ、まいを包んでくれる優しいおばあちゃんが素敵。
大好きなはずのおばあちゃんと、どうしてもゆずれないことを巡ってケンカしてしまい、まいは二人の間に生じた亀裂を修復しないまま森を離れてしまう。その後数年の時を経て再会したときには、おばあちゃんはもう帰らぬ人となっており……(´д⊂)
最後は切ないけど、とてもあたたかくなる映画だった。

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

Mamma Mia!

2009.08.23 Sunday | 映画作品 > コメディ

mamma_mia(2008年)
ABBAの名曲集にのせて送る、ミュージカル仕立てのコメディ/ドラマ。
いかにも女性向けっぽい、こういう作品は本来すすんでは観ないんだけど、帰省時に母と一緒にレンタルで観てみたら意外とすんなり楽しめた。食わず嫌いはいかんね!w
この映画、とにかくまず舞台が素晴らしい。
宝石のように美しい海と空、さんさんと降り注ぐ眩い日光に包まれてきらきら輝く島、ボロいながらも趣があって可愛らしいホテル。
ラストで結婚式をあげる、丘のてっぺんの小さなチャペルもいい。
結婚式を控えた娘が、「自分の父親かもしれない」母の過去の恋人3人を、母親には内緒で島に招待する。ドロドロ泥沼劇が待っていそうなそんなストーリーも、島のあっけらかんとした雰囲気と自由奔放な女性キャラたちのおかげで、サクサクと明るく展開。
主演のメリル・ストリープをはじめ、オバさまたちがメインで元気に歌い踊る姿は、なんつーかもうそれだけでパワフルで圧倒されるw
映画をあまり観ない母も楽しんでくれたようで何より(*´ω`)
というか、これはまさに母娘で観るのがぴったりの映画かも。

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

The Great Buck Howard

2009.08.17 Monday | 映画作品 > ドラマ

buck_howard(2008年)
この映画の存在自体も知らず、前知識や期待もナシで観たんだけど、これが大当たりで思いがけないおもしろさだった!
やや三流の落ち目ながら、本人は一流のプライドを持っている奇術師バック・ハワード。弁護士になってほしいという父親の期待に背き、バックの付き人となって全国を旅する青年トロイ。
ショボい地方公演を細々とこなしながらも、常に独自の美学を貫くバックの姿は時に滑稽で物悲しくすらあるのだけれど、その中で時折はっとさせられるような輝きや新鮮な驚きを見せつける瞬間があり、「この人はやっぱり偉大なのかも」と、トロイと共に見ているこちらも不思議とバックに惹きつけられる。
グダグダな結果になってしまうものの、メディア公開の集団催眠シーンは圧巻。
ショウのラストを飾るお約束の持ち芸・客席宝探しの技も、とうとう種明かしされないまま終わるので、「いったいどうやってるの?」と最後まで謎に包まれていて、バックと言う人物にちょっとしたミステリアスさを残している。
バック役のジョン・マルコビッチ、トロイ役のコリン・ハンクスがそれぞれ役柄にピッタリで、コンビとしても最高によかった。ちなみにトロイの父親役で、リアルにコリンのパパであるトム・ハンクスが出ていてちょっと笑ったwwさすがに自然すぎるwww

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -