劇場で鑑賞。
どこを切ってもストレートな二人が、子供のためとはいえゲイカップルになりきって過ごすという流れはおもしろかった。
本人たちにはそのつもりがなくとも、同居してるうちに本当のカップルみたいな雰囲気が芽生えてたり、言い争いがまるっきり倦怠期の夫婦のそれだったり。
主人公二人の見た目が決して美形じゃないところもポイント。
というかアダム・サンドラーが女にモテまくりの遊び人という設定は、ちと無理があると思うんだけど……w
自分の利益のためにゲイ社会を利用するという内容は、一歩間違えれば袋叩きにされかねない危険もあるし、取り扱い注意なネタ。
でもこの映画では、お約束的なゲイ・ジョークはたくさん盛り込んであるものの、ゲイコミュニティを馬鹿にしたり物笑いのタネにするというようなことはなく、むしろ応援するようなスタンスで好感の持てる描き方になっていた。
ゲイのキャラクターたちもそれぞれに魅力的だったし。
ストーリーは特に奇をてらいすぎな箇所もなく、期待は裏切らないが予想を大きく上回ることもない、という感じ。ギャグは文句なしに笑える。
アダム・サンドラーの映画に共通しているノリは健在なので、彼の作品のテイストが好きな人にはハズレなく楽しめるかと。おなじみの役者陣もいい味してます。
ロブ・シュナイダーの神父、アジア系顔のメイクに「ハイッ」とか言ってたけどあれはやっぱり日本人のつもりだったんだろうかw
ラスト、いろいろ乗り越えた二人が本当にくっついたら萌えなのに……とこっそり期待してたんだけど、そうはならなくてちょっとガッカリw
まぁ真性へテロという設定ならしょうがないのか。
マイ評価:★★★☆☆
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