こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
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The Hangover

2010.02.10 Wednesday | 映画作品 > コメディ

The Hangover(2009年)
結婚式を2日後に控えた新郎と親友2人+義理の弟、独身最後のバチェラー・パーティをラスベガスで過ごした男4人。
ところが一夜明けて目を覚ますと、いったいどんなパーティを繰り広げたのか部屋はめちゃくちゃ、バスルームには本物の虎、クロゼットには知らない赤ん坊。そしてとどめに、新郎が行方不明!?
前夜ホテルの屋上で乾杯をした後からの記憶がまったくなく、自分たちがどこで何をしたのかさっぱり思い出せないまま、わずかな手がかりを頼りに3人は新郎を探しに出るが……
起きたら歯が抜けてたり、いきなり怖い人たちに追いかけられたり、乗ってきたはずの車がなぜかパトカーに変わってたり、ストリッパーと挙式しちゃってたことが明らかになったり、身に覚えのないその他諸々がどんどん出てきて、もうほんとにおまえらいったい一夜の間に何をどんだけやらかしたんだとw
それぞれタイプの違う3人が繰り広げるドタバタ劇が笑えるのはもちろん、昨夜いったい何があったのか? そして新郎はどこなんだ? という謎解き(っちゃ大げさだけどw)も楽しめて飽きない。新郎を探すその道中にも、また新たなハプニング続出で笑いの連続、テンポもよくておもしろかった。

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -

Legion

2010.02.07 Sunday | 映画作品 > アクション/アドベンチャー

Legion(2010年)
神は人類に絶望し、地上から一掃せよと天使の軍隊を送り込む。
しかしその中にひとり、人間への希望を捨てていない天使がいた。
彼は自ら羽を折り、人類救済の鍵となる誕生間近の赤ん坊を救うため、武器を構えてかつての同胞と戦う……
天使モノで好きな映画のひとつ、『The Prophecy』みたいなのを密かに期待していた私がいけなかった。蓋あけてみたらば
ガ ッ カ リ ム ー ビ ー だ っ た よ…… (ノ∀`)
まぁもとより『ポール・ベタニーのスレンダーマッチョな天使』のほうが目当てだったんで、内容つまんないとわかったとたんサクッと萌え視点モードにシフトチェンジしたけどw
とりあえず、首輪や黒い翼や鎧やタトゥーをまとった引き締まった肉体だとか、ナイフ捌きやガンアクションだとかを披露するベタニーの大天使ミカエルは、舐めるようにじっくり存分に堪能してきた。ミカエルいいわぁ、ストイックなキャラ萌えだわぁ(*´Д`)
凶悪なメイスが武器のガチムチ大天使、ガブリエルとの絡みも萌えたし。
顔がちょっとだけキモかったけどガブリエルwwていうかガチムチレスリングに普通に混ざってそうな外見だよガブリエルwww

一応主役組のルーカス・ブラックやデニス・クエイドは、終始パッとしないままだった。
話の設定自体は悪くないので、作り方次第ではもっとよくなっただろうに残念。
ダイナーに閉じ込められて舞台変更がほとんどないんだから、キャラのどうでもいい自分語りやクサいセリフとかに時間を割くより、戦闘シーンの盛り上げや緊張感・スピード感を大事にしたほうがよかったんじゃないのか。物語のキーになる肝心な部分も説明が中途半端だったりして、そこもスッキリしない。
……いや、これはもしや「次で明らかになるよ!」的な、続編製作への伏線だったりすんのか? そうなのか!? やめとけ……(;´Д`)

そんなわけで映画の内容的には★半分くらいが妥当だけど、ベタニーの天使は萌えだったのでその分もう半分追加。評価のわりにレビューは長くなったなw

マイ評価:★☆☆☆☆
author : 四葉 | - | -

Temple Grandin

2010.02.06 Saturday | 映画作品 > ドラマ

Temple Grandin(2010年)
HBO Films作品。自閉症でありながらも、動物学者・准教授として社会的に成功を収めた人物、テンプル・グランディンの生い立ち、自立と成功までの道を描いた物語。
4歳まで言葉を話さず他者との正常なコミュニケーションをとれなかったテンプルは、言語ではなく映像によって世界を認知し、記憶や情報を処理する。普通の生活を送ることさえ困難だった彼女だが、その能力を生かせる場を得たとたん、それこそ水を得た魚のように才能を開花させていく。彼女の設計した施設は、今日でもアメリカの半数以上の家畜処理場で「より人道的な方法」として使われている。
こんな人がいるのかと素直に驚き感動した。
何かに長けている才能を伸ばすこと、自分の好奇心や興味をひたすら追求すること、そのための努力や情熱を惜しまないこと。障害のあるなしは関係ないのだなと思った。
自身の力はもちろんだけど、「皆と違っているだけ、劣っているわけではない」と娘を信じ支え続けた母親、すべての始まるきっかけとなった牧場滞在の経験をくれた伯母、類まれなる才能と可能性を秘めたテンプルに惜しみない指導と協力を続けた教授、差別せず物事の本質をみてくれる全盲の友人……等、彼女はまわりの人々や出会いにも本当に恵まれている。そんなサポートがあったからこそ彼女は成功を掴むことができたのだろうなと、愛情や絆の大切さも感じさせる、とてもいい作品だった。
テンプルを演じたクレア・デーンズの演技も素晴らしい!

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

Paul Blart: Mall Cop

2010.02.05 Friday | 映画作品 > コメディ

Paul Blart(2009年)
たぶん偶然なんだろうけど、同じくモール警備員が主役の同年作品『Observe and Report』とものすごく似ているので、どうしても比べてしまう。
主人公が警察官に憧れているダメ男、モール警備の仕事に必要以上の使命感とプライドを持っている、モール内の店で働いている女の子に片想い、モールの平和を乱す悪者に立ち向かっていく……と、大まかな設定だけでもこれだけ被ってるしw
『Observe...』のほうが、ユーモアやバイオレンス面でダーク色がちょっと濃いのかな。主演俳優のタイプの違いもあるけど、こっちは明るくて毒気がなくてファミリー向け。
まんまる体型のケビン・ジェームズが必死に床を滑ったり転げまわったりする姿が、ころころしたハムスター見てるみたいでちょっと可愛かった。たまに意外と敏捷な動きを見せたりしてw あとセグウェイの乗りこなしはハンパないな!
全体的にちょこちょこと笑える部分はあるけど、ギャグもアクションもドラマも面白さや盛り上がりはイマイチ。「まあまあ楽しい」程度で終わっちゃってるのが残念。

マイ評価:★☆☆☆☆
author : 四葉 | - | -

Wanted

2010.02.01 Monday | 映画作品 > アクション/アドベンチャー

Wanted(2008年)
平凡でうだつのあがらない会社員だった主人公ウェズリー。
仕事も私生活も冴えない毎日を送っていた彼だが、ある晩謎めいた美女に出会っていきなり命の危険に晒されたのをきっかけに、裏世界に存在する暗殺組織や自分の素性、父親の謎などを知らされることになる。
そしてウェズリー本人も、過酷な特訓を経て暗殺者としての才能を瞬く間に開花させていくが……
しかしさー、別にリアリティを求めているわけじゃないんだが、主人公いくら父親譲りでもともとの土台がいいとはいえ、たったの6週間ぽっちであそこまで鍛え上げられちゃうってのはどうなのよw
ストーリーやキャラはけっこうベタだし特におもしろいってことはなかったけど、いろいろ趣向を凝らしてあるアクションをメインに観るぶんには、そこそこ楽しめた。カーチェイスや銃撃戦も荒っぽくて見ごたえあったし。傷ついても超回復できる設備があるという設定のせいか、割と痛そうな場面が多かったなあ。
でも一番痛々しくて可哀想だったのはネズミたちだろう!(´д⊂)
組織との対決シーン、最後がああなるのはちょっと意外だった。主人公、事前にキスもしてたりしていい感じだったし、フォックスだけは得意の弾丸撃ちでギリギリ救うんじゃないかと予想してたのになー。

マイ評価:★★☆☆☆
author : 四葉 | - | -

Moon

2010.01.30 Saturday | 映画作品 > SF/ファンタジー

Moon(2009年)
新たなエネルギー開発プロジェクトのため、月面基地で働くサム。
3年だけの契約派遣と割り切ってはいるものの、現地の人間スタッフは自分一人きり、日々の話し相手はお世話ロボットのみという孤独な環境では、さすがに神経もまいり始めている。地球へ、妻子のもとへ帰りたいという思いを日増しに募らせ、ようやく見えてきた契約終了日を心待ちにするサムだったが……
幻覚を見たりと心身に不調をきたし、ビークル操縦中に衝突事故を起こし、目が覚めたらもう一人の自分が居た。おまけにロボットのガーティも、いつもより様子がおかしいように感じる。自分はどこかおかしくなったのか? いったい何が現実だ、自分に何が起きているのか? そんなスリラーものっぽい始まりと展開に、
「昏睡状態に陥ったサムの頭の中での出来事でしたとか、そういう夢オチか」とか
「まさかのスペース・ゴーストもの!?」とか、
「サムが自分を置いて地球に帰るのを恐れたガーティが、『あなたはここから永久に出さない』的にサイコ化したんじゃ」とか、いろいろ予想してみたんだけど……

結果的にそのどれもが外れたww自分推理ダメダメやんwww(ノ∀`)

そういう意味でも期待を裏切ってくれる展開だったし、緊張感の途切れないストーリーでとにかく飽きなかった。派手さを抑えたトーンも好み。
複数キャラを見事に演じ分けながら、ほぼ一人芝居状態で出ずっぱりのサム・ロックウェルの演技も素晴らしく、スリラー的だけど最後のほうはけっこう切ないし感動するしで、面白くてかなりいい映画だった。
それにしても、ガーティが怪しいって推理は絶対当たると思ってたんだけどなぁ。
声がケビン・スペイシーなだけに、そう思わせる何かがある!w

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

Dagon

2010.01.29 Friday | 映画作品 > ホラー

Dagon(2001年)
Syfyチャンネルで深夜に放映してたのをキャッチ。
CMでぶちぶち切られまくりだったし普通のTVなのでヌードシーンなんかは明らかに修正入ってたけど、とりあえず最後まで観るには観たので記録には加えておくw
よくあるチープなホラーかと思って観始めたら、キャラの演技・台詞のクサさやSFXのお粗末さはさておき、ストーリーとしてはけっこうおもしろかったので意外。後でH.P.ラブクラフト原作と知って、話自体が悪くなかったのはだからかーと納得した。
ひなびた漁村、禍々しい神を崇めた宗教、バケモノ化している気味の悪い村民。
その中へ迷い込み追われ襲われ、必死に逃げ惑う非力な(ヘタレな)主人公……
夜や雨といった要素もあいまって、あっちこっちがなんだかゲームの『SIREN』シリーズを髣髴させる感じの内容で、そのへんは好みだった(*´∀`)
もっと金と手間をかけてしっかり作りこんでいたら、も少しみられるホラー映画になってたかもしれん。惜しい!

マイ評価:★★☆☆☆
author : 四葉 | - | -

The Hurt Locker

2010.01.24 Sunday | 映画作品 > ドラマ

The Hurt Locker(2008年)
舞台は2007年のイラク・バグダッド郊外、米軍の危険物処理班にスポットを当てた話。
『28 Weeks Later』のドイル役でも印象深かったジェレミー・レナー。兵士役がもともと似合うというのもあるのかもしれないけど、ここでもアメリカ兵士をものすごくリアルに演じている。
殉職した前任者のかわりに新しく配属されたジェイムズは、凄腕で度胸もあるが同時にかなり独断的でもあり、就任当初からチームメイトに不信と不安を抱かせる。
実戦への戸惑いを隠せないエルドリッジ、冷静に任務をこなしつつも傷つき疲れ果てた本音をぽろりとこぼすサンボーン。「こんな戦いからは一日も早く抜け出したい」という思いの伺える、いわばごく普通の彼らと反対に、ジェイムズは戦場にこそ生きる意味を見出すタイプ。ときに無茶ともいえる判断や身勝手さで、危険の中に自ら飛び込んでいく彼は刹那的というのか、死への恐怖が麻痺した一種のアドレナリン・ジャンキーのようでもある。現に、戦地を離れ自国での生活に戻ったときの彼は、平和な日常に安堵しつかの間の休息を楽しむどころか、どうしていいのかわからないという顔でぼんやりとしていた。爆弾を相手に格闘しているとき、いつ命を失うかという危険と緊張に対峙しているその瞬間こそ「生きている」と感じるとは、皮肉というか何というか……
しかしそうでもないと、こんな極限にストレスな任務なんて正気を保ったまま長期やっていけないのかもしれない。
絶え間のないテロ攻撃、少年や一般市民までもを使った人間爆弾。
常に緊張と命の危険に晒され、じりじりと追い詰められるように神経をすり減らしていく兵士たち。そのすべてが現実にも起きていることなのだという事実が、映画という媒体を通してもなお、観ているこちらの胸にもずっしりとのしかかってくる。
ジェイムズが探り当てた導線を慎重に引き上げた瞬間、まさに「芋づる式」という言葉ぴったりに、いくつも繋がった爆弾が地面から一斉にずるずる引っ張り出されてくる。
ここのシーンは観てて本当にぞわっとした、私ならその場でおしっこちびりながら
「無理!ぜってぇ無理!(((( ;゚Д゚)))」てマジ泣きでひたすらgkbrしとるだけだわ……

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

The Lovely Bones

2010.01.23 Saturday | 映画作品 > ドラマ

The Lovely bones(2009年)
連続殺人犯の手にかかり、14歳でその短い生涯を終えた少女スージーの、死後の物語。
この世とあの世のちょうど中間にあるのは、幻想的で不思議な世界。
現世にも戻れず天国にも踏み出せず、その境界世界をさまようことになるスージーの“心残り”は、自分を殺した相手への恨み、自分を見つけて欲しいという願い、ばらばらになりつつある家族を心配する気持ちや初恋の相手への想いなど、さまざまの感情が複雑に絡み合っている。「これさえ解決すれば成仏できる」という単純なものではなく、模索しながら漂う彼女自身も激しく戸惑い揺れ動く。
そのため、スージーのもどかしさや苛立ちや悲しみはよく理解できるものの、物語としてはスリラーとドラマとファンタジーどれも欲張りすぎてしまった感じで、やや焦点が定まらない印象になっているのが少し残念。
一応「犯人を暴く/スージーの遺体を発見する」というゴールがあるようでいて、でもそれを目的としてみると、妹や友人がかなり核心に近づいてドキドキハラハラはするものの、最後は決してカタルシス満載のすっきりエンドにはならない(まぁ犯人には「因果応報」とでも言うべき末路が待ってはいるけど)。
けれどようやく、スージーが彼女なりに未練に決着をつけ、生前愛したさまざまのものに別れを告げられるときを迎える。それこそがスージー(と残された人たち)にとって、切ないながらも優しいハッピーエンドなのだなぁと、ラストはしんみり感動できた。
それと、ショッピングモールのシーンで監督本人がモブにまぎれてカメラをいじっていたり、本屋でLotRをさりげなく忍び込ませていたりと、そんな遊び心にも注目。

マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -

The Soloist

2010.01.20 Wednesday | 映画作品 > ドラマ

The Soloist(2009年)
ロバート・ダウニー・Jr、ジェイミー・フォックス主演。
新聞社L.A.タイムズの記者スティーヴ・ロペスが、天才的な音楽の才能を持つホームレスのナサニエル・エアーズとの交流を書いた、もと連載コラムの実話を映画化した物語。
少年の頃から天才的な音楽の才能を持ち、チェロ奏者としてジュリアード音楽院に籍を置いていたこともあるナサニエル。チェロのみならず、バイオリンや打楽器などもこなす。そんな彼がなぜ路上生活者をやっているのか――実際に彼のことを書き綴ったロペス同様、観ているこちらもナサニエルという人物の正体や過去について興味をかきたてられる。
その外見も言動も謎めいているというか奇抜、一言でいうと「変人」。
実は統合失調症で(本人は認めようとしないが)、普段はおとなしいけれどひとつ対応を間違えると手がつけられなくなるところもあり、お互いのもともとの違いのみならず、ロペスはその点でもナサニエルの扱いに苦労する。そして、いい関係を築きかけていたと思えた2人の間に、すれ違いと衝突が……
ナサニエルの才能に感服し尊敬はしていても、“統合失調症のホームレス”という部分でどこか見下し、自分が彼を救ってやるなどと傲慢な勘違いをしていたのも事実なのではないか。ロペスがそのことに気づき、改めて対等な目線で握手を求めたときに、2人の本当の友情が始まったように感じた。
友情、とはいえ全編を通じて2人の距離感はちょうどよくドライで、変に馴れ合ったりべたべたしたりしていないのが良かった。

そしてRDJrかわいい超かわいいよ(*´Д`)
シャツだとか帽子だとか、格好もいちいちさりげなくおしゃれ!
一方ジェイミー・フォックスのほうはキテレツファッションづくしで、画面に出たとたん思わず噴いてしまったことも何度かw

マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -