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医務官or整備士(part8 456)
フラッグの整備を終えて休憩室へ戻る途中、通路の壁にもたれてぐったりとしている人影を見つけた。
船酔いした新兵か?
どやしつけてやろうかと思ったが、俺も初めて空母での長期勤務を命じられたときは、体調管理に苦労したな。
医務室に連れていってやろうと、肩に手をかけて助け起こす。
「おい、大丈夫か?……ってえぇ?上級大尉殿!?」
整備士の間でも絶大な人気を誇るエースパイロットは、しかし明らかに様子がおかしかった。
深緑の瞳は潤み、透けそうな白い肌は目元まで朱を帯びている。
上官の顔をこんな間近で見たのは初めてだった。

| 名無しの男(達)::7:医務官or整備士 | 2008,04,14, Monday 03:51 PM

医務官ルート(part8 457,459,461,462)
「すぐ医務室にお連れします。もう少し我慢して下さい。」
抱え上げるとその体は思った以上に軽い。
「うぅん…ふぁ…」
その呻きの甘さに、思わず動悸が激しくなる。
なんとか意識をはっきりさせようと首を振るその仕草の度に、柔らかい金髪が頬をくすぐる。
『頼むから動かないでくれ…』
これほど廊下を長く感じたことはなかった。医務官に彼の身柄を託したときには、俺の方がよっぽど尋常でない様子に見えただろう。
「ご苦労。後は任せてくれ。」
かけられた労いの言葉もそこそこに退室したが、最後の医務官の目付きがやけに気になった。


続き▽

| 名無しの男(達)::7:医務官or整備士 | 2008,04,14, Monday 03:58 PM

整備士ルート(part8 480,481)
「あの、俺の部屋がすぐそこなんで…休みますか?」
「…すまない」
素直に頷くと彼は俺の肩に顔を埋めるようにして目を閉じた。
柔らかい金髪が頬を撫でて胸が高鳴る。
鼓動が聞こえているんじゃないかと不安になったほどだ。
狭い部屋に入るとベッドの上に彼の体を横たえる。
「どうしましょう誰か連れてきたほうがいいですかね」
「いや、大丈夫だ。少し休めば治る…」
そうは言っても彼の様子はますます変になるばかりだ。
上気した顔は熱にうかされているようだし、大きな瞳は潤んでいる。
何か堪えるように眉を顰め、唇を噛み締める。
「う…ぁっ」
堪えきれない吐息が漏れ、驚いた俺が肩に触れるとビクリと大きく震えた。
「やっぱり俺、医務官連れてきます!」
「…君が…」
「はい?」
「…君が、してくれ」
「…なにを」
いきなり柔らかい唇に口が塞がれ驚いて目を見開いた。
「じ、上級大尉殿?」
「頼むから…」
目線も定まらない尋常じゃない様子に戸惑うが、元より憧れてきた人だ。
自分の下半身がいつのまにか熱くなっているのに気づく。
「あなたが…誘ったんですよ」
いい訳じみたことを呟きながら朦朧としている上官の服を脱がせた。

続き▽

| 名無しの男(達)::7:医務官or整備士 | 2008,04,15, Tuesday 12:39 AM

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