Hなグラハムエーカーだが…まとめ

「こんな事したら妬くかなぁ、その男が」
グラハムの首筋にジョシュアはキスマークを刻む。
「やめろ…！」
グラハムはジョシュアを突き飛ばし、逃げるように基地を出て行った。


「遅かったじゃねぇか、少年」
指定されたホテルの部屋には既にアリーが酒を飲みながら待っていた。
「…その、少年と呼ぶのはやめてほしいのだが」
グラハムはコートを脱ぎ、不機嫌そうに呟く。
「俺から見りゃ、ガキだからな」
アリーはグラハムをベッドに投げ飛ばし、覆い被さる。
「っ…」
手早く下着ごと下服を脱がされ、グラハムはいつもすぐに行われる挿入を覚悟する。
「ん？何だよ、コレは」
アリーはグラハムの首筋に刻まれた真新しいキスマークと薄い歯形に気付く。


「それは…！」
「ンだよ、やっぱ男いたのかお前」
アリーはグラハムの白い首筋に舌を這わす。
「くぅ…っン…」
シャツの胸元を全開にされ、剥き出しの乳首に愛撫された。いつもすぐに挿入して前戯をしないアリーが初めて前戯らしい事をしている。
「アリー…、何を…」
グラハムの足を開かせ、アリーはペニスを手で愛撫し始めた。
「たまには優しくしてやろうって趣向だ」
アリーはグラハムを射精に導くように激しく確実に弱い場所を刺激する。
「うっ…、あぁっ…！駄目だ…くぅっ…！」
グラハムは快楽に負け、射精した。
「相変わらず我慢弱いなグラハム」
アリーは鬼畜に笑み、手についたグラハムの精液をヒクつくアナルに塗り付ける。
「は、早くしろ…らしくない！」
グラハムは今度こそ挿入に備えて力を抜く。

「我慢弱いお前さんは、じらされたらどうなるか試したくなってなぁ」
アリーは精液で濡れた指をグラハムのアナルに挿入する。
「は…ぁっ…、やめろ…！そこは…」
アリーの指は前立腺を集中攻撃し、グラハムを快楽に落とす。
「我慢弱いグラハムさんには刺激が強いかぁ？」
鬼畜に笑いながらアリーは確実にグラハムを攻める。
「た、頼む…、早くアリーのペニスを私の中に入れてくれ…！」
グラハムは覚悟を決め、アリーにねだる。
「ああ、お望み通りくれてやるよ！」
アリーは指を抜き、すかさずペニスをグラハムのアナルに挿入した。
「ぁ…あっ！頼む…、激しく…」
いつもよりゆっくり、不規則に中を突かれ、グラハムは物足りなさに呻く。
「ったく、淫乱だなグラハムは」
アリーは要望に応え、激しく突いてやる。

「ンっ…、は…ぁっ…！」
自らも腰を振り、グラハムは快楽に身を委ねる。
「何処に欲しいか言ってみろ」
「中に出してくれ…！」
互いに限界も近く、アリーはグラハムに射精されたい場所を聞いた。中出しを所望したグラハムは自らペニスをしごき、自慰を始めた。
「下のお口で味わいなぁ！」
「あぁっ…！」
同時に達した。
グラハムは手に、アリーはグラハムのアナルに射精した。
「今日はお前をたっぷり味わうぜ」
アリーはペニスを抜き、グラハムの内股に軽く噛みつく。
「くっ…、は…」
いつもはされない前戯。
アリーの意図もわからぬままグラハムは翻弄され、抱かれ続けた。
「（言えるかよ、『これ』にムカついたなんてな）」
アリーを苛立たせたのは見知らぬ男が刻んだ歯形とキスマークだった。

「またな、少年」
アリーはいつも通り、基地の入り口から少し離れた場所までグラハムを送ると車で帰った。
「ふぅ…」
ふらつきながらグラハムは基地の玄関まで歩く。
アリーはいつもより時間をかけ、グラハムの体を堪能していた。全身は歯形だらけで、まるで彼が苛ついてるようにも思えた。
「お帰りなさい」
玄関にはジョシュアがいて、グラハムに近付く。
「妬いたようですね、あの男」
グラハムの首筋の歯形に気付き、ジョシュアは笑う。
「妬く…だと？あの男が？」
グラハムはジョシュアの言葉を不思議がる。
だがアリーの苛ついた様子と、わざとじらす為の前戯と辻褄が合う。
「そうかもしれん。お前のせいでな」
グラハムはそう言い放つと走り去る。
「へぇ…あの男、随分と隊長に執着してるんだな」
自覚がないかもしれないが、とジョシュアは笑った。