視姦、自慰強制
グラハムはその白い肌を晒したまま、部下のされるがままに組み敷かれていた。どうしてこんな事になったのかは覚えていない。
昇進祝いで勧められた酒を飲んだ気がする。床に引き倒された気もする。
だが、その記憶もその先の記憶も曖昧模糊としていて、確かな事は
現時点で、自分の体は薬を打たれたかのように弛緩して動かず、
部下の男に蹂躙されていると云う事実だけだった。
欲望をその体に叩きつけられても呻くことしか出来ず、
僅かに自由の利く両手も床を爪で欠くことしか出来ない。
これが絶望でなくて、なんなのだろうか。
力任せに揺さぶられ、明らかに快楽を得ている男の呻きを耳元で聞きながら、
グラハムは引き裂かれる痛みをやり過ごそうと、必死で唇を噛む。
意識が朦朧とし、どれだけの時間が経ったのか、血の味が滲む頃にそれは唐突に終わりを告げた。
「——よかったですよ、上級大尉殿」
続き▽
| ジョシュア::1 | 2008,01,24, Thursday 04:26 AM