足コキ
両腕をベッドの柱に拘束されたまま、まずズボンを脱がされた。信じられない光景だ。まさか。あのグラハム・エーカーに。
「駄目だよグラハム、下着も下ろさなければ」
「……ッ、わかっている……」
一瞬だけ、俺の下着に手をかけた上官と目が合った。
目が合ったそれはどうしようもなく頼りない顔で、すぐに目を伏せられた。
「……すまない」
「いいから、早く終わらせてください」
「ああ……」
一時の我慢だ。
こんな事になるなら、命令違反などしなければ良かった。
新たなガンダムの出現という事態が起こったとは言え任務に失敗した罰として。
しかしあの時、ガンダムを捕り損ねたのは俺が起こした命令違反が原因でもある。
そうこう議論された末、俺とグラハムはこんな馬鹿げた事をすることになった。
(——なんで、俺がこんな……屈辱以外の何物でもない……!)
続き▽
| ジョシュア::6:カタギリ、ジョシュア3 | 2008,02,08, Friday 10:48 AM