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ハワード弟2(part8 587)
兄の話をしたいという彼の言葉を鵜呑みにし、のこのこと部屋まで来てしまったことをすでに後悔していた。
部屋に入った途端壁に押し付けられ噛み付くように激しく口付けられる。
抵抗しようにもハワードによく似たこの青年にグラハムは逆らうことが出来なかった。
むしろこれは自分が待ち望んでいるいつもの夢で、相手はハワードなのではないかと思うことにした。
だが彼と違い乱暴で粗雑な手の動きに身震いが走る。
「なあ、どうやって自分を慰めてたんだ?」
「なに、を…」
「こんな感じやすい体じゃ辛いだろ」
口を歪め欲を露わにした表情はハワードとは明らかに違うのに彼なのだと思い込む。
「誰か他の奴にしてもらってたのかよ」
「ちがう…そんなことは、しない」
自分でしてたのか?と耳元で言われ、否定できずにうなずいた。
「淫乱な隊長さんがオナニーしてるところ見せてくれよ」
ハワードの声で囁かれ、観念したグラハムは自らの手で半ば勃起したペニスを扱きだした。
「ん…、あっ、あぁ」
先走りでぬめる手がぐちゅぐちゅといやらしい水音をたてる。
彼に見られてると思うと、恥ずかしくて死にたくなる。
だが操られているように指を止めることが出来ない。

| 名無しの男(達)::10:ハワ弟2 | 2008,04,16, Wednesday 03:19 PM

ハワード弟1(part8 553,554)
真面目なだけだと思っていた兄の遺品であるPCを何気なく見ていてそれを発見した。
G、とだけ書かれたフォルダにその画像はあった。
金髪碧眼の年若い少年が、やはりまだ若い兄と一緒に写っていた。
兄は笑っていたがその少年は整った人形のようなきれいな顔で少し迷惑そうに目を背けていた。
なんだ同期の友人か、とフォルダを閉じかけたが、なんとなくその少年が気になり次の画像を開く。
どうやら寮で同室だったらしく窓辺で立つ私服の少年が写っていた。
最初の写真に比べ、多少は打ち解けたようで微かに口元を微笑ませている。
目は笑っていないが。軍服でないとさらに幼く見えた。
次の画像はフラッグと共に写っている少年だった。
今までとは違い、明らかに兄に笑いかけている。その深い緑の目に釘付けになる。
兄もそうだったのであろうか、何枚かその場所で同じ構図で写していた。
次の写真は大きめのTシャツを着ただけのしどけない姿でベッドに横になっている少年だった。
すらりと伸びた白い足を惜しげもなくくつろがせ、あどけない笑顔で笑いかけている。
その目は何故かとろけるように潤んで見えた。
突然鼓動が高鳴り動悸がした。男なのに、と自分に言い聞かせる。

続き▽

| 名無しの男(達)::9:ハワ弟1 | 2008,04,16, Wednesday 01:17 AM

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