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オークション→分岐2-b-2:アリールート2(part6 774)
「買う金もかっさらう手段もねーんだっつーなら、ここでおとなしくしている
 必要はねーよな。」
ラグナが気づいたとき、隣にいたはずのアリーの姿はすでに無くなっていた。
空になった席を呆然と見ていたラグナは、突如沸き起こった観客のどよめきに
舞台へ視線を戻した。
はたしてそこには、スーツを着崩したアリーがグラハムを陵辱していた男二人を
一瞬にしてくびり殺し、衆人環視の中今にもグラハムに挑まんとしている姿があった。
二人の人間の命が絶たれたというのに、にごった瞳の参加者たちは
まるでそれが狂った宴の余興であるかのようににやにやとした笑いを浮かべるのみ。
興奮した雄のにおいが充満した会場は熱気と湿気で息苦しいほどだった。
突然なかに入っていたペニスを引き抜かれたグラハムは、心棒を抜かれた人形のように
ぐったりと力なく床に崩れていた。その瞳は涙で曇り、何が起こったか全く理解していない
ようだった。
ぐいと腰の括れをつかまれ引きずり起こされる。
もはや抵抗の意志のない身体は腰だけを高く上げ、顔を床につけたまま男を受け入れる体勢を取る。
アリーがいきり立ったペニスをしごきながら会場全体を見渡しながら大声で叫ぶ
「おい!淫乱エース殿!お前今何がしたい?どうしたい?ちゃんと口に出していわねーと
お前も殺すぞ!」
グラハムはいっそ殺してくれたら、そう願った。
それでも、だとしても、自分にはまだなさねばならぬことがある。そのためならば
屈辱などいくらでも飲み込んで見せなくては。そう理解はしていても、身体が拒否をする。
何もいえずに震えているグラハムの秘部に、アリーの巨根が押し当てられる。
背筋に走る震え。
今まで何度も味わったあの快感。男を受け入れ、中を蹂躙され、ただただ翻弄されるあの圧倒的な
快感。それがあともう少しのところにある。
先ほどからずっと受け入れていたじれったい大きさ、じれったいやわらかさの、
自分が必死に腰を振らねば鳴く事も出来ないようなものとは違うことを本能的に悟る。
それがあと少しのところにある。
その誘惑に、ついにグラハムの心が折れた。ただただ何もわからなくなるぐらい、
半端にくすぶり火をつけられてしまったこの身体を蹂躙して欲しい。
フラッグも予算も上司もどうでもいい。ただ目の前にある絶頂を何度も味わいたい。
グラハムの小さな唇がうごく
「お、おかし、て、くれ。おかしてください!あなたのペニスで、おねがいだ!はやく!!」

アリーの口元が残酷な形にゆがむ

綺麗なものはずたずたに引き裂いて、自分と同じ場所に叩き落して汚してやりたい。
人間のプリミティブな欲望だ

| 分岐モノ::2:オークション | 2008,03,11, Tuesday 12:31 AM

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