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アリー4-3(part8 380-384,386)
またアリーから呼び出された。グラハムは私服に着替え、基地を出ようと歩く。
「お出かけですか、隊長」
玄関にあと少しの廊下には部下のジョシュアが待ち伏せしていた。
「デートですか?実は俺、この前見たんですけど」
ジョシュアはニヤリと笑み、グラハムを壁に追いつめる。
「何を…」
「30代前後の茶髪の男に基地の入り口近くまで送ってもらってましたよね」
ジョシュアの言葉にグラハムは動揺する。
「私見ですが…彼氏、という雰囲気ではなかった。あの男とはどんな関係なんです?」
「お前には関係ないだろう!」
ジョシュアの問いにグラハムは吐き捨てるように叫ぶ。
「その態度…益々気になるじゃないですか」
グラハムの首筋にジョシュアは軽く噛みついた。

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| その他名ありキャラ::12:アリー4 | 2008,04,12, Saturday 07:24 AM

アリー4-1(part8 320-322,324)
「そこの可愛い少年、お兄さんと遊ばない?」
グラハムは背後から降った声に不機嫌な顔で振り向いた。
「…私は少年ではない。27歳だ」
「おぉ、童顔だね。だが俺好みだぜ」
グラハムに近付き、アリーは彼を無理矢理車に乗せる。
「なっ…!何をする!?」
助手席に投げ込まれ、グラハムは逃げようと足掻く。
「おっと、逃げられねぇぜ…少年」
アリーは隠し持っていた銃をグラハムの心臓に突きつける。
この男は危険だ…グラハムの生存本能が確信する。逆らうのは命取りだと。
「俺はなぁ、ヤりたいだけなんだよ。男の方が面倒は少なくてね」
女は妊娠するから面倒だと非情にもアリーは告げる。
「アンタは好みだ、汚して、壊してやりたいぜぇ」
高笑いを浮かべてアリーは車を運転した。

続き▽

| その他名ありキャラ::12:アリー4 | 2008,04,11, Friday 12:54 AM

アリー4-2(part8 332,334,335)
先に指定されたホテルでグラハムはシャワーを浴びて待機していた。
「まだか…」
アリーに無理矢理抱かれて連絡先まで向こうに知られて彼の性欲のはけ口にされている。
優しくもない愛撫にグラハムはすっかり慣れ、快楽に負けてしまった。
「早かったな」
部屋のドアを乱暴に開け、アリーが入室した。
「…どうしたその格好は」
珍しく上質なスーツを着込んだアリーにグラハムは問う。
「ああ、用事があってな。それに使えそうだろ」
アリーは手早くネクタイを抜き取り、グラハムの視界を塞ぐように縛った。
「何を…!」
「目隠しプレイだよ。燃えるだろ?」
鬼畜に笑み、アリーはそのままグラハムを四つん這いにし、尻を高く突き上げさせる。
「く…うっ…」
ぬるり、とアナルにローションを塗られる感触にグラハムは悶える。

続き▽

| その他名ありキャラ::12:アリー4 | 2008,04,11, Friday 12:54 AM

カタギリ18:仮面(part7 947-949)
白い喉に柔らかく噛み付くと、グラハムはひっと息を詰めてみせた。
セックスの最中だけ不可思議なマゾヒズムを見せるのは、彼が普段捕食者の立場だからなのか。
決して口には出さないが、グラハムは、今このときだけはどれだけ嗜虐してもノーを言わず、むしろよく鳴いた。
あの日から、彼は変わってしまった。
否、変わったふりをするようになった。
突き付けられた歪みそのものを体言するかのように、まがまがしい仮面をつけた。
ただ唯一僕の前でだけは仮面を外してみせ、懺悔を吐露するかわりに嬌声を吐き出す。
僕は決してサディスティックな性交が好きなわけではなかったが、啜り泣くグラハムを見ていると、そうしてやるのが良いように思えて、体を痛め付けるでなく、言葉で何度も彼を虐めた。

他愛のない話で談笑して、部屋の明かりもそのまま、彼は僕を誘って来た。
付け足すならば、今日1番初めに顔を突き合わせたときから、瞳は潤んだ膜を張っていたのだ。

ベッドに座る僕が伸ばした脚の上、両の膝を跨いで彼は膝立ちし、緩慢な動作で自慰をしている。
それも自分のペニスに対してでなく、僕が手渡したディルドで、アヌスを自分で犯すことによって、だ。
悪趣味な鈍さで光るそれを、羞恥心と戦いながら懸命に動かす。
背中側から利き手をまわし、滑り落ちた腺液とローションでぬめる持ち手を引いては自分の内に突き立てる。
内股が引き攣っては腰が揺れ、否定できぬ高揚感を振り払いたがる彼は、子供のような拙さでいやいやをしてみせる。
「どうして、こんな綺麗な顔を隠したりするんだい」
「あッ…ア、う」
前触れなしに性器に触れると、赤い先端の割れ目からまたぷくりと透明な雫が生まれて落ちる。
そこに親指を突き立てて弄ってやると声にならぬ喘ぎは上ずって、つられるようにその美しい体躯が仰け反った。
細身の骨格に鍛え抜かれた筋肉がなだらかに隆起し、あくまで実用のための、軍人の肉体として完成され、仕上がった白い四肢。
答えることが出来ない彼の前を、いいように擦り上げる。

続き▽

| カタギリ::18:仮面 | 2008,03,31, Monday 11:59 PM

カタギリ17:鬼畜・スカあり(part7 687-691)
「カタギリ、フラッグはまだ完成しないのか!?」

無理を言っているのは紛れもなく自分だ。
しかし、これではあまりにも遅すぎる。
私は先々週からパイロットスーツを着てうろうろしているというのに、
フラッグが完成しないままカタギリの腕が完治してしまうくらいの日数が過ぎてしまったではないか。
苛立ちを隠せないまま、カタギリを思わず睨みつけてしまった。
自分の瞳の鋭さに気付き、慌ててフラッグに視線を戻す。
この瞳は、友人に向けるには相応しくないものだ。

「フラッグはもう少しだけどね、長年コツコツ研究していたものがようやく完成したんだ」
意気揚々と、満面の笑みで隣の友人は言った。
どうやら先程の私の無礼に気付いていないようだ。ほっと息を吐く。
「ほう、それは喜ばしいな!長年というと…」
「君と知り合って、仲良くなったくらいからかな」
それはまた随分長い。
友人の喜びは自分にとっても嬉しいものだ。
常に穏やかに笑みを浮かべているカタギリだが、今日は一段と朗らかに笑っている。
私も思わず笑顔になってしまうくらいだ。
「そこで君にまあ、言い方は悪いかもだけど実験に付き合って欲しいんだけど」
「その旨を(ry フラッグの追加装備にでもなるのか?」
「いいや、それとは少し用途が違うかな?まあ、ついてきて」

続き▽

| カタギリ::17 | 2008,03,26, Wednesday 03:40 PM

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