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ハワード7(part7 615,619,621,622)
「こんなところで…ハワード…!」
対ガンダム調査隊に着任した日のことだった。ハワードはグラハムに話があるからと
誰もいない備品倉庫に呼びだしていた。
暗がりのなかでハワードはグラハムを後ろから抱きしめた。
「中尉とずっと離れた任務だったんです。もう頭がどうかなりそうなんだ」
普段の理知的な仮面をかなぐり捨てて、制服に指をさし入れグラハムの身体をまさぐった。

「んっハワード…私もだ…こうしてまた君とともに任務に当たれる…んッ」
早急な指使いにグラハムの呼吸もすぐに乱れてくる。長い指が何度も小さな乳首を押しつぶした。
「今は任務のことはいい、あなたを…君を早く感じたいんだ」
そう言ってなにかに追われるように二人は行為を進めた。
ハワードがグラハムのベルトを外し下半身をさらけ出させる。ズボンは足元に絡まりグラハムの動きを制限させた。

「そう…もっと腰を突き出して」
「んっ…」
壁に両手をついてグラハムはハワードの指示に従う。おずおずと形のいい尻をハワードのほうへ向けた。
「あっ…」
すぐに腰を掴まれインサートの体勢を取られる。もうすでに熱く硬くなっていたハワードの男根が
尻に押しつけられてグラハムは震えた。
眼鏡を外しいつもはきっちり撫でつけてある髪を少し乱しながらハワードは白い首筋に
口づけを落とした。
それは挿入の前の儀式というようにずいぶん前から二人の間での暗黙の決まりごとだった。
上着も脱ぎ白いシャツだけをまとった幾分華奢な背中には衝撃に耐えるように力が入った。


続き▽

| オーバーフラッグス::10:ハワード7 | 2008,03,25, Tuesday 02:28 AM

カタギリ16(part7 599,600)
普段は端末のキーボードの上を滑らかに撫ぜ、フラッグの整備のためにレンチを握っているその指は、
今は実験器具のようなビーカーの中からどろりとした液体をぬるりとひからせ、
ほどよく筋肉のついたグラハムの白い身体の上を這っている。
その液体のひんやりとした感触に震えを覚え身をすくめた。熱を持て余し我慢弱い身体には、
その温度差は刺激が強すぎる…

それに、先ほどから塗られた場所が徐々に熱く火照っていく。
まるで妖しい媚薬のようだ。皮膚の表面がひどく敏感になっていくくせに、
熱は内側のあちこちに飛び火して、快楽に弱い彼を苛んでいる。
「あ、あ、つめたっ…あ…あつい、熱い…」

無言でグラハムの身体に液体をぬりたくっていたカタギリは、
その声に答える事もせず、熱さにか冷たさにか
小刻みにふるふると震えるグラハムの臀部に両手をそえ、ゆっくりと交互に揉みはじめた。
「あ、やぁあ……」
右、左、時に左右同時に。あの液体でべとべとした手で何度も何度も揉みし抱かれると、
普段のトレーニングと緊張でかたく引き締まった尻からどんどん力が抜けていく。
ぬるりと肌の上を滑る感覚ですら、異質さとあいまってグラハムの興奮をたかめていった。

「あつい、あつい、なん…なんだ、あっ これは…ぁ…あっ」
液体にまみれた指が尻の小さな窪みの表面を撫でると、とたんにカッと内壁が燃える様に疼き、
まだろくに触れられてもいないのにひくひくと収縮した。
「んあっ!へ、変だっ カタギリ、おかしいぞ カタギリっ…!」
つまさきは何かから逃れようと必死にシーツを蹴り、
グラハムはエビのように剃ってばたばたと何度ものたうった。
「うぅ、あ う、ふぅぅ! あつ あつい……!」
しかし漏れ出る声は甘く吐息は熱っぽい。カタギリは身をおこし
ベッドの上で身悶える獲物を、いつもと変わらない優しい微笑みで見下ろした。
「まだ表面を撫でただけなのにこんなになるなんてね。こつこつと研究を重ねただけあったよ」

白人特有の白い肌は、興奮するとどこもかしこもまっピンクになる。
桃色に色づき荒い息に上下する胸を両手でつつめば、
掌の表面に可愛らしく立ち上がった突起がピンっと存在を主張してくる。

「はぁん!ふぅ……う…んんっ!」
「逃げようとする様が男を煽るんだって事に、いい加減気付いたらどうかな君は」
「や、だって、君が 何かっ…変な………うああっ!」

続き▽

| カタギリ::16 | 2008,03,24, Monday 05:56 PM

ジョシュア19(part7 524,525)
ジョシュアが技術顧問に呼ばれ、彼の部屋に行くと
そこには麻縄で縛られ椅子に座らされている上官殿がいた
「カタギリ、どういうことだ聞いていない」
聞いていないのはこちらとて同じだ
「技術顧問、どういうつもりです?」
二人に問われ、技術顧問ははにかんだように答える
「いやぁね。恥ずかしながら僕、勃たないんだよねぇ」
「その歳でEDですか、ご愁傷様ですね」
軽口で返すが、寧ろだからどうしたと言いたい
「厳密には犯されてるシチュエーションにしか興奮しないというかね」
「おい、カタギリッ。何を言って……」
「だから君にグラハムを犯して欲しいんだよ」

何を言っているんだこの人は
「貴方の冗談には付き合いきれません、退室させて頂きますよ」
「明日、君のフラッグ整備不良で落ちちゃうかもねぇ」
これはれっきとしたパワーハラスメントだ、訴えてやる。そして勝訴してやる
「君だってその顔だし、コッチの方の経験、無くは無いんじゃない?」
される方だけだったかな?とニヤリと口元が歪む
なんなんだこの人は一発殴ってやりたい
「大体なんで俺なんです、上級大尉殿相手なら喜んでヤるやつなんて探せばいくらでもいるでしょう」
「それじゃ駄目なんだよね、全然よくないよ。君、グラハム嫌いでしょ?」
この人は短期間でよくもいろいろと観察してくれたものだ
「そっちの方が彼の反応良さそうだし、好きになられてもいろいろと面倒だしね」
「つまり、俺に上級大尉殿を滅茶苦茶にしろと言ってると取ればいいんですかね」
「そういうこと。彼、多分始めてだからそれなりに優しくしてあげてね」
そういうと技術顧問はゆっくりとベッドに腰掛ける

上官の方へ向き直ると、唇を噛み締め真っ青な顔をしていた
浮いた噂を聞かないと思っていたらホモとはね、それにしても見る目が無い人だ
「上級大尉殿、今までの話聞いてましたか?」
返事は無い、それどころか目を合わせようとすらしない
縄の上からYシャツのボタンを外そうとするが、なかなか上手く外れない
「なんなんです、この縛り方…・・・」
「ああ、これは高手小手縛りといってJAPANの伝統的なKINBAKUの一種さ」
このジャパニーズHENTAIめ…そういうことは自分たちだけで楽しむときにやれ
「そんなに怒らないでよ、スラックスはちゃんと脱がせてあるじゃない」
余計な気遣いだ、その気遣いをもっと別のところに回して欲しかった

「上級大尉殿、失礼しますよ」
指を使って強引に口を開き、舌を入れると
今まで無反応だったのが嘘のように首を振り、必死で舌から逃げようとする
片手でそれを押さえつけ歯列をなぞると声にならない声をあげた
いやいやというように緩く首を振り、自由になる足で椅子の脚と自分の脚とを交互に蹴っている
閉じた目元にはうっすら涙が浮かんですらいる
その仕草に嗜虐心が掻き立てられ、執拗に舌を絡ませてやる
一通り咥内を犯すと唾液を絡ませながら唇を離す
上官はすっかり息が上がっているようで頬を紅潮させながらゆっくりと肩で息をしている
「これは…これはなんなんだ…」
「なんだと言われましても、上級大尉殿はファーストキスはお済じゃなかったんですか」
「こんなキス…したことが無い……」
「奪っちゃった☆…なぁんちゃって」
上官は本気で泣きそうだった
技術顧問は既に臨戦態勢に入っている、俺だって泣きたい

続き▽

| ジョシュア::19 | 2008,03,22, Saturday 05:29 AM

カタギリ15:視姦(part7 514,518)
グラハムはこんな状況下では特に、自分を抑えつけてしまうタイプだ。
だから誰かが無理矢理にでも抜いてやらなければ——

そう思ったビリーは、最も信頼できる部下の一人にその行為を依頼するのであった。
通信機で細かな指示を出しながら、見えない相手に対していつものように事を進めていく。
この機械の向こうには、顔を真っ赤にして乱れるグラハムがいるのだろう。
伝わってくるかすれた声と吐息にその様子を感じ取り、ビリーは次第に自らの興奮を高めていった。
やがて異なった場所で、二人はほぼ同時に絶頂を迎えた…


続き▽

| カタギリ::15:視姦 | 2008,03,21, Friday 04:09 AM

刹那3(part7 481-486)
乾いた地面に腰を下ろし、空を仰いだ。
苦楽を共にした仲間達が、もうどこにもいないことがまだ実感できない。
——また、一人か。
軍に身を置く限り、死は日常としていつも隣にある。当然のことだ。

ダリルが死んだ。
遺品の一つも還らなかった。
虚ろな墓標に何を手向けるのももはや無意味に思え、倒れるように身を投げ出す。
陽の温もりを含んだ土の感触が、何故か懐かしく愛しく、そして哀しかった。
——すまない、すまない、すまない…。
何に向かって詫びているのか、自分でも分からなかった。
感傷に浸るなど、欺瞞に過ぎない。

続き▽

| マイスターズ::7:刹那3 | 2008,03,20, Thursday 06:00 AM

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