おあずけ
そのまま腰を押さえ、ジョシュアは力任せに二度三度と抽送を繰り返す。
身勝手に動いたはずなのに、前立腺を刺激したのか、グラハムは抵抗する事なく快感に身を震わせていた。
達したばかりの筈のペニスも、とうに堅さを取り戻し始めている。
「あなたという人は、どれだけ感じれば気が済むんです。
尻に突っ込まれて、それでもまたおっ勃てて。本当は男のペニスが大好きなんですよね。
いい加減、素直に認めたらどうですか。事実、俺にこうされて感じているわけなんですから」
「っ、そんなことあるはずが……!」
「……まだ、ご自分の立場が分かっていないようですね。本当に強情だな。
どうすればあなたが壊れてくれるのか、試したくなる」
そう言ってジョシュアは、尻穴に埋もれていた自身のペニスを引き抜き、
——その感覚ですら、真実グラハムの体は悦んでいたのだが——再び、問うために口を開いた。
「さあ、どうします。全部あなたが悪いんですよ」
そう言ってジョシュアは、覆い被さっていたグラハムを突き飛ばすようにして身を起した。
「なッ、——」
グラハムの体は火照り、解放を求めている。そうしたのはジョシュアだ。——だと云うのに。
うろたえるばかりで続きは言葉にならない。
そうする間にもジョシュアは衣服を身につけ始めていた。
先ほどまで自分を嬲っていたとは思えないその態度、そして相手は本気なのだという戸惑いで、
グラハムの体はますますおかしくなり始めていた。
続き▽