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ダリル1(part2 344,345 part3 48-51)

パワープレイ

部屋にはただシャワーの水音だけが響いていた。
一度だけでいいと、明日死ぬかもしれない自分にただ一度だけ
抱かせてくださいと頼んだのだ。
いきなりの哀願に戸惑いを見せつつもあの人は確かに言った。
「おまえを死なせはしない、ダリル。生きて帰ったら…」
そして俺は生き残った。
ガラス越しにうっすらと見える隊長のシルエットさえ美しくて股間に血が集まるのが分かる。
緊張に耐えられなくなった俺はドアノブに手をかけた。

「ダリル、ノックくらいしろ」
「すみません隊長…俺は!」
服のまま水をかぶるのもかまわずその白い肌ごと抱きしめた。
わずかな抵抗を力でねじ伏せ壁に押し付けると欲情のまま口付ける。
「う…!ま、て!ダリル!やめ…あっ」
強引にまだ反応していない陰茎をしごき上げるとビクンと体が大きく震えた。
「バ、バカ!焦るな!待て…あうっ」
二度三度と上下させると反応しはじめた彼のペニスにまだ脱いでない自分の股間を押し当て動かした。
「こんな…あ、ああ…!」
下から見上げてくる上気で桜色になった目元があまりにもいやらしくて自分を抑えられない。
その目にも唇にも首筋にも噛み付くようなキスを浴びせながら彼のペニスを刺激し続けた。
「はっあ…!」
ひときわ大きく甘い吐息をつくと俺の腕の中で愛しい人は背を反らせ体をビクンと震わせ果てた。

「も…はなせ!」

肩で息をつきながら怒ったように言うが涙目で全く迫力がない。

なんて可愛い人なんだ。

俺はますます力を込めて細い体を抱きしめた。

童顔と華奢なせいで他の隊員といると少年かと間違われるほどだが
完璧に管理され鍛え抜かれたその体はしなやかで大人の色気に満ちていた。

ふと思う。それは直感だった。この体はもう他の誰かの…。

そういえば俺が抱かせてくれと頼んだ時もなぜ、という驚きというより…
おまえもなのか?という寂しげな笑顔をしていた気がする。

カッと頭に血が上った気がした。

突然、この人を壊してやりたいという衝動が起こり、両手首をまとめて手近にあったタオルで縛り上げた。
そのままシャワーフックに引っ掛けると、彼は動けなくなった

まだ射精の余韻でぼんやりとしていた彼は抵抗らしい抵抗もせず目を丸くして俺のする様を見守っていた。

「ダリル…?」

「すみません上級大尉殿。あなたを逃がしたくないんです」

「わたしは、逃げたりなどしない…!」

少しむっとして上目遣いで睨みつけてくる。

俺のものにならないなら…いっそ。そんな物騒な発想に自分を疑う。

表情に見て取れたのか上官の深緑の瞳に怯えが走り、悲しそうに伏せる。

濡れていた服をゆっくりと脱ぎ捨てる。

すでに俺の陰茎は限界に近いほど膨れ上がっていた。

「…ッ」

上級大尉の息を呑むのが分かった。

「ダリル…待て」

「待ちませんよ、もう無理です」

彼の片足を抱え上げるように持ち上げると密かに息づいていた尻穴の周辺を指でなぞる。

「ここに、俺のものをぶちこみます」

「やっ…いやだ、ダリル…!待って…」

「なんでです?逃げないって言ったじゃないですか」

「うっ…」

もうすでに泣きそうな顔をしていた。その震える目尻を舌先で舐める。

「そん、なの…無理…」

「どう無理なんです?」

「そんなの入らない…」

「誰のと比べてるんですか」

ビクリと震えて彼は俺を見つめる。嘘のつけない人だ。

「ダリル…」

「まあいいです。俺のものでないと満足できないようにしてやりますから」

自分のどこにこんな残忍な性格が隠されていたのか、まったく知らなかった。

この人がいけないんだ…こんな風に嗜虐的な目で俺を見つめて。

思いっきり泣かせて壊したくなる。

近くにあったローションをたっぷりと手に取ると濡れた指を孔にねじ込んだ。

「つっ…ダリ、ル…!痛い」

「我慢してください」

「やっ……う、あ…あ!」

震える金色のまつ毛が痛々しくて、ふと自分はなにをしてるんだと我に返りそうになる。

だがここまできて後には引けない。

指を2本、3本と増やす頃には上官の体も熱くなり、また彼のペニスにも熱が篭り始めた。

「なんだ…感じてるじゃないですか。嫌がってるふりなんかして悪い人だ」

「ちがっ…!」

先端をぬるぬると伝う液を塗りこむようにしごいてやると喉を晒しのけぞる。

その首筋に噛み付くように口付けしながらひくつくアヌスへ俺の陰茎を押し付けた。

「……あ、あッ!」

悲痛な声を漏らす彼にかまわずそのまま力で押し込む。

「や…壊れる…!!やだ…!うっ…く」

とうとう泣き出してしまった彼をなだめるように抱きしめながら
一番太い部分をねじ込むと「ひっ…」と声をあげ肩先にしがみついてくる。

「壊れちゃっていいですよ」耳元で囁くと小さく震えて嗚咽が漏れた。

いっそ壊れてしまうといい。そしたら永遠に俺のものにして閉じ込めておけるのに。

きついのを我慢して根元まで押し込むとその勢いでペニスを出し入れさせる。

「あっ…ぁぁっ…や、め…く!」

ローションの助けもありきついだけだったそこからぐちゅぐちゅと激しい音が浴室に響き渡る頃には、
上官の体はすっかり熱くなりはじめた。ある一点を突いた時に嬌声が漏れる。

「あっ…!あああっあっや、あ…っ」

驚いて動きを止めると、彼の腰がやめるなと言わんばかりに蠢きしがみついてくる。

顔を見ると上気し赤くなった頬が、潤んで視点も定まらない深緑の瞳が信じられないほど色めいていやらしい。

「…俺ので感じてるんですか」

「ダリ、ル…!やめるな…もっと」

「もっと、なんです?」

「もっと…突いて…ふ、あぁ…!」

夢中になった俺は彼の先走りでぬめったペニスを激しくしごきながら、いいというところを突きまくる。

「あ、あああっ…い、く…!」

急激に絞り上げられる感覚にたまらず俺も彼の最奥に精液を注ぎ込んだ。

もうどこを見ているのか目線も定まらず、呆然と体を預けてくる上司をベッドに運ぶ。

「これでもう俺のものですよね」

「ダリル…」かすれた声で名前を呼ばれ、その後は聞かずキスで封印した。

盛った動物のようになった俺は何度も何度も繰り返し彼がぐったりと意識を失うまでその体を犯し続けた。

| オーバーフラッグス::2:ダリル1 | 2008,01,28, Monday 11:46 PM

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