Hなグラハムエーカーだが…まとめ

ジョシュアはグラハムの目を見つめながら彼の服を1枚ずつ脱がしていく。
窓は開いたままで吹き込む夜風に小さく震えた。

「すぐに何も考えられなくなりますよ」
「ジョシュア…なにを…」
「あなただってこうなることを望んでいたはずだ」

小首を傾げてまっすぐにジョシュアを見上げる姿が愛おしくてつい微笑みが零れる。
何をされるか分かっていないのだろう。
あの時もそうだった…純白なその魂を汚すのが惜しくて、つい抱きそびれた。
もう後悔はしたくない。その為に帰ってきたのだから。

唇から首筋へ、跡を残しながら舌を這わせる。
胸に色ずく乳首を舌で執拗に舐めて勃たせると「あ」と小さく嬌声が漏れた。

「気持ちいいんですか？」
「わ、わからない…なんか…うぁっ」

軽く甘噛みしてやると背を反らし、まるでもっとと誘うように突き出された。
焦らすことなく更に涎液で濡らしながら指と舌で揉み込んでやる。

「あ、ああっや、やだ、そこ…もう」
「こんなびんびんにしていやだもないでしょう」
「や、おかしく…なる！」

潤んだ大きな目で見つめられて首に両手を回される。
金の巻き毛が柔らかく頬をかすめ、石鹸の清浄な香りがした。
その匂いは生前の記憶をダイレクトに呼びおこし、ジョシュアの官能を呼び覚ます。
そうだ、いつだって俺は…この人を犯したかった。

「あなたって人は…！そんなだから俺はあなたを置いていけないんだ」
「そんな、あっ…、やめろっ」

グラハムの半ば勃ちあがりかけた陰茎をつかむと軽くしごいやる。
ふるふると首をふり、だらしなくゆるく開いた口からは上擦った喘ぎが漏れた。

「あ、ああ…だめだジョシュア…こんなこと…」
「大丈夫です俺にまかせてください」

なだめるように頬を撫でてやると諦めたように目を閉じた。
ゆっくりと浅く、先端の先走りを塗りこめるように手の平で上下させる。
上気して赤くなった目元にはうっすらと涙が浮かんでいた。
それを舌で舐め取りながらジョシュアは囁いた。

「俺の天国へ連れて行ってあげますよ上級大尉殿」

他人に触れられたことのない体は素直で、ジョシュアの指の動きに合わせ漏れる声を隠そうともしない。

「あ、ああ…ジョシュア…ん、あ、や…！」
「淫乱な体だ。俺がいない間誰かに寝取られるんじゃないかと思ってました」

グラハムの白い肌の温かさを感じながら自嘲するようにジョシュアは口元を歪めた。
そうだ、その男はいつだってこうやってわたしを見て、そして目は寂しそうだった。
グラハムは思い出した途端目に涙が溢れた。

「なっ…なんで泣くんですか！冗談ですよ、分かってるでしょう？」

無言で首を振るグラハムの頭を抱え、ジョシュアは困ったように眉を顰め金の髪に口付ける。
溢れる涙を舌先で掬い取るついでに、赤く色づいた耳に舌を差し込む。

「ふ、ぁっ」
「あなたが…悪いんだ」

ジョシュアは自分を奮い立たせるように目を瞑った。
しばらく躊躇った後に生前どうしても口に出来なかった言葉を囁いた。
搾り出したような声は掠れ、だが甘い。

「あなたが…好きなんです…どうしようもなく」
「…っ。ジョシュア…」

その言葉に歓喜したようにグラハムのペニスがジョシュアの手の中でびくびくと震える。
先走りのぬめりで湿った指先をグラハムの後孔に這わせると、未知の感触に背を反らした。

「な、なに…」
「誰かのものになるくらいなら俺が犯してやりますよ」
「わ、わたしは…そんなことはしない…ああっ」

指先が狭い中へ強引に押し込まれた。グラハムは息を飲み、目を見開く。
中は、柔らかく抵抗しジョシュアの指を締め付ける。

「や…痛っ！」

奥まで指を入れると、ひくりと震えるグラハムを更に追い込むように、何度も指を出しては入れる。
その度に零れる涙をうっとりと眺めながら、ジョシュアは自分のそそり立つペニスを押し付けた。

「んっ、待てっ…うあっ！」

グラハムは唐突な侵入に悲鳴をあげた。大きく脚を左右に広げ抱えられた姿勢で、必死にジョシュアの胸に両手を突っぱねる。

自分を見上げる大きな深い緑の目をジョシュアはうっとりと見つめながら腰を強引に差し込んだ。