覗き、見せつけて
この男は一体何を言っているのだ、気でも狂っているのか…。だがジョシュアは立ち去ることは出来なかった。あのいけすかないエースパイロットの痴態に
彼は目を奪われてしまっていた。ユニオン一のパイロットであるグラハムがよもやゲイであったなど
信じられないことだ。それに対する嫌悪感は拭えない。だが男のペニスによがるグラハムは妖しく、
そして美しかった。
「カタギリ、何を…。まさか本当に?」
グラハムの声は相変わらず艶めいていたが、僅かに理性の色が見えた。彼は恐れているのだ。
「どうして僕が嘘なんて言わなきゃならないんだい?出ておいで、フラッグファイター」
その声はあくまで冷酷だ。グラハムは同僚の言葉に半狂乱になった。ペニスを飲み込んだままだというのに
グラハムはのしかかる男の胸を叩き、「退けろ」と繰り返し叫んだ。だがその言葉は聞き入れられることはなく、
ビリーが腰をグラインドさせると抗議も途切れてしまう。
「部下は労わなきゃいけないよグラハム。忠義の心の代償にね」
| ジョシュア::3:カタギリ、ジョシュア1 | 2008,01,30, Wednesday 06:30 PM