「ふむ、どうやら体がGの負荷に耐えられなかったみたいだね」
「そんなことはわかっているさ」
いつも通り、不敵そうに微笑むグラハムを、聊か苛立ちながらカタギリは見ていた。
ガンダムと交戦するために、単独出撃なんて。
命があったからよかったものを——彼は全く、自分に無関心すぎる。
「……一応体を診てみた方がいいね。服を脱いで」
「…ここでか?」
「勿論さ。余程の事が無ければ誰も僕の部屋には入ってこないよ」
「お前は技術顧問だろう、それなら医務室に行ったほうが良いのでは…」
「実は僕、看護士の免許も持ってるんだ」
怪訝な表情を浮かべたグラハムが、一瞬で成る程、という顔になった。
全く、人を疑うことを知らないというか…
「すまないな、頼む」
パイロットスーツを脱ぎ、上だけ裸になったグラハムの胸と腹を触る。
腹部の感触を指先で確かめるように押していくと、少し苦しそうに顔を歪めた。
「ここが痛むのかい?」
「あ、ああ…普通にしてる分には何ともなかったんだが…」
「無茶をするからだよ。…内臓を痛めたみたいだね」
「内臓…」
少し顔色が悪くなる。それはそうだ。彼はこう考えているに違いない。
もし自分がフラッグに乗れない体になったら…と。
彼が恐れる事は死ではない。フラッグに乗れなくなることだけだ。
「…もっとよく調べる必要があるみたいだね。下も脱いでくれるかい?」
「そんなことはわかっているさ」
いつも通り、不敵そうに微笑むグラハムを、聊か苛立ちながらカタギリは見ていた。
ガンダムと交戦するために、単独出撃なんて。
命があったからよかったものを——彼は全く、自分に無関心すぎる。
「……一応体を診てみた方がいいね。服を脱いで」
「…ここでか?」
「勿論さ。余程の事が無ければ誰も僕の部屋には入ってこないよ」
「お前は技術顧問だろう、それなら医務室に行ったほうが良いのでは…」
「実は僕、看護士の免許も持ってるんだ」
怪訝な表情を浮かべたグラハムが、一瞬で成る程、という顔になった。
全く、人を疑うことを知らないというか…
「すまないな、頼む」
パイロットスーツを脱ぎ、上だけ裸になったグラハムの胸と腹を触る。
腹部の感触を指先で確かめるように押していくと、少し苦しそうに顔を歪めた。
「ここが痛むのかい?」
「あ、ああ…普通にしてる分には何ともなかったんだが…」
「無茶をするからだよ。…内臓を痛めたみたいだね」
「内臓…」
少し顔色が悪くなる。それはそうだ。彼はこう考えているに違いない。
もし自分がフラッグに乗れない体になったら…と。
彼が恐れる事は死ではない。フラッグに乗れなくなることだけだ。
「…もっとよく調べる必要があるみたいだね。下も脱いでくれるかい?」
「下…?全部か?」
流石に戸惑いを隠せないようだったが、焦っているんだろう。
グラハムは僕の言葉通りにいそいそとスーツを脱ぎ始めた。
一糸纏わぬ姿になったグラハムに、あくまで事務的に声をかける。
これは診察なんだと言わんばかりに、だ。
「じゃあ、今度はそこのベッドに四つん這いになってくれるかい」
「は…?」
「中から調べないといけないからね」
「……わかった」
躊躇いつつも、グラハムはベッドに上がった。
「…こっち向きか?」
「ああ、それでいいよ」
「……カタギリ、その…すまん、見苦しいものを」
「いやいや、とんでもない」
本当にとんでもないよグラハム。どこが見苦しいものか。
まるで蕾のように可憐なその場所を、指先で形を確かめるように撫でた。
「か…カタギリ、そこは汚い…」
「押しても痛くは無いかい?」
「あ、ああ…」
「ふむ、なら大丈夫そうだ。少し冷たいけど、我慢して」
「え…ッあ!!!」
スポイトの先を、グラハムのアナルに挿し込む。
驚いたグラハムがこっちを振り返ろうと首を動かした。
「か、カタギリ、何を…ッ」
「とりあえずこうしておかないと内が見え難いからね。
まず浣腸して出すもの出してしまおうか。」
「かん……」
絶句したように、グラハムが一瞬固まった。
「……そ、それなら別にやってもらわなくても…」
「恥かしがらなくていいんだよグラハム。」
液体を押し込むと、グラハムは反射的に身震いをした。
なにか言いたげにこちらを一度振り向いた後、黙り込む。
「…よし、全部入ったよ」
その言葉にほっとしたように身じろいだグラハムだが、
すぐに驚愕の顔で僕の方を見た。
「な…、…カタギリ?」
当然だ。スポイトを抜いた直後、何かを挿れられたのだから。
「栓のようなものさ。一回で全部出すには少し我慢しないとね」
「し、しかし…」
「寒いだろ?これを羽織っているといい」
彼にしては珍しく弱気な顔で、僕の差し出した上着を受け取った。
——罰だよ、これは。グラハム。
そしてこのお仕置きは、まだ始まったばかりだ。
しかしよく考えたら、君が我慢弱さを克服するための訓練にもなるかもしれないな…。
「……カタギリ…どれくらいこうしていればいいんだ?」
秘所を隠すように、ベッドの上で体勢を変えたグラハムが問いかけてきた。
「僕が良いと言うまでかな」
「…そうか」
流石に戸惑いを隠せないようだったが、焦っているんだろう。
グラハムは僕の言葉通りにいそいそとスーツを脱ぎ始めた。
一糸纏わぬ姿になったグラハムに、あくまで事務的に声をかける。
これは診察なんだと言わんばかりに、だ。
「じゃあ、今度はそこのベッドに四つん這いになってくれるかい」
「は…?」
「中から調べないといけないからね」
「……わかった」
躊躇いつつも、グラハムはベッドに上がった。
「…こっち向きか?」
「ああ、それでいいよ」
「……カタギリ、その…すまん、見苦しいものを」
「いやいや、とんでもない」
本当にとんでもないよグラハム。どこが見苦しいものか。
まるで蕾のように可憐なその場所を、指先で形を確かめるように撫でた。
「か…カタギリ、そこは汚い…」
「押しても痛くは無いかい?」
「あ、ああ…」
「ふむ、なら大丈夫そうだ。少し冷たいけど、我慢して」
「え…ッあ!!!」
スポイトの先を、グラハムのアナルに挿し込む。
驚いたグラハムがこっちを振り返ろうと首を動かした。
「か、カタギリ、何を…ッ」
「とりあえずこうしておかないと内が見え難いからね。
まず浣腸して出すもの出してしまおうか。」
「かん……」
絶句したように、グラハムが一瞬固まった。
「……そ、それなら別にやってもらわなくても…」
「恥かしがらなくていいんだよグラハム。」
液体を押し込むと、グラハムは反射的に身震いをした。
なにか言いたげにこちらを一度振り向いた後、黙り込む。
「…よし、全部入ったよ」
その言葉にほっとしたように身じろいだグラハムだが、
すぐに驚愕の顔で僕の方を見た。
「な…、…カタギリ?」
当然だ。スポイトを抜いた直後、何かを挿れられたのだから。
「栓のようなものさ。一回で全部出すには少し我慢しないとね」
「し、しかし…」
「寒いだろ?これを羽織っているといい」
彼にしては珍しく弱気な顔で、僕の差し出した上着を受け取った。
——罰だよ、これは。グラハム。
そしてこのお仕置きは、まだ始まったばかりだ。
しかしよく考えたら、君が我慢弱さを克服するための訓練にもなるかもしれないな…。
「……カタギリ…どれくらいこうしていればいいんだ?」
秘所を隠すように、ベッドの上で体勢を変えたグラハムが問いかけてきた。
「僕が良いと言うまでかな」
「…そうか」
| カタギリ::3 | 2008,02,11, Monday 01:13 AM