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ロックオン1(part3 818-820)

リボンズ様が見てる 視姦

ソファに不安気に座っている金髪の青年は自分よりは年若であろうか。
ロックオンが部屋に入ったときにまっすぐに見つめてきた深い翠の目は印象的だった。
今は自分の横にいる男を縋るような目で見つめている。

「さてとロックオン・ストラトスくん、だったね」
「ああ」
「用件はもう済んでる。契約の証に…そうだな、そこにいる彼を抱いてみないか」
「は?」

何を言い出すのかこの男は。座っている彼も驚き目を丸くしている。
自分の横に立つ男、アレハンドロ・コーナーは酷薄な笑みを浮かべた。

「なるべくひどくしてあげるといい。彼はそういうのが好みだ」
「あんた、正気か?」
「君のこれからの立場と情報を考えたまえ。悪い取引ではないだろう」

青年の名前はグラハム・エーカーだと教えられた。年下かと思ったが27才らしい。
国連大使とどういう関係なのかは分からない。ユニオンの軍人かもしれないとふと思ったが
しかし彼もまた卑劣な手段で屈せられているかもしれないのだ。そう思うと同情しか沸いてこなかった。

「あんたはそれでいいのか?」
「…!」

一瞬目線を彷徨わせたグラハムだったが気丈に頷いた。

「ああ、かまわない」

頷いた拍子にふわりと揺れた金色の前髪が彼を幼く見せて痛々しさが増す。

「自分で脱いでくれ。男を脱がす趣味はないんだ」

ロックオンはわざと冷たく言い放った。
彼は本来優しい性格で、人を傷つけることは信条に反する。
だがアレハンドロとリボンズが見てる。

グラハムは黙って服を脱ぎ始めた。無駄のない美しい肢体だ。
やはり軍人だろうか、と思う。羞恥の為か屈辱のせいか目元は赤く染まり、金の長い睫毛が震える。
ロックオンは何故かかつてないほど自分が興奮しているのを感じていた。

くそっなんだ?この感情は…!!

この男を滅茶苦茶にしてやりたい、泣かせて許しを乞わせたい、と思った。
ロックオンにはそういう性癖はなかった。
この部屋の酔うような淫蕩な空気がそうさせるんだと思った。
そしてその空気を醸し出しているのはまぎれもなく目の前の青年だ。

「こっちこいよ」

乱暴に腕を引くと素直にロックオンの足元へ座り込む。
半勃ちになったペニスを顔につきつけてやると、ためらいつつ口に含んだ。
温かい舌の感触とぬめりにロックオンの陰茎は即座に反応し膨張する。

「んんっ…ん、む」

苦しくなったらしいグラハムの目元には涙が滲んでいる。
頭に血が上るような感覚に耐え切れずロックオンはその金髪を乱暴にわし掴むと
喉に叩きつけるようにイマラチオした。
喉のむせるような反応とくぐもった声にかまわず奥へ射精する。
飲み下す喉の動きが性的で目がくらむ気がした。

「全部飲めよ」

咥えたまま上目遣いにロックオンの顔を見上げ小さく頷くと、彼は吸い出すようにロックオンのペニスへ舌を絡める。
その動きに再び反応しはじめたものを口から引き抜くと「あ…」と小さく声をあげ、涎液が糸を引いた。
そのまま床に押し倒すと脅えた目をしたがかまわず足を持ち上げ、グラハムの後孔にペニスを押し付けた。

「あっ…痛っ!や、いや、だ…っ!」

必死でロックオンを押しのけようともがくが、後ろで声もなく笑うリボンズの気配がすると
ハッとしたように力が抜け抵抗を止める。いったい彼に何があったのか…。
気にはなったがロックオンには余裕がなくなっていた。

「悪いな、優しくしてやるつもりはないぜ」

悲しげにロックオンを見つめて目を伏せたその顔はかえってロックオンの嗜虐心を煽るだけだ。
狭い中を抉るように突き上げると細い悲鳴があがる。
それさえも心地よい刺激にしかならず、かまわず激しく前後させた。
気づくとグラハムのそれも反応を示し形を成しかけていた。ゆるくしごいてやると、耳元で小さく喘ぐ。

「驚いたぜ、感じてんのかよ」
「あ、あ!あっ…やっ…」

ロックオンの動きにあわせるようにグラハムの嬌声は続いた。



アレハンドロは笑いながらその様子を見ていた。

「彼らは自らが望んでいるものを手にしているだけなのだよ、リボンズ」
「大人って汚い…」

| マイスターズ::4:ロックオン1 | 2008,02,17, Sunday 07:54 PM

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