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ジョピュア4(part5 559-561)身長詐称
冷たい金属の重みがグラハムの頭に圧し掛かる。
何度も強く押され、グラハムは小さく呻いた。
「おや?上級大尉殿、これはどういうことですかな?」
ジョシュアの嘲け笑うかのような声が部屋に響いた。
皆の視線が一気に注がれ、羞恥に頬を朱に染める。
「……こ、これは…」
「180どころか、170もギリギリだ。
 まさか上級大尉ともあろう御方が、身長を偽っているとは」
ざわ・・・ざわ・・・
周囲の声がやけに大きく聞こえるような気がした。
偽っていた自分が悪いのだ。それは理解しているが——
あまりの恥ずかしさにジョシュアを睨み付け、私は叫んだ。
言うな!言うなと言った!

続き▽

| ジョシュア::15:ジョピュア4 | 2008,03,02, Sunday 12:20 AM

ジョシュア16(part5 605-607)
グラハム・エ—カ—という男を犯す行為は、この男にずっと強いコンプレックスを持っていた自分にとって、そのコンプレックスをいとも簡単に解消し、征服欲でさえも満たしてくれる、お手軽なストレスのはけ口のようなものだった。

そして、いつまでも上官面をしているこの男を組み敷いて思いのままに蹂躙する事は、俺にとって何よりの至福だった。

気づかなければ、今でも虚栄心を満たしてくれるその行為に溺れていたのかもしれない。

何度目かにこの男を抱いた時、俺を睨み続ける上官の瞳が強い光を放っている事に、俺は気づいてしまった。

俺がどんなに荒くこの男の体を蹂躙しようとも、グラハム・エ—カ—という頑固な男の瞳は決して光を失おうとはしない。

肉体的に汚される事を許しはしても、その精神までは汚させはしないとする、そんな誇り高い上級大尉の気高き精神が、俺をまた酷く苛つかせる。
この男をボロボロにして、そして、その全てを屈服させてやりたいという歪んだ思いがいつしか俺の中で芽生え始めていった。

続き▽

| ジョシュア::16 | 2008,03,02, Sunday 02:43 PM

ジョシュア17(part5 938)眼鏡
グラハムが事務室へ行くと珍しく先客がいた。
「ああ、上級大尉殿じゃないですか。また始末書ですか?」
毎度毎度のことながら厭味ったらしい男だ。
何か一言言ってやろうと見返してから、ふと違和感に気づく。
「ジョシュア、君は目が悪かったのか」
机に向かって書類を作っているらしい彼の顔には黒縁の眼鏡が載っていた。
「こうして見ると頭良く見えません?」
ふふんと口の端をあげて笑う、これは癖なのだろうか。今度ふがふがと返してやろう。
雰囲気作りのために伊達眼鏡を掛ける、か。学生時代に流行ったな。
「君も案外かわいいところがあるのだな、意外だ」
「真に受けないでくださいよ、かわいいだなんて気持ち悪い。癖ですよ、癖」
癖か、伊達眼鏡を掛ける癖なんて想像もつかない。
私が思案しているのを察してか、こう続ける。
「昔は悪かったんですよ。で、今も書類作るときは眼鏡ないと落ち着かないんです」
わかりましたか?とでもいうようにため息をつく。
そんなことは言わなければわからないに決まっているだろう、このデコスケめ。
「なぁ、ジョシュア。その眼鏡は度が入っていないんだよな?」
「ええ、まあ。伊達ですし」
「では貸してはくれないか。一度掛けてみたかったのだ」
カタギリのは掛けると酔うからな、ヤツは仕事とエロゲのし過ぎだ。
「まあいいですけど…。んじゃあ、後で俺のお願いも一つ聞いてくださいよ」
「ふはは、そのぐらい容易い。男の誓いに二言はないぞ!」
彼から眼鏡を受け取り、掛けてみる
「どうだ、似合うか」
「普通に似合いませんね。俺に聞かないで便所にでも行って、ご自分で鏡を見られたらいかがです?」
「ああ、そうだな。ついでに誰かに見せてくるか」

数十分ほどして戻ったときには、ジョシュアはもう書類を作り終えていたようだった。
「他の隊員からの評価はなかなかよかったぞ、知的に見えると言われた!」
「そうですか、普段がよっぽど間抜けに見えるんですね」
くそ、可愛げのない。誰だこいつをかわいいなど評したのは、私だ。
「この眼鏡はどうする、もう返したほうがいいか?」
「いえ、俺の『お願い』が終わったら返してください」
「そうか?」
多少疑問は残るままに返事をする。
そういえば喉が渇いた。デスクに置いてあったコーヒーが丁度良い温度に冷めてるだろうと思い
グイッと一気に飲み干す。
途端にぐにゃりと視界が歪み、倒れこむ。
地面にぶつかる前に支えてくれたジョシュアにもたれかかる形でやっと立っていられる。
「すまんな、疲れが溜まってでもいるんだろうか」
「いえ、これで問題ありませんよ。コーヒーに一服盛りました」
「君は何を言って……」
「言いましたよね、『お願い』があるって。内容を確かめなかったのは上級大尉殿のミスですよ」
そういうと彼は、私の上着を脱がし解いたネクタイで後ろ手に縛る。
手馴れているな、この変態め。常習犯か。
備品のボールペンから一本抜き出すとYシャツの上から身体の線をなぞられる。
「こんなことをしてッ…何が目的だ……」
「上級大尉殿と親睦を深めようと思いまして、性的な意味で」
私としたことが不覚だ、こんなアラスカなんかに。
様々なところへ這わしていたボールペンも時間が経つにつれ、一点を責めるようになってきた。
身体をずらして逸らそうとするも、上手く身体が動かない。
「そんなに擦り付けちゃって。上級大尉殿は乳首がお好きですか?」
「ちがッ…うあッん……」
自分の声に熱っぽさが混じっているのがわかる。
「上級大尉殿……勃ってますよ」
そんな筈はない、こんなことで感じたりなどするものか。
「ジョシュアッふあぁあッ!やめッやめりゅ・・・今すぐやめるん…だぁ」
「嫌だな、上級大尉殿。『男の誓いに』?」
「にっにごんふぁらい……」

| ジョシュア::17:眼鏡 | 2008,03,05, Wednesday 06:16 AM

ジョシュア18:眼鏡ハム(part7 434,435)
とんだ変態じゃないですかと、目の前の部下は笑ってみせた。
左の頬だけを引き攣らせて厭味たらしく瞳を細めるのは、ジョシュアの癖のひとつだ。

ペン先を引っ込めたボールペンは、不躾に無遠慮に、白いワイシャツの上を走っていく。
温い感覚に身をよじりたいのに、薬のせいで体は弛緩してしまって上手く力が入らない。
寝起きのけだるさに似たあの感覚が、体のすべてを支配しいる。
まったく何も出来ないわけではないのに、いざ体に力を込めようとすると、体から芯が抜けたようになるのだ。
切っ先が不意に腕から首筋、耳元へと動き、耳の裏をくすぐると、体を震わすだけでやり過ごしていた私は、とうとう掠れた声を上げてしまった。
「ひ…っや、」
やめろと言おうとして、私は先ほど自分が堂々と宣言した言葉を思い出し、冷えた空気と共に飲み込む。
最初からお願いの内容ぐらい把握しておけばという後悔がよぎった。
そんなことなどお構いなしに、耳の中の産毛に触れるように、ジョシュアのボールペンは耳朶からじわじわと中を探り始めた。
詰まる呼気にうっかりと声を乗せやしないかと、耳を弄ばれている間、私はそれにばかり気をとられている。
どんな顔をしてこの痴態を見ているのかを思うと情けなくてジョシュアを直視出来ず、ずり落ちそうにながらも身を預けているオフィスチェアーの背もたれに、頭を預けるしかない。
顔を背けると眼鏡がずれてきて、視界に黒い枠が現れた。
むずがっている私にはお構いなしでボールペンは胸を、腰を、ふとももを走っては粟立たせいく。
「ふ、っく、…ん…」
スラックスの前がきついことは、自分でもとうに気付いている。
この男も私の体の変化には気付いているはずだが、この『お願い』がいつまで続くかを一切聞かされていない私には、あとの展開など予想もできない。
腿の内側を言ったり来たりしている感触が判断力をゆっくり蝕んでいく。

続き▽

| ジョシュア::18 | 2008,03,18, Tuesday 06:36 PM

ジョシュア19(part7 524,525)
ジョシュアが技術顧問に呼ばれ、彼の部屋に行くと
そこには麻縄で縛られ椅子に座らされている上官殿がいた
「カタギリ、どういうことだ聞いていない」
聞いていないのはこちらとて同じだ
「技術顧問、どういうつもりです?」
二人に問われ、技術顧問ははにかんだように答える
「いやぁね。恥ずかしながら僕、勃たないんだよねぇ」
「その歳でEDですか、ご愁傷様ですね」
軽口で返すが、寧ろだからどうしたと言いたい
「厳密には犯されてるシチュエーションにしか興奮しないというかね」
「おい、カタギリッ。何を言って……」
「だから君にグラハムを犯して欲しいんだよ」

何を言っているんだこの人は
「貴方の冗談には付き合いきれません、退室させて頂きますよ」
「明日、君のフラッグ整備不良で落ちちゃうかもねぇ」
これはれっきとしたパワーハラスメントだ、訴えてやる。そして勝訴してやる
「君だってその顔だし、コッチの方の経験、無くは無いんじゃない?」
される方だけだったかな?とニヤリと口元が歪む
なんなんだこの人は一発殴ってやりたい
「大体なんで俺なんです、上級大尉殿相手なら喜んでヤるやつなんて探せばいくらでもいるでしょう」
「それじゃ駄目なんだよね、全然よくないよ。君、グラハム嫌いでしょ?」
この人は短期間でよくもいろいろと観察してくれたものだ
「そっちの方が彼の反応良さそうだし、好きになられてもいろいろと面倒だしね」
「つまり、俺に上級大尉殿を滅茶苦茶にしろと言ってると取ればいいんですかね」
「そういうこと。彼、多分始めてだからそれなりに優しくしてあげてね」
そういうと技術顧問はゆっくりとベッドに腰掛ける

上官の方へ向き直ると、唇を噛み締め真っ青な顔をしていた
浮いた噂を聞かないと思っていたらホモとはね、それにしても見る目が無い人だ
「上級大尉殿、今までの話聞いてましたか?」
返事は無い、それどころか目を合わせようとすらしない
縄の上からYシャツのボタンを外そうとするが、なかなか上手く外れない
「なんなんです、この縛り方…・・・」
「ああ、これは高手小手縛りといってJAPANの伝統的なKINBAKUの一種さ」
このジャパニーズHENTAIめ…そういうことは自分たちだけで楽しむときにやれ
「そんなに怒らないでよ、スラックスはちゃんと脱がせてあるじゃない」
余計な気遣いだ、その気遣いをもっと別のところに回して欲しかった

「上級大尉殿、失礼しますよ」
指を使って強引に口を開き、舌を入れると
今まで無反応だったのが嘘のように首を振り、必死で舌から逃げようとする
片手でそれを押さえつけ歯列をなぞると声にならない声をあげた
いやいやというように緩く首を振り、自由になる足で椅子の脚と自分の脚とを交互に蹴っている
閉じた目元にはうっすら涙が浮かんですらいる
その仕草に嗜虐心が掻き立てられ、執拗に舌を絡ませてやる
一通り咥内を犯すと唾液を絡ませながら唇を離す
上官はすっかり息が上がっているようで頬を紅潮させながらゆっくりと肩で息をしている
「これは…これはなんなんだ…」
「なんだと言われましても、上級大尉殿はファーストキスはお済じゃなかったんですか」
「こんなキス…したことが無い……」
「奪っちゃった☆…なぁんちゃって」
上官は本気で泣きそうだった
技術顧問は既に臨戦態勢に入っている、俺だって泣きたい

続き▽

| ジョシュア::19 | 2008,03,22, Saturday 05:29 AM

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