視姦、脅迫、輪姦、鬼畜
「ああよく来たね。我が国一のフラッグファイター、グラハム・エーカー上級大尉」「はっ!自分はグラハム・エーカー上級大尉であります。お会い出来て光栄です」
グラハムという男との会談は予定にはなかった。美しい金髪の男は、大統領のごく個人的な希望でこの部屋に招かれている。
隅に控えたデビッドは、好奇心旺盛に動かされる緑の目に心の内で舌うちする。
世界の政治を動かすこの部屋に前線の兵が入ることを、デビッドは快く思ってはいなかった。
確かにグラハム・エーカーという青年は優秀な軍人である。だが彼はいささか単純過ぎた。
行きすぎた誠実さは政治には命取りとなる。彼に好意的な立場をとる大統領が影響を受けないとも限らない。
だがその心配も杞憂に終わった。大統領はいつものように寛大に手を組み、上級大尉にこう言ったのだ。
「最近、オーバーフラッグスは風紀が乱れているらしいじゃないか」
ああそうか、とデビッドは口許を歪めた。大統領の目は賢明な光をともしている。だがその奥には肉欲が見え隠れする。
「デビッド、あれを見せてやってくれ」
グラハムは会話の内容が掴めていなかった。これから自分が置かれる立場をまだ分かっていない。
緑の目は尊敬すべき対象として大統領を見つめている。君は大統領を尊敬すべきだ。だが恐れるべきでもある。
「わかりました、どうぞ上級大尉」
デビッドは部屋に備え付けの小さなリモコンを操作する。グラハムは自分の立場をまだ理解していない。
続き▽
| その他名ありキャラ::1:プレジデント、デイビッド | 2008,01,30, Wednesday 09:03 PM