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医師(カウンセラー)1(part2 603)

「ではそこの椅子に座って楽にしたまえ」
「はい」

カウンセリングを受けに来た美しい青年は素直に腰掛けた。

「で、今日はどういった相談かね」
「は…その…実は私の我慢弱さがどうにかならないものかと」
「我慢、弱い?具体的にはどういったことだね」
「それは…」

言い辛そうに口ごもり俯いてしまった青年の名前はカルテによると
グラハム・エーカー上級大尉。
若くして上級大尉ともなると色々気苦労も耐えないのだろう。
医者はそんな彼に緊張を解くように優しく微笑みかけながらコーヒーを手渡す。

熱いコーヒーを二口ほど飲んだ後、その重い口を開いた。

「あの…普段はまったく平気なんですが、その、せ、性的なことがあると…
色々と我慢がきかなくて」
「ふむ」
「どうしたらいいものか」

医者はゆっくりとグラハムの後ろに立ち
その手を肩に乗せると小さく震えているのが伝わってきた。

「力を抜きたまえエーカーくん。まずはどういった行為に対し
君が我慢弱いのか医者の私には知る義務がある」

| 名無しの男(達)::3:医師(カウンセラー) | 2008,02,02, Saturday 03:29 PM

刹那1(part2 571)

目標をクチュクチュする

ベッドのカーテンが静かに揺れた。
月影に佇む影に、グラハムははっと身を起こす。
「そこにいるのは…誰だ!」
見覚えのある顔だった。
「アザディスタンの少年、どうして…」
少年の表情は読めない。だが一言、なぜこの世界は歪んでいるのか、とつぶやいた。
「…神は平等だ。人だって分かり合える。だが、どうしようもなく世界は歪んでしまうんだ。
だから、私達は、互いのことを…」

足音がひた、と近づいてきた。
「そうだな、俺たちは、互いのことをよく知る必要がある」
そう言って少年は、何も着ていないグラハムを荒々しく抱いた。

| マイスターズ::2:刹那1 | 2008,02,01, Friday 02:33 PM

軍の先輩達1(part2 546-550 part3 944,946,947)

輪姦、若ハム、過去

——暴力が、苦痛が、怖いわけではなかった。
下らない嫌がらせや脅迫など痛痒にも感じない。ただ、今グラハムが奴らのされるがまま従っている理由はひとつ。
——明日は、グラハムにとってはじめての、実機による実戦形式の演習が行われる。
シミュレーターによる長い操縦訓練過程を経て、前線に配備されているのと同一のリアルドに、
ようやく実際に乗ることができる。その日を、同期生の誰もと同じく、否、誰よりも強く、
グラハムは待ち焦がれていた。
上級生たちに囲まれ、数の力で抵抗を封じられ、逆らうなら指をへし折ってやると脅されたとき、
そんな程度のことでは屈しないと思った。
卑怯な連中に決して屈服などするものかと、最後の最後まで死に物狂いで逆らってやると、
グラハムの内側の強烈な誇りが叫んだ。そのとき、ふと。

——大きな怪我をしていると、明日の搭乗を外される、と気づいてしまった。
訓練兵の部隊に回されるリアルドの数は十分ではない。訓練成績の上位者しか、
明日の演習には参加できないのだ。骨折などしていれば、別の者が繰り上がるだろう。

痛みなど恐ろしくない。ただ、リアルドに乗りたかった。どんな代償を払ってでも。
そのためになら何だって耐えられると思った。



続き▽

| 名無しの男(達)::2:軍の先輩達 | 2008,02,01, Friday 12:21 AM

ハワード、コーラサワー1(part2 518)

コスプレ

「ハワード…いくらなんでもこれは戯れがすぎるぞ」
「お許しください上級大尉殿」
その日ハワードがグラハムに着せた衣装はシンプルな白いワンピースであった。
しかもご丁寧にグラハムの髪色にあわせたウイッグまで準備万端である。
少々体のラインが出てしまうのは難点であるがどこから見ても
完璧に美しく、まるで女性モデルにしか見えない。
通りすがる人々も一瞬あれ?という顔をするが男だと気づかれていないようだ。
「もう帰りたいのだが…」
ハワードがどうしてもというのでこの格好で聖地・アキバとやらに
しぶしぶ付き合ってやっているグラハムであった。

なんでこんなことに…とぼんやりしていたのがまずかったのか
正面からくる男に気づかずぶつかってしまった。
「…てぇ!」
「あ…失礼!」と言いかけたグラハムは慌てて口を閉じた。
声を出したらさすがにばれてしまう。
その男の顔を見てハッと息を飲んだ。
この男は…確かAEUの…ガンダムにやられた模擬線の…忘れた!

「なあにいいってことよ!キレイなお姉さんとぶつかるなんて光栄だぜ!
さすがスペシャルな俺様だな」
「…」
「あれ?どっかぶつけた?ごめんなー…ん?」
男は俯くグラハムの顔を覗き込もうとする。

うお!超美人じゃん!背でっけえなデルモか?つーかマジタイプなんですけど!
でもどっかで見たことあるような?…惚れたぜ!

一瞬で思考するコーラサワー。
「なあ、名前おしえてくんない?それともお茶でも…」
「失礼!」
ハワードが後ろからグラハムを隠すように庇い前に出る。
「自分のツレですのでご容赦を」
なんだよ男ヅレかよと思いつつコーラの目はグラハムから離せない。

これは…まさに一目惚れだぜヒャッホーーーウ!

| その他名ありキャラ::2:コーラサワー | 2008,01,31, Thursday 03:34 PM

カタギリ、ジョシュア1-4(part2 485-493)

3P、3P

いやだと暴れるグラハムを押さえつけ、カタギリは自らの腰を更に奥深くへと押し進めた。

「っんぁ、あぁっ…!」

途端、甲高い声をあげてグラハムの背中が弓なりに反り返る。震える内股が、もっともっとと訴えるようにカタギリの腰に絡み付く。
目の前に可愛らしく尖った胸の突起が迫り、カタギリはそれを口唇で挟んで上下にスライドさせた。時々戯れのように舌で吸って転がすと、堪らないと言わんばかりにグラハムの奥が甘く痺れた。

続き▽

| ジョシュア::3:カタギリ、ジョシュア1 | 2008,01,31, Thursday 12:11 AM

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