放置プレイ、おねだり
いつからこうしていただろう、グラハムの意識は朦朧としかけていた。
細くゆるく続く刺激では劣情を煽るだけ煽って開放するには至らず、
地に足着かない感覚の中、縛り上げられて吊るされた両手の痛みだけが現実を感じさせる。
ふいにギィと扉が軋む音が聞こえ軽い振動を感じる、部屋の主が帰ってきたのだろう。
「上級大尉殿、イけましたか?」
この男はイけるはずがないとわかっていて聞いているのだ、いやらしい。
「お答えにならないのならその状態のまま部屋から出しますよ」
服を剥かれ、精液を浴び欲情しきった顔のまま外に出るなど笑い事ではない。
「いっイけなかった……その…」
「細かったからですか?それとも弱かったからですか?両方ですか」
かぁっと顔が真っ赤になる、これでは告白したも同然じゃないか。
「ちゃんと言えたらイかせてあげてもいいですよ」
その言葉を聞いて彼を見つめ返した自分の顔は、きっとオス丸出しの浅ましい顔をしているんだろう。
言うべきではないはずだ、軍人としての誇りにかけて、エースとしてのプライドにかけて、
理性ではわかっていても本能が邪魔をする。達してしまいたい、快楽を味わいたい。
「少し私には細くて…ちょっと刺激が物足りなくて…あとちょっとでイけそうになっても……」
「要するに貴方は、ぶっといモノで乱暴にされるのが好きなんですよ、ほら言ってしまえばいい」
身体の痺れが頭にまで回ってきた。もう自分が何を言ってるのかさえわからない。
「わっ…私はぶっといので乱暴にかきまわしゃれるがすきれ…だから…だから…」
「誰のぶっといモノでイきたいんですか、大根突っ込みますよ?ほら、貴方のご主人様は誰か言ってみてくださいよ」
「ジョシュアの…ジョシュアのでイかせてくらさい!!!」
「よくできました」
自分の性器になにかが触れたのを感じた瞬間に力ががくりと抜けた。
「足が汚れました、ご自分で片付けられますね?」
「ん…ふぁ」
舐めなければいけない、何故だかわからないがそれしか考えられない
こうしてどんどん私はおかしくなっていくのだろうか
「どうせこうやって素直になるのに毎度可愛げのないことですね」