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ミハエル1(part2 185,202)

脅迫、縛り

「へえけっこう美人じゃん」
青い髪の青年は冷酷そうな目で見下ろした。
「なああんた、命乞いとかしねーの?」
冷たい鎖に後ろ手に繋がれ床に投げ出されてはいるが
グラハムの瞳の強い輝きは失われていない。
「貴様などに乞うような命などない!」
「いいね、気が強い奴って好きだぜ」
青年はグラハムの顎を掴み無理矢理顔をあげさせた。
「すぐは殺さないよ。虐めがいがありそうだ」
その酷薄そうな笑みに思わず身震いが走る。
「可愛いな。あんたを泣かせてみたくなった…責任とってくんない?」
そう言うとグラハムの身をかろうじて覆っていたパイロットスーツを一気に引き裂いた。

続き▽

| マイスターズ::1:ミハエル | 2008,01,26, Saturday 11:42 PM

刹那1(part2 571)

目標をクチュクチュする

ベッドのカーテンが静かに揺れた。
月影に佇む影に、グラハムははっと身を起こす。
「そこにいるのは…誰だ!」
見覚えのある顔だった。
「アザディスタンの少年、どうして…」
少年の表情は読めない。だが一言、なぜこの世界は歪んでいるのか、とつぶやいた。
「…神は平等だ。人だって分かり合える。だが、どうしようもなく世界は歪んでしまうんだ。
だから、私達は、互いのことを…」

足音がひた、と近づいてきた。
「そうだな、俺たちは、互いのことをよく知る必要がある」
そう言って少年は、何も着ていないグラハムを荒々しく抱いた。

| マイスターズ::2:刹那1 | 2008,02,01, Friday 02:33 PM

刹那2(part3 509,510)

目標をクチュクチュする

再びあの少年と出会ったのは黒いガンダムからハワードに一矢報いてから数日経った後だ。

「…お前は…ッ!」

アザディスタンのテロ現場を調査していた時に出会った少年。
あの後すぐにかの宗教的指導者がガンダムに保護された点から考えてもソレスタルビーイングの一員。
若すぎる気もするが、あの迅速な動きでは初めて出会ったあのガンダムのパイロットの可能性が高い。

「刹那・F・セイエイ」

夜中に街中に唐突に現われたその少年は何も言わず、しかし逃げる事もせず。
公園まで歩いていく、それに従い人の気配が周りにないとわかる場所にたどり着くと
前とは違った硬い声で名前を告げた。

「グラハム・エーカーだ。アザディスタン以来か」

名乗ったという事は名乗りを求めているのだろうと名乗ると刹那は無防備にグラハムに近づいた。

「あの黒いフラッグのパイロットか。」

あと少しで手にふれられる。捕まえて尋問する気はなぜかおきなかった。

「そうだ。お前は…」

「ガンダム、ガンダムエクシアのパイロットだ。」

すんなりと拷問するまでもなく答える少年に瞠目した。
彼は自分がユニオンのパイロットである事をしっている。

「どういうつもりでそれを…」

続き▽

| マイスターズ::3:刹那2 | 2008,02,14, Thursday 12:39 AM

ロックオン1(part3 818-820)

リボンズ様が見てる 視姦

ソファに不安気に座っている金髪の青年は自分よりは年若であろうか。
ロックオンが部屋に入ったときにまっすぐに見つめてきた深い翠の目は印象的だった。
今は自分の横にいる男を縋るような目で見つめている。

「さてとロックオン・ストラトスくん、だったね」
「ああ」
「用件はもう済んでる。契約の証に…そうだな、そこにいる彼を抱いてみないか」
「は?」

何を言い出すのかこの男は。座っている彼も驚き目を丸くしている。
自分の横に立つ男、アレハンドロ・コーナーは酷薄な笑みを浮かべた。

「なるべくひどくしてあげるといい。彼はそういうのが好みだ」
「あんた、正気か?」
「君のこれからの立場と情報を考えたまえ。悪い取引ではないだろう」

青年の名前はグラハム・エーカーだと教えられた。年下かと思ったが27才らしい。
国連大使とどういう関係なのかは分からない。ユニオンの軍人かもしれないとふと思ったが
しかし彼もまた卑劣な手段で屈せられているかもしれないのだ。そう思うと同情しか沸いてこなかった。

「あんたはそれでいいのか?」
「…!」

一瞬目線を彷徨わせたグラハムだったが気丈に頷いた。

「ああ、かまわない」

頷いた拍子にふわりと揺れた金色の前髪が彼を幼く見せて痛々しさが増す。

続き▽

| マイスターズ::4:ロックオン1 | 2008,02,17, Sunday 07:54 PM

トリニティ1(part3 826-828,894-899)

性的に介入する

これは悪い夢だ、と、憔悴しきったグラハムはそれしか考えられなかった。
単独出撃をし、黒いガンダムにかかっていった。
しかしあと一歩の所でガンダムの援軍が現れ、あっという間に形勢が逆転し
三機相手に成す術もなく、カスタムフラッグは両腕を?がれた。
己の無力さに、カタギリの制止を振り切り出撃した愚かさに絶望していた。
(ハワード…ジョシュア、すまない…私は——)
挙句の果てにソレスタルビーイングの捕虜になるなど……!
両腕を後ろ手に拘束されたまま、グラハムは目の前に立つ三人組を睨み上げた。

「グラハム・エーカー…なるほど、貴方がユニオンのエースと名高い…」
黒髪の青年が納得したような表情で一人頷く。
「兄貴、こいつどうすんだよ?捕まえろって言われたから殺さなかったけど」
「そうだよヨハン兄ぃ、顔見られちゃったよ?」
青い髪の青年と、赤い髪の少女。
この三人が、新型ガンダムのパイロット…いくらなんでも若すぎる。
まだ子供ではないか。
「…まさかガンダムのパイロットがこれ程若いとは」
あまりの驚きに、思ったことが声となり漏れてしまう。
その言葉に気を悪くしたように、青い髪の青年が声を荒げた。
「あぁ?アンタ今の自分の立場わかってんのか?」
「やめろ、ミハエル」
「だってよ、兄貴!」
「…エーカー上級大尉。私は貴方に2つの事を要求する」

続き▽

| マイスターズ::5:トリニティ | 2008,02,17, Sunday 09:38 PM

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