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プレジデント1(part3 735,736)
ん、ん、と潜った声とじゃらじゃらという金属音が同時に聞こえる。
プレシデントの革張りの椅子の元に、一人の青年が蹲っている。アナルに深く詰められた黒いバイブが揺れるたび
青年の金髪が揺れ、それに合わせて彼の首に繋がれた鎖も揺れる。青年の身体は美しかった。
細身だが実にしなやかな筋肉を身に付けており、背が弓形にしなると、その背筋が見せる陰影は芸術的ですらあった。
そして青年は美しい顔をしていた。
金髪に碧眼というまるで物語の中に出てくる王子様のような風貌は、だが今は欲情に縁取られ双眸はあさましく微睡んでいた。
口枷の隙間から溢れた唾液が細い顎をつたい、首筋まで流れている。
「ん、ん」
青年はうつ伏せになり、ぺたりと床に密着し小刻みに身体を前後に動かしていた。バイブは休む事無く快楽を与え続ける。
与えられた快楽の開放を望むも、両腕は後ろ手で手錠を掛けられており使う事は出来ない。
床と、自分の腹との間でペニスを擦る事で彼は不自由ながらも刺激を得ようとしていた。
「おや…」
大統領も、青年の動きと、その意図に気がつく。
「君も強情だね…私に求めればいいものの」
青年の視界に見えるものは横向きの床のみである。だが彼には自分の醜態を見つめる視線を感じ、居た堪れない気持ちになった。
求める訳にはいかなかった。彼の蹲まっているすぐ頭上、その机の上には今季予算案があり、自分の望むものは
今の自分の振る舞いでそのゆく先が闇か光か決まってしまう。
(だめだ、私は、わたしは。みんなは。フラッグ…だめだ、だめだ、絶対に求めては)

続き▽

| その他名ありキャラ::4:プレジデント1 | 2008,02,16, Saturday 09:28 PM

ジョシュア11(part3 596-598)

ジョピュア

「貴方は一度俺に抱かれているんですよ」
嘘で安心させるように耳元で囁いた。
「そんな……のは、知らない……」
腕が抗おうと宙をかく。
しかし、泥酔した力ではとても男一人を払いのけることはできないようだ。
ジュースみたいなものです。親睦を深めるためですよと丸め込み、酔わせた。
「ほら、ここのところ。痕があるでしょう?」
鬱血した首筋をなどると幼い顔をしかめる。
ジョシュアの残した痕は、くっきりと白い肌に映えていた。
「あまり……鏡は見ない……」
覚えていないのだ。あの夜のことを。
そう分かると急に湧き上がってきた怒りに、衣服を脱がす手が震えた。
乱暴な愛撫で体に痕をつける。
胸の突起をいやらしく弄くると甘い声が漏れた。快楽に弱い体だ。
用意しておいた潤滑剤を手に絡ませ差し入れる。上官は苦しそうに呻いた。
ぼうっとしていた顔が恐怖で引きつっている。
「痛いですか?この間は随分と良さそうだった。俺が動くたびに、甘い声を上げて仰け反って」
「今日だって欲しそうな顔をしていたからこうしているんです」
グチュグチュと指を増やし、中を広げる。
「2回目だからもうそんなに丁寧に慣らさなくてもいいでしょう?」
十分にほぐしきれていないそこに性器をあてると大きく肩が震えた。

続き▽

| ジョシュア::11:ジョピュア2 | 2008,02,15, Friday 04:26 PM

ジョシュア10(part3 558,559)

ジョピュア

酒が弱いなどと聞いていない。上官はジョシュアに支えられるままになっていた。
瞳は虚ろ、口元は弛緩し、足取りも覚束無い。歩くたびに、柔らかな金糸が頬をくすぐる。
寄りかかる体重は身長から推測される成人男性のそれより随分と軽いようだ。
たまらない気分だった。何故自分がこんな役を引き受けなければならないのか。
発端はバレンタインデイである。
男だらけの精鋭部隊において、バレンタインなどという行事は無関係に思っていたのが間違いであった。
グラハム・エーカー上級大尉、わが軍のエースである彼は男が惚れる男としての魅力を十分に兼ね備えていたのだろう。
部下からのみならず上官からも贈り物は毎年抱えきれないほど届くらしい。
今年は洋酒の入ったチョコレートが盛況で、食べきれないからと部下たちに披露している姿が見えた。
しかしその後、休憩室で寝こけている上官をジョシュアは発見することとなった。
まったく、酒が弱いなどと聞いていない。
貰った物は捨てるわけにはいけないと、随分と食べていたようだが……。
菓子に含まれる微量のそれでここまでなるとは誰も思わなかっただろう。
しかし何故、そのような幼い顔で眠っているのか。
何故、自分は彼を放っておけなかったのか。

続き▽

| ジョシュア::10:ジョピュア1 | 2008,02,14, Thursday 10:44 PM

刹那2(part3 509,510)

目標をクチュクチュする

再びあの少年と出会ったのは黒いガンダムからハワードに一矢報いてから数日経った後だ。

「…お前は…ッ!」

アザディスタンのテロ現場を調査していた時に出会った少年。
あの後すぐにかの宗教的指導者がガンダムに保護された点から考えてもソレスタルビーイングの一員。
若すぎる気もするが、あの迅速な動きでは初めて出会ったあのガンダムのパイロットの可能性が高い。

「刹那・F・セイエイ」

夜中に街中に唐突に現われたその少年は何も言わず、しかし逃げる事もせず。
公園まで歩いていく、それに従い人の気配が周りにないとわかる場所にたどり着くと
前とは違った硬い声で名前を告げた。

「グラハム・エーカーだ。アザディスタン以来か」

名乗ったという事は名乗りを求めているのだろうと名乗ると刹那は無防備にグラハムに近づいた。

「あの黒いフラッグのパイロットか。」

あと少しで手にふれられる。捕まえて尋問する気はなぜかおきなかった。

「そうだ。お前は…」

「ガンダム、ガンダムエクシアのパイロットだ。」

すんなりと拷問するまでもなく答える少年に瞠目した。
彼は自分がユニオンのパイロットである事をしっている。

「どういうつもりでそれを…」

続き▽

| マイスターズ::3:刹那2 | 2008,02,14, Thursday 12:39 AM

カタギリ3(part3 248,249)
「ふむ、どうやら体がGの負荷に耐えられなかったみたいだね」
「そんなことはわかっているさ」
いつも通り、不敵そうに微笑むグラハムを、聊か苛立ちながらカタギリは見ていた。
ガンダムと交戦するために、単独出撃なんて。
命があったからよかったものを——彼は全く、自分に無関心すぎる。
「……一応体を診てみた方がいいね。服を脱いで」
「…ここでか?」
「勿論さ。余程の事が無ければ誰も僕の部屋には入ってこないよ」
「お前は技術顧問だろう、それなら医務室に行ったほうが良いのでは…」
「実は僕、看護士の免許も持ってるんだ」
怪訝な表情を浮かべたグラハムが、一瞬で成る程、という顔になった。
全く、人を疑うことを知らないというか…
「すまないな、頼む」
パイロットスーツを脱ぎ、上だけ裸になったグラハムの胸と腹を触る。
腹部の感触を指先で確かめるように押していくと、少し苦しそうに顔を歪めた。
「ここが痛むのかい?」
「あ、ああ…普通にしてる分には何ともなかったんだが…」
「無茶をするからだよ。…内臓を痛めたみたいだね」
「内臓…」
少し顔色が悪くなる。それはそうだ。彼はこう考えているに違いない。
もし自分がフラッグに乗れない体になったら…と。
彼が恐れる事は死ではない。フラッグに乗れなくなることだけだ。
「…もっとよく調べる必要があるみたいだね。下も脱いでくれるかい?」

続き▽

| カタギリ::3 | 2008,02,11, Monday 01:13 AM

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