
予想外に好評だった「可愛い悪魔」なんですが、実は一度、挫折しています。その後、しばらく熟成
させてから、全面的に作り直したのがあの作品なんですね。
今回掲載する作品は、その一度ボツった元作品です。これを練り直し、大幅に書き足し、修正を加え
てみました。なぜこれが挫折したのかというと、作品キャラを完全に悪役にしてしまった点が引っかか
ったためです。なので、前回はオリジナルのヤクザにしたわけです。
そういうわけで、あんまり後味よくないんですが、元はこういう作品だったのだとご理解戴ければ幸い
です。
めぞん一刻
TVや映画のアニメはほとんど見ていませんが、原作漫画の大ファンでした。それだけに、書くにあたって
非常にプレッシャーがあり、過去何度か挫折しています。このたび、ようやく響子さんに対して吹っ切れまし
たので、書き通す気になりました。「寝取られ」系になっていますが、例によってハッピーエンドにしています。
また人妻ものが書きたくなり、再度、管理人さんにご登場願うことになりました。前作「逢魔が時」とは
何の関係もない話で、まったく新たに書き下ろしています。今回は、掲示板でも再三申し上げました通り、
アンハッピーエンドになります。うまくハッピーにまとまるアイディアがなかったこともありますが、官能小
説風の終わり方をしたらどうなるだろう、という意味の実験作でもあります。で、書き上げてみますと、や
はり、あまり後味がよろしくありませんでした。私の作品群からすると異質だと思いますが、こういうのも
アリか、と思っていただければ幸いです。
前作の「可愛い悪魔」が思いのほか好評だったようで、続編のリクエストをいくつかいただきました。
「可愛い悪魔」はあれで完結しているつもりでしたから、続編を書く予定はまったくありませんでした。
しかしリクエストが多かったことと、私は人妻嬲りが好きだということ、そして前作がアンハッピーエンド
だったことが少なからず気になっていたのも事実。そこで改めて再構成し、続編を作り出しました。
ヤクザの女にされてしまった響子さんを救い出すのがメインテーマです。
なお、うまいサブタイトルが思いつかず、単に「続編」としています。いいのがあれば掲示板ででも教え
てください。
私くらいの年齢層にとって、エマニエル夫人という映画は大きな衝撃でした。女性向けのソフトポルノ
だの、ポルノに非ず芸術作品である、などと様々な議論が起こりましたが、映画を見れば一目瞭然、
要はただのポルノ映画です。内容的には乏しく、主演のシルヴィア・クリステルの肢体や艶技、初々し
さを観賞するだけの作品です。ハードコアやアダルトビデオほどではないものの、Vシネマよりはエロ
重視といった感じでしょうか。
そうはいっても、当時に思春期を迎えた少年たちにとってはかなりの影響があったのも事実です。
今回は、そんなエマニエル夫人へのオマージュとして書いてみる気になりました。ストーリーは映画
に沿う形で進んでいます。省いたエピソードもあれば、新たに加えたシチュエーションもあります。
単に映画エマニエル夫人の主演を、クリステルから音無響子に変えるという作品にはしていません。
エマニエル夫人の作品の中に入り込んで、主役のエマニエルの代わりに音無響子を当てはめるイメ
ージです。エマニエルを演じさせるのではなく、音無響子を作品世界に放り込むという風に理解して
ください。