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日記と言うより妄想記録。時々SS書き散らします(更新記録には載りません)

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カテゴリー「FF」の検索結果は以下のとおりです。

[クラレオスコ(+セフィ→レオ)]最悪の誕生日

  • 2012/08/11 23:02
  • カテゴリー:FF
クラウド誕生日でクラレオスコ現代パラレル……だった筈なんだけど、セフィロスが出張りました。
クラウド電波仕様、セフィ→レオ要素ありです。




─────どうして、自分の生誕を祝われる筈の日に、大嫌いな男と肩を並べていなければならないのだろう。
隣にいる銀髪の男をちらりと一瞥して、クラウドは深々と溜息を吐いた。


「帰りたい……」
「それは此方の台詞だ」


ぽつりと呟いたクラウドに、銀髪の男────セフィロスが苦虫を噛み潰すような表情で言った。

鶏冠のように逆立った金髪の青年と、膝下にまで届くほどの長く冷たい金属のような光沢をした銀髪の青年。
二人が顔を突き合わせているのは、静かな雰囲気で人気を博している喫茶店の一角だった。
見るからに整った顔立ちの男が、二人揃って静かに茶を飲んでいる光景に、通りすがりや店の客である女性達がちらちらと振り返って、彼らを遠巻きに眺めている。
芸能人かな、モデルとかじゃない?と囁き合う彼女達の声は、二人の男には全く聞こえておらず、それよりも何よりも、彼らは目の前の人物の存在が不快でならなかった。

クラウドは鬱々とした気分で、テーブルに乗せていた手の人差し指で、コツコツとテーブルの表面を叩く。
苛々とした様子を隠そうともしないクラウドは、今直ぐにでもこの場を立ち去って、家に帰りたいと思っていた。
どうもセフィロスとは昔から反りが合わない上、同僚の青年を挟んで一悶着も二悶着もあり、且つ未だにその決着も着いていない(クラウドは白黒はっきりついたと思っているのだが、セフィロスがそれを認めようとしない)為、本音を言えば、仕事場でさえ出来るだけ顔を合わせたくない相手であった。
セフィロスの方もそれは同じ気持ちである筈なのだが、何故か彼は、今日に限ってクラウドを茶に誘い(罠かと思った)、サンドイッチセットを驕り(毒でも仕込まれているのかと思った)、その後大切な話があると言って、クラウドを解放しようとしない。
一応、職場の上下関係としては、セフィロスの方が先輩に当たる為、後輩であるクラウドは彼の言葉を無視する事が出来なかった。
が、いつまでも“大切な話”を始めようともせず、苛々とテーブルの下で爪先をコツコツと鳴らしている男を見ると、「やっぱり無視すれば良かった」と心の底から思う。

それでいて、先の台詞に対して、あの返し。
クラウドの元々短い堪忍袋の緒は、限界に達していた。


「なんなんだ、あんた。俺に話があるなら、さっさと喋ってくれないか」
「………」
「俺は今日は忙しいんだ。あんたの相手をしている暇はない」


─────今日は、クラウドの誕生日だった。
クラウドは、今日の仕事が終わったら、一年に一度のこの記念日を、存分に堪能するつもりだったのだ。
ノルマを終えたら真っ先に家に帰って、自分の帰宅を待っていてくれているであろう二人の恋人に、存分に祝って貰って。

クラウドには、二人の男の同居人がおり、彼らは両方とも、クラウドの恋人であった。
一人は年上で大学時代からの先輩で、もう一人は年下で、まだ成人もしていない高校生。
この二人はれっきとした兄弟関係で、クラウドはそんな二人を両手に抱くと言う、所謂“ふたまた”をかけている関係だった。
現在に至るまでの経緯には、色々と問題があった(今も問題は山積みだと年上の恋人は言うが、クラウドは気にしていない)ものの、現在は円満な関係に落ち付いており、幸せな日々を送っている。

二人の恋人は、先日から何かこそこそと計画を立てているようだった。
クラウドが職場で電話している彼らの会話を盗み聞きした限りでは、甘いものがどうの、欲しいものがどうのと言う会話が聞こえてきた。
この断片的な情報に加え、クラウド自身の誕生日が近い事に気付いて以来、クラウドは今日と言う日を今か今かと待ち望んでいた。

……だと言うのに、当日になったらこれだ。


(くそっ。くそっ。やっぱり無視すれば良かった。さっさと帰って、レオンの手作りケーキ食べて、スコールからプレゼント貰って、それから……)


いつも素っ気ない態度ばかりの年上の恋人だが、実はとても甲斐甲斐しく、世話焼きだ。
押しに弱い所があるので、クラウドが粘ってお願いすれば、「はい、あーん」位はしてくれるかも知れない。
常ならば絶対に受け入れられないお願いでも、今日がクラウドの“誕生日”である事を念押しすれば、きっと応じてくれるだろう。

気難しくて恥ずかしがり屋の年下の恋人は、本当はとても心優しく、甘えたがりだ。
プレゼントを渡す時、きっともじもじして中々差し出す事が出来ず、最後には真っ赤な顔で「つ、ついでに買っただけだ!」と自分の趣味のシルバーアクセサリーの話を持ち出して、照れくささを誤魔化しながらプレゼントを押し付けるに違いない。
それを受け取って、彼を抱き締めて「ありがとう」とキスをすれば、きっと彼は林檎のように真っ赤になるのだろう。

想像したら、余計に苛立ってきた。
早く帰れば、可愛い恋人達に囲まれて幸せな誕生日を贈れるのに、何が悲しくて大嫌いな男と並んでお茶をしなければならないのか。
大事な話とやらも一向に切り出そうとしないし、本当に時間を無駄にしている気がする。

2人分の苛立つ空気で、カウンターのその部分だけが刺々しい雰囲気に包まれる。
が、それを裂くように、ピリリリリリ、と甲高い携帯電話の着信音が鳴り響く。


「─────私だ」
「…あんた、せめてマナーモードにしろよ」


平然と携帯電話を取り出して通話を始めたセフィロスに、クラウドは棘のある声色で呟いた。
しかしセフィロスはそんな事は気にせず、電話相手と会話を続けている。


「…ああ、そうか。判った。……こういう事は今回限りにしてくれ。お前がどうしてもと言うから引き受けたが、正直間が持たん」
『────…、──……』
「そう思うのなら、今度、食事に誘わせてくれ。勿論、二人きりで。ああ、じゃあな」


食事に、と言う言葉を聞いて、クラウドの耳がぴくん、と反応する。

会社での成績も良く、顔も整っているセフィロスは、社内外問わずによくモテる。
彼に誘いの声をかけられれば、どんな女性でも喜んでついて行くだろう。
しかし、実際に彼が誘いの声をかける人物は決められており、その人は女性ではなく、れっきとした男で、セフィロスの同僚であり、─────クラウドの恋人である青年しかいない。


「あんた!なんでレオンと電話なんかしてるんだ!恋人差し置いてなんで!」
「お前に教えてやる義理はない」
「人を散々無駄な時間に付き合わせておいてなんなんだ、あんた!レオンもなんで俺じゃなくてあんたに電話なんかするんだ!」


そう広くはない喫茶店に、クラウドの悲痛な叫び声が響き渡る。
整然と肩を並べていた(少なくとも女性客にはそう見えていた)筈の男達の、突然の声を大にしての遣り取りに、他の客が目を丸くする。


「話をする気がないなら、俺はもう帰る。限界だ。帰ってスコールにはぐはぐして癒して貰う」


言って、クラウドは床に置いていた荷物を掴むと、すたすたと足早に喫茶店を出て行こうとして、立ち止まる。
くるりと方向転換したクラウドは、席に戻って伝票を取り、レジへと持って行った。
奢ると言われて食べたサンドイッチだったが、やはり天敵に借りを作るのは腹立たしい。

レジでサンドイッチ代を支払うと、クラウドは今度こそ店を出て行った。

また店内に静けさが戻る。
呆然としていた女性客たちが、なんだったんだろう、ひょっとして一人の女を取り合ってたとか?と好き勝手に囁く中、セフィロスは徐に手を上げて店員を呼んだ。


「ホットコーヒーを」
「ホットコーヒーひとつ。以上で宜しいですか?」
「ああ」


先程の騒がしさを気にしていないかのように、ウェイターは淡々と職務をこなす。
中々教育が行き届いた店だな、と感心しつつ、セフィロスは運ばれてきたホットコーヒーに口を付けた。

ほんのりと心地の良い苦味の中に、セフィロスはこの数時間、何度も堪えていた溜息を誤魔化した。

セフィロスとて、理由もなくクラウドと肩を並べていた訳ではない。
全てはセフィロスの片恋の相手であり、クラウドの恋人である男からの頼みがあっての事だ
彼は今朝の仕事始まりの挨拶の後、セフィロスを捉まえて「あいつに渡す誕生日プレゼントが決まらなかったんだ」と言った。
それから、いつも平静としている彼にしては珍しく、弱り切った表情でこうも言った。


『あいつの事だ。絶対に楽しみにしているだろうから、用意してやらないと後でヘソを曲げて面倒な事になる。だからセフィロス、悪いが、準備が出来るまでクラウドが帰って来ないように足止めしておいてくれないか?』


片恋の相手に、頼む、と律儀に頭を下げられて、断れようものか。
セフィロスはもう一度コーヒーに口を付けて、溜息を誤魔化す。

喜びそうなプレゼントが見付かった、と嬉しそうに、安堵していた電話越しの声。
合間に誰かと会話をしている声が聞こえたので、きっと彼の弟だろう────つまり、クラウドのもう一人の恋人だ。
公然と二股をして起きながら、その二人に揃って必死になって貰えている事を、彼の恋人は気付いていない。
それがセフィロスには、また腹立たしい。



(だが、まあ─────これで食事に誘える訳だから、悪い事ばかりでもないかもな)


だから今日だけは、腹は立つが、現恋人である彼に譲る事にする。
その代わり、明日は恋敵の目の前で、堂々と彼を食事に誘わせて貰うとしよう。






クラウド誕生日でクラレオスコ………んw?

うちのクラレオスコはいつでもクラウドが幸せなので、誕生日くらい逆に絶望送らせて貰いました(酷w)。
そしたら思った以上にセフィレオ要素が全面に。

幸せ甘々クラレオスコを期待した方はすみません(;´Д`)
この後、クラウドはちゃんとレオスコにお誕生日お祝いして貰えますよ!「あーん」とかもやって貰えるよ!
……だったらそっちを書けば良かったものを……(だっていつも幸せだからコイツ……)
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[レオスコ]微睡の誘い

  • 2012/08/08 22:31
  • カテゴリー:FF
8月8日でレオスコ!
レオン in ディシディアで既にくっついてるレオスコ。



秩序の聖域全体が、常よりもずっと静か────のような気がする。

昨晩、ジタンとバッツとティーダの襲撃を受け、夜遅くまでカードゲームに没頭していた所為で、寝付いたのは朝方になってからだった。
緊急時以外で寝汚い一面のあるスコールが、そんな状態で朝食の時間などに起きられる訳もなく、スコールは遅くまで睡眠を貪っていた。
朝昼の食事を抜いた事で、流石に空腹感を覚えたのが覚醒の切っ掛けになり、昼過ぎになってようやく目覚め、リビングへ向かうべく階段を降りたのだが、


(……誰もいない?)


いつもなら、リビングや外から聞こえて来る筈の、仲間達の声や気配が感じられない。
ウォーリアやセシルやクラウドといった面子は基本的に静かなので、声が聞こえない事も珍しくはないのだが、気配まで殺すような習慣はなかった筈。
探索や斥候、素材集めで出払ったのかとも思ったが、ホームベースを無人にするのは不用心だ。
スコールは残っていたが、深く眠っていたし、あの状態で控えとして数に入れる事はしないだろう。

少し集中してコスモスの気配を探ると、リビングに気配が一つ残っていた。
その気配が誰のものであるのか、ぼんやりと把握して、スコールはリビングの扉を開ける。
ぱっと見て無人に見える広いリビングの中で、仲間達の憩の場になっている窓辺のソファへと歩み寄ってみると、三人掛けのソファから長い脚が食み出ているのを見付けた。


「レオ、」


ソファに回り込んで、其処にいる人物の名を呼ぼうとして、スコールは口を噤んだ。

スコールとよく似たダークブラウンの長い髪と、額に走る大きな傷。
今は閉じられた瞼の裏側には、やはりスコールとよく似た青灰色の瞳があって、それはいつもスコールの事を柔らかな眼差しで見詰めているのだが、今は見られそうにない。


(────寝てる?)


薄く開いた淡色の唇から、すぅ、すぅ、と静かな寝息。
微かに上下する腹の上には、読んでいる最中だったのだろう文庫本が開いたままで置かれている。

スコールは膝を折って、眠るレオンの顔を覗き込んだ。


(……レオンの寝顔って、見るの、初めてだ)


スコールと同じように、幼い頃から傭兵として教育されてきたと言うレオンは、滅多に人前で眠らない。
パーティを組んで野宿をする時など、仮眠程度に意識を落として休息を取る習慣はついているそうだが、ティーダのようにぐっすりと眠れる訳ではないので、何か異質な気配を察知すると直ぐに反応する。
ホームである屋敷にいる時は、平時に比べて肩の力は抜けているようだが、それ程深い眠りにつく事は少ないそうだ。

スコールは、時折レオンと共に眠る事があるのだが、その時、必ずスコールの方が先に眠ってしまい、レオンの方が先に目を覚ましている。
幾らスコールの方が負担がかかっているとは言え、レオンも疲れていない筈がないのに────


(…って、俺は何を考えているんだ…!)


赤らんだ顔をごしごしと擦って誤魔化す。
誰もいなくて良かった、そしてレオンが眠っていて良かったと心の底から思う。

それにしても、とスコール改めてレオンの寝顔を観察する。
レオンは度々「スコールの寝顔は可愛いな」と言うのだが、レオンの寝顔も可愛い、とスコールは思った。
常に凛として落ち着きのある瞳が隠れているからか、常よりも随分と雰囲気が柔らかくなっているような気がする。
そっと手を伸ばして、指先を前髪に絡めて見ても目覚める様子がなかったので、随分と深い夢の中にいるらしい。

……レオンは、どんな夢を見ているのだろうか。
寝顔は穏やかなものだから、きっと悲しい夢や辛い夢ではないのだろうけれど、ジタンやバッツやティーダのような楽しげな、且つテンションの高い夢を見るようなイメージが浮かばない。
ではどんな夢を見そうなのかと言われると、スコールもあまりそれらしいものは思い付かなかった。
ただただ、夢を見ない程の深い眠りの中にいるような、思い付くのはそれ位のものだ。


「………、」


ふ、と零れたレオンの吐息に、スコールは慌てて彼の髪に絡めていた手を引っ込めた。

レオンは居心地の良い場所を探すようにごそごそと身動ぎしていたが、ソファの上でまともに寝返りが出来る訳もない。
結局、仰向けから横向きになっただけだったが、一応落ち着く事は出来たらしく、腕枕にしてまたすぅすぅと寝息を立てる。


「……あ、……」


レオンは、スコールのいる方へと体を向けて眠っていた。
それだけで、仰向けになっている時と大して距離は変わっていないのに、スコールは心臓が煩く鼓動し始めるのを感じた。

─────褥を共にした翌朝、目覚めて一番に、自分を覗き込むレオンと目を合わせる事がある。
青灰色がじっと自分を見ていると気付いたら、寝起きの悪い筈のスコールの睡魔はあっと言う間に吹き飛んでしまう。
あまりに近い距離に、何をしているのかと聞いたら、「寝顔を見てた」と彼は言った。
その時は恥ずかしさで沸騰したスコールだったが、こうしてレオンの寝顔を見ていると、少しだけ、彼の気持ちが判るような気がする。

起こさないように、起こさないように、息を殺して。
ゆっくりと顔を近づけていくと、ぴく、とレオンの瞼が微かに震えて、スコールは慌てて背中を伸ばして距離を取る。


「……………」
(………起き、ない)


瞼は持ちあがらない、青灰色も見えない。
唇からは、小さな寝息が零れるだけ。

逃がした頭をもう一度近付けて行く。
自分が何をしているのか、判っているようで、判らないようで、そんな事を考えていられるような余裕もなく。
ただ誘われるようにゆっくりと、そっと、──────唇を重ねる。


「………ん、…」
「───────………っ!」


ばっ!とスコールはレオンから顔を話して、掌で唇を抑えた。
ほんのりと残る柔らかな感触に、スコールの顔が沸騰したように赤くなって行く。

唐突にその場にいる事が出来なくなって、スコールは立ち上がると、足早にキッチンへと駆け込んだ。


誰もいなくて良かった。
誰も見ていなくて良かった。
レオンが寝ていて、良かった。

煩い鼓動と、熱くなった体は、また当分、元に戻ってくれそうにない。



同じ頃、ソファの上で同じように赤くなっている青年がいた事を、彼は知らない。





何やってんだ俺って自分の行動に後で赤くなってるスコールと、実はずっと起きてて、何あの子びっくりした可愛いって悶えてるレオンでした。
寝顔にちゅーって可愛いな。きっとレオンも同じことやってると思うよ、スコール。

レオスコだけど、うちの二人はゆりっぷるです。
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[8親子]親心子知らず、子心親知らず

  • 2012/08/08 22:27
  • カテゴリー:FF
8月8日で8親子!
ラグナパパとレオン(25)とエル(21)とスコール(17)。
絆シリーズとは別物で現代パラレル風味です。




「スコールが冷たいよぉおお~……」


一杯目の酒を飲み干し、深々と長い溜息を吐くなり、そう言ってぼろぼろと泣き出した父に、レオンは仕様がないなと溜息を一つ。

今年で17歳になったレオンの弟───ラグナにとっては次男───であるスコールは、思春期真っ盛りと言う奴だ。
最も気を許せる存在である筈の家族に対して、何かと厳しい態度を取ったり、頻繁に天邪鬼が顔を出したり、判り易い所で言えば勝手に部屋に入られる事に激しく怒ったり、と言う具合だった。
特に異性に対しては敏感になる年頃なので、幼い頃からの習慣であった筈の、姉が自分の部屋を掃除しに来ると言う出来事にさえ、過敏に反応するようになった。
しかし、スコールが厳しく当たるのは、専ら父であるラグナに対してのみで、兄であるレオンと、姉のエルオーネには常と変らない態度で接している。
そうした温度差が明白である事が、子煩悩な父には寂しくて堪らないのだ。

レオンは手元のグラスを口元に運んで傾けた。
透明色のアルコールがゆっくりと喉を通り、胃に沁み渡って行くのを感じながら、レオンは突っ伏して泣きじゃくる父の頭を撫でた。


「仕方ないだろう、そういう時期なんだから。な?」
「そうだけどよ~。寂しいんだよーはぐはぐしたいよー。スコールにちゅーしたいよー」


しくしくしく、と滔々と泣きながら訴えるラグナに、俺に言われても、とレオンは思いつつ、本人には尚の事聞かせられない台詞である事は重々判っていた。


「あーあ……小さい頃は、おとーさんおとーさんって、俺にくっついてたのになぁ……」


兄姉弟の末っ子であった所為か、幼い頃のスコールは、とても甘えたがりで寂しがり屋だった。
片時も兄姉から離れまいとし、父に抱き上げられ、抱き締められるのも大好きで、何かと抱っこやおんぶをねだったものである。
確り者の長男と、利発な長女の後に生まれた甘えたがりの末っ子を、ラグナはこれでもかと言う程に溺愛していた。
勿論、彼は長男と長女の事もとても愛してくれたが、やはり一番小さく、弟も泣虫な気質であった事も手伝い、一際手をかけてやる傾向があった。

そうして父兄姉の愛を一心に受けて育ったスコールだが、生来の人見知りは治らないままであった。
子供の頃は、知らない人間に見詰められるだけで怖がって泣いていたのが、成長に伴い、泣かない代わりに「無愛想」と言われる仏頂面が目立つようになっていた。
人見知りは人間嫌いにも近しいものになり、家族と特定の人物以外とは目も合わせようとしない。
それでも、最近は同学年の新しい友人も持てるようになり、過度の人見知りであるスコールがクラスで一人ぼっちになってはいないかと密かに心配していたラグナも、もっと安心する事が出来たのだが、それと入れ替わりに、彼は父親を拒絶するようになった。
思春期特有の一時的な反応である事は、長男と娘を育てた経験として理解しているつもりのラグナだが、やはり愛する子供に「近寄るな」と言われる寂しさと言ったら。

ぐすん、と鼻を啜ってテーブルから起き上がったラグナの顔を見て、レオンは眉尻を下げる。
涙に鼻水とで顔をくしゃくしゃになっている父に、レオンは無言でティッシュの箱を差し出した。
ラグナは箱から数枚分のティッシュをまとめて引っ張り出すと、ぢーん!と派手な音を鳴らして鼻を噛む。


「…なぁ、レオン。もうスコールが俺に笑いかけてくれる事はないのかな…」
「なんだ、随分ネガティブだな。父さんらしくもない」
「……だってよぉ~!」


うわーん!とまたテーブルに突っ伏して泣き出した父に、今日は一段と酷いな、とレオンは思った。

スコールが思春期に入って以来、親子の酒盛りの席でラグナがこうした愚痴を零すのは、珍しくなくなっていた。
いつも明るく楽しく、子供のように振る舞っている反動のように、おいおい泣いて気難しい末っ子について頭を悩ませる。
レオンは、それを適度に聞き流しつつ、落ち込んだ父の思考を上手く上昇させるようにと努めていた。

ラグナのグラスに酒を注いで、まあ飲め、とレオンは言った。
ラグナはぐすぐすと鼻を啜りながら、グラスを取ってちびちびと飲んで行く。


「大丈夫だよ。今は丁度、ああいう時期だっていうだけだろ?」
「だと良いんだけどさ。なんか今日、決定打って言うか、さんぎょうはん叩き付けられたって言うか」
「……三行半だな。何を言われたんだ?」


父の恒例の言葉間違いを訂正しつつ、レオンは訊ねた。
ラグナは、ずーんと落ちて人魂を飛ばしながら、小さな声で答える。


「……ラグナって、呼ばれた……」
「……それだけか?」


答えを聞いて、そんなに落ち込むような変化だろうかと、思わず聞き返したレオンに、ラグナが目尻一杯の涙を浮かべて詰め寄った。


「それだけって!酷いぞレオン!ちょっと前までパパーって呼んでくれてたのに……!」
「あ、ああ、悪かった。それで?他には?」
「ご飯の用意したぞーって呼びに行ったら、後で一人で食べるって言うし!お風呂一緒に入ろうって誘ったら、やっぱり後で一人で入るって言うし!スーパーのクジ引きでライオンのぬいぐるみ当たったから、スコールに上げようと思って持って行ったら、なんか凄く冷たい目で睨まれたし!」
「……夕飯や風呂は、宿題をしていた所だったんだろう?区切りの良い所までやりたかったんじゃないのか。ぬいぐるみは、もう17歳なんだし、貰って喜べるものでもないだろう……」


呆れ交じりに、父を宥めたレオンだったが、ラグナは「いいや!」と勢いよく顔を上げる。


「レオン、知らないか?スコールって今でもぬいぐるみ大好きなんだぞ。ベッドの枕元にぬいぐるみおいてあるだろ。スコール、たまに寝ながら抱っこしてるんだぜ~。その時の寝顔が、もう超可愛くってさ~」


でれん、と頬を染めてにこにこと嬉しそうに語る父に、泣いたカラスみたいだな、とレオンはこっそり考えながらグラスを傾ける。

スコールの部屋に、幼い頃にずっと抱いていたぬいぐるみが今も置いてある事は、レオンもエルオーネも知っている。
成長したようで、寂しがり屋は相変わらずな弟を可愛く思うのはレオンも同じだが、17歳にもなってぬいぐるみなんて、とスコールが考えている事は予想が出来たし、それは敢えて触れないべきだと、兄姉は見ない振りをしていた。
それなのに、父が(例え愛情の表れであるとは言え)これみよがしに愛らしいぬいぐるみを持って「スコール、ライオンさん好きだろ?スコールの為に取って来たんだぜ~!」などと言って来たら、“幼年期の自分の言動=黒歴史”と言う方程式が問答無用に成り立つ年頃の少年が憤怒するのも無理はあるまい。
ラグナの事だから、「スコールってライオンのぬいぐるみ好きだったな、今もぬいぐるみ抱っこして寝る事あるし、プレゼントすればきっと喜んでくれるぞ!」と思ってスコールに見せに行ったのだろうが、完全に空回りしている。

─────と言う事を全て口に出して伝えたら、ようやく上昇したラグナの気分はまた落ち込んで行くだろうから、レオンはアルコールを喉に通して、出かかった言葉を飲み込んだ。
ほんのりと胃の中が熱くなって行くのを感じながら、スコールの寝顔について、頬を赤らめながら楽しそうに語る父を見て、


(……………あ)


ラグナの後ろには、リビングと廊下を繋ぐ出入口がある。
ドアを締め切ってしまうと、空気が篭って蒸し暑くなるので、其処は開けっ放しになっているのだが、


「……父さん、後ろ」
「ん?なんだ?オバケでもいるのか~?」
「……オバケの方がまだマシかもな」


へらへらと楽しそうに笑うラグナに、レオンは頬杖をついて呟いた。
青灰色が哀れむように方が細められたのを見て、ラグナはきょとんと首を傾げる。
いいから後ろ、と指を差して振り返るように示すと、ラグナはグラスを口に当てながら振り向いて、

其処に佇んでいた少年を見て、ブハッ!と吐血宜しくアルコールを噴射した。


「…………………」
「………………………………」


ぽたぽたと噴き出したアルコールを床に滴らせる父を、冷たい瞳で射抜く少年─────スコール。
二階の自室で課題を片付けていた筈の彼の手には、寝間着に使うジャージがあった。
今晩の勉強は終わりにして、風呂に入って眠ってしまおう、と思って降りてきた所だったのだろう。

なんというタイミング、とレオンはフリーズしている父を哀れに思いつつ、二人が動き出すのを待つ。
上半身を捻って振り返った姿勢で完全に停止しているラグナに対し、スコールは仁王立ちでぷるぷると震え、


「ラグナの馬鹿!!あんたなんか嫌いだ!!」
「え゙っちょっスコールぅううううう!!!」


家中に響くのではないかと思う程の声で叫んだ後、スコールはどたばたと騒々しい足音と共にバスルームへ駆け込んだ。
蒼白になったラグナが慌てて後を追うが、脱衣室には確り鍵がかけられていたようで、「スコールごめんって~!」とドアの前で土下座している。

レオンは一つ、深い溜息を吐いて、手元のグラスを口に運んだ。
ラグナに対し、それだけは言ってやるなと、レオンとエルオーネで弟に散々言い含めた言葉が出て来てしまった。
息子娘が何より大切で、目に入れても痛くない程のラグナにとって、息子娘に嫌われるのは、この世の終わりを意味している。
例え言った本人が本気で思っての言葉ではないとしても、父には死刑宣告に等しい重さなのだ。


(後でスコールには言っておかないとな……)


そう思いつつも、口煩くはしないつもりだ。
思春期で気難しい年頃でも、父が男手一つで一所懸命に自分達を育ててくれた事はきちんと判っているし、何も本気でラグナの事が嫌いになった訳ではない。
あれは恥ずかしさで頭が沸騰して口走ってしまっただけだから、きっと風呂に入っている間に落ち付いて、「酷い事言った…」と自己嫌悪に陥るに違いない。
だからレオンがスコールに言うのは、叱る事よりも、宥めて慰めてやる事が主だった。

でも、気難しくて優しい弟を慰める前に、子供のように真っ直ぐ過ぎて空回りしている父を慰めてやらなければ。

─────トントン、と階段を下りて来る音が聞こえた。
レオンが顔を上げると、眠そうに目を擦りながら、ストールを肩に羽織ったエルオーネが立っていた。


「さっき、スコールの大きな声が聞こえた気がしたんだけど…」
「ああ……あの通り」


開け放ったままのドアの向こう、バスルームの前で通路を塞いで土下座して、賑やかにしている父を見て、エルオーネは凡その経緯を察した。


「スコールが父さんを“嫌い”って言ったんだ」
「…またスコールが恥ずかしがるような事言ったのね」


くすくすと眉尻を下げて笑うエルオーネに、その通り、とレオンは頷く。

全く、仕様のない父だ。
でも、大事な時にはとても頼りになるし、子供達の為に精一杯頑張ってくれる事も、子供達は判っている。
その頑張りは、大抵、小学校の運動会の父兄リレーで張り切り過ぎて、終盤のカーブに盛大に転んで最下位になってしまう位、空回りしてしまうのだけれど、その一生懸命さが子供達にとっては愛おしい。

反応のない末っ子に、すっかり落ち込んで返って来た父に、レオンとエルオーネは顔を見合わせて苦笑した。




息子娘が大好き過ぎるパパ。しかし末っ子は思春期真っ最中。
だいじょーぶ、末っ子が爆弾落しても、おにーちゃんと娘が慰めてくれるから。翌日からはまた末っ子に構いまくります。

折角だからレインさんもご存命で皆できゃっきゃしてるの書けば良かったかな……とちょっと反省している。
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[クラスコ]遠くの空に願うよりも

  • 2012/07/08 00:29
  • カテゴリー:FF
78デイなのでクラスコ!一日遅れの七夕ネタで!





7月7日が七夕だと言うのは、本来は、旧暦────太陰暦を指してのものだと言う。
太陰暦の7月7日は、太陽暦で言えば8月の上旬~中旬に当たり、成程、この時期ならば確かに空もよく晴れている事であろう。
7月7日など、また梅雨明けを終えていない地域も多いのに、どうやって全国で天の川銀河の観察が出来ようか。

………と言った雑学の切れ端を披露した所で、


「だから今日は七夕じゃない。だから行かない」


手元の本から顔を上げる事すらせず、きっぱりと言った少年に、クラウドは溜息を一つ。

ロマンチストな気質ではないと自覚しているクラウドではあるが、かと言って、ロマンチシズムを一つも持っていないのかと言われると、そうではないと自分でも思う。
特別好んでいる訳ではないけれど、古来より語られている神話や伝説を、「下らない」の一言で切って捨てる程、冷めている訳でもないのだ。
だから、恋人同士の記念日に執心している事もないが、時間があれば、機会があれば────と思う事はある。
一年に一回、待ちに待った逢瀬に心を躍らせる天上の恋人達にあやかってみたい、とか考えたりする事だって、あるのだ。

しかし、そんなクラウド以上に、年下の恋人はとても現実的である。
先述の“七夕の7月7日は、正確には今日ではない”と言った話も、そうした一面から出てきたものなのだろう。


「……そうか」
「……ん」


なんとか出した言葉に対して、スコールはとても短い返事。
いや、視線は相変わらず本の文字を追っているので、返事ですらなかった。
音が聞こえたから反応した、ただそれだけの事。

そうか、ともう一度クラウドは小さく呟いて、頭を掻いた。
2人暮らしで質素な、最低限のものしか置かれていないリビングに、夕暮れの光が差し込んでいる。
それはスコールが座っているソファの後ろにある窓から滑り込んで来ていて、お陰で、スコールの頭の影が、彼が手に持っている本に落ちている。
視辛くないのだろうか、とクラウドは思ったが、スコールは其処から動くつもりはないらしく、じっと文字を追い続けている。

─────誘い方が悪かったのだろう、とクラウドは分析する。
天体が好きな訳でもないし、遠出が好きな訳でもないし、人ごみなんて何よりも大嫌いなスコールに、七夕祭りなんて魅力も何もあったものではなかったのだ。
祭りと言ってもごくごく小さなもので、近所の神社に人が集まり、笹に願い事を書いた短冊を提げるだけ。
けれど、由緒正しいお祭りらしく、毎年そこそこの人が集まって来る為、近頃はそれをアテにした屋台も見かけるようになった。
数年前の、近所の人達が集まるだけの七夕祭りならともかく、人影の増えて来た最近の七夕祭りに、スコールの重い腰が上がる筈もなかったのだ。
誘うのならもっと上手く、「ちょっと出かけないか」とか「コンビニ行かないか」とか、そうした言葉を選ぶべきだった。

気難しい恋人の素っ気ない態度に、ひっそりと寂しさを感じつつ、クラウドはソファに片足を乗せて、窓のカーテンを閉めようとした。
が、留め具にまとめられていたカーテンを開こうとして、其処に絡められている糸を見付ける。


「……?」


なんだ、と思ってカーテンをずらすと、細長い何かがタコ糸で括りつけられ、窓の向こうにひょこりと頭を出している。
西日の眩しさが目に慣れた頃になって、クラウドはようやく、其処にあるものが、今日に相応しいもの─────笹である事に気付く。

こんなもの、家にあっただろうか。
考えてから、なかったよな、とクラウドは思う。
家にないから、毎年、七夕祭りの日は神社に出かけるのが習慣になっていたのだ。


「スコール、この笹─────」


どうしたんだ、と聞こうとして、出来なかった。
すっくと立ち上がったスコールが、すたすたと速足でリビングを抜け、自室に篭ってしまったからである。
益々、どうしたんだ、と思いつつ、クラウドは窓から顔を出している笹を見る。

笹の先端には、ひらひらと細長い紙が揺れている。
短冊である事は判ったが、誰の物だろう、とクラウドは一瞬首を傾げた。
普通に考えれば同居人である恋人のものであるのだが、スコールはこういったものに自ら手を出す事は少なく、毎年の七夕祭りも、誰かが誘えば一緒に行く、程度のものだった。
そんなスコールが、自分で笹を買って、短冊を書いて吊るした、とは、中々想像がつかなかったのである。

クラウドは、カーテンの留め具に括り付けられていたタコ糸を解いて、窓から顔を出していた笹を回収した。
一緒に取り込んだ短冊を手に取って、裏返っていたそれを表に戻し、


「──────……なんだ、」


書かれている文字を見て、クラウドは小さく笑みを零して、全てを思い出して、理解する。

毎年のように出かけていた、神社での七夕祭り。
スコールはその祭りに、必ず誰かと一緒に行くのだが、その相手はクラウドであるとは限らない。
クラスメイトのティーダや後輩のジタン、姉であったり父であったり、────クラウドも其処に加わらせては貰うけれど、二人きりで祭りに行った事は、今までなかったと言って良い(スコールが幼い時分を除けば、であるが)。
その方が、人ごみ嫌いのスコールも気が紛れるので、クラウドも吝かにはしていなかった。

けれど、どうやらスコールは、そういう訳でもなかったらしい。

クラウドは、ソファを下りると、笹と短冊をテーブルに置いて、スコールの部屋に向かった。
ドアを開けると、ベッドに突っ伏して丸くなっている少年がいる。
昔からスコールが拗ねている時の仕草だと、クラウドは知っている。


「スコール」


名前を呼ぶと、スコールの頭が微かに揺れたが、彼は動こうとしない。
構わず、クラウドはスコールのベッドに乗った。

シーツに顔を埋めているスコールの頭を撫でて、赤くなった耳み顔を寄せる。



「今年は二人で、七夕祭り、すればいいよな」



天上では、一年振りに逢う恋人達が、二人きりで仲睦まじく過ごすのだ。
だから今年は自分達も、二人きりで過ごしたって良いだろう。

──────素直になれない恋人が、小さな紙切れに精一杯書いた願い事を、叶えてあげる為に。





なんかこのクラウド、大人だな……
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ソラ×レオン萌え

  • 2012/07/07 22:13
  • カテゴリー:FF
最近ソラ×レオンがマイブームです。
と言う訳でソラレオ語りを畳んでおきます。ソラが可愛くないので覗くつもりの方はご注意を。エロも語るよ!

先に言います。全国のソラファンに全方位土下座<(_ _)>ごめんなさい!!!!


ソラ×レオン萌え

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